ひなたぼっこ ~笑う門には福来たる~

未婚シングルママの子育て奮闘記

社会復帰と乳腺炎

2008年04月18日 | 乳腺炎&卒乳

仕事をはじめて、最初の数日間は当然のごとく研修。

営業職だったので商品知識をつけるための研修だった。
研修中はよかったが、1週間の研修を終えてからというもの、
辛い日々が続いた。

以前からずっと営業だったため、
仕事自体にはあまり抵抗はなかったが、
そこの会社はノルマが厳しく、
獲得できるはずのないノルマを設定されていた。

しかも、ノルマ達成できなければ、営業の諸手当もでないという。

以前から営業・・・とはいえ、お気楽な、ノルマも無いに等しいような
会社だったので、楽をしすぎていたのかもしれない。

しかも、飛び込み営業だったので、何十件も訪問しても、
話も聞いてもらえず冷たく追い返され(本物の営業の方であれば、
そんなの当たり間かもしれないが、なんちゃって営業の私には辛かった)、

ノルマの達成なんて絶対に無理って状況だった。

さらに、入社したてで研修もあり、スタートが遅かった私にも、
他の社員と同じ数字を求められて、
朝から数字数字とプレッシャーをかけられ、
そうこうしていると、保育園からのお迎えコールが・・・。

上司に言うと、あからさまに嫌な顔をされ、
甘ったれの私にとっては、かなりのストレスだった。

ストレスのせいか、ぼっちゃんの前でも笑えなくなっている自分がいた。

ある日、夜中に異常な寒気で目が覚めた。
5月で、もう温かい時期だったので、
ぼっちゃんに薄着をさせていたため、
これはぼっちゃんも寒かろう・・・と、
お布団を余分に掛けて寝たが、それでも震えるほど寒い。

『今日は妙に冷えるなぁ』と思いながら眠りにつき、朝を迎えた。
朝起きても寒い。これはなんだか様子が違うと思い、
熱を測ってみると39.5度

『あれっ熱がある。でもどこも具合悪くないし・・・』
と、熱の原因が全く分からなかった。とりあえず、
へんな病気だといけないのでぼっちゃんを保育園に送った後、
内科に行った。

すると、『風邪等の症状は全くないですね。どこか体に痛みとか、
いつもと違うところはないですか?』

と聞かれ、『そういえば、おっぱいがちょっと痛いかも・・・』と言うと、
おっぱいを見て

「乳腺炎ですね。少し赤く腫れてるし、
普通はすごく痛いはずだけど、
痛みはないの!?」

とびっくりされた。私もびっくりした。

病院では炎症止めと抗生物質を処方されたが、
何かの本で、
『乳腺炎の時、むやみに炎症止めなどを飲んで抑えてはいけない』
と読んだことがあった気がして、その足で近くの大きな図書館に行き、
"おっぱい110番"という本を借りた。

すると、桶谷式のおっぱいマッサージをしているという、
その本を書いた先生が、ウチのすぐ近くにいることがわかった。

すぐに電話してみると、
「通常は予約していないと、いっぱいで空いていないが、
乳腺炎となると話は別。すぐに来なさい」といってくれた。

言いたいことを歯に衣着せずに言う先生で、
おっぱいマッサージをしながら

「仕事始めたら、ちゃんと3時間おきに搾乳しないと、
おっぱいがたまって乳腺炎になるっていうのはあたりまえでしょ。
これから、ちゃんと夜中も起きて、
3時間おきにおっぱいを飲んでもらいなさい。
仕事の時にはちゃんと絞りなさい。
そして何より食事に気をつけなさい。
乳腺炎が治るまでは、動物性タンパク質は摂ったらダメ。
そしてキャベツで湿布して、1時間おきに変えなさい。
ちゃんと守って、おいしいおっぱいを飲ませてあげなさい。」

というようなことを、厳しくビシッと言われた。

乳腺炎が治るまでとりあえず毎日通うことになり、
ちゃんと言われたことを守っていなかったら、
「ちゃんと言ったことをしてないでしょ?黙っててもすぐにわかるのよ。
治す気がないのなら、もう来なくていい」と、怒られます。

厳しいけど、厳しさの中に優しさがある先生だった。

おっぱいマッサージ(桶谷式は、不思議と全然痛くない)を受けながら、
一人で産んだ経緯や今の仕事のこと等、
先生といろんなことを話していた。


「乳腺炎になる原因として、ストレスもある」

というのをそのときに聞いて、
『ストレスで乳腺炎になったり、
ぼっちゃんの前でも笑えなくなったりしてまで
仕事を続けていくのは本末転倒だな。
仕事がなければ生活できないけど、
今の自分に一番大事なのはぼっちゃんだ。
辞めて別の仕事を探そう』
と決心した。

新しい仕事を始めてまだ1ヶ月足らずだったので、
情けないとも思ったが、幸運にも、すぐに新しい仕事も見つかった。

今の会社は"子育て応援"をうたっている企業で、
子供の病気などにも理解のある上司(女性)なので、
今となっては前の会社を辞めて正解だった。

私がhappyでなければ、子供にも伝わる。
やっぱり、子供一番に考えないとね。







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