フランクミューラーのお品物 分解掃除のご依頼です
2針 ロングアイランドです
独特の文字表現は目を引きます
フランクミューラー公式ホームページにロングアイランドの説明がありましたので引用します。
ココから
LONG ISLAND COLLECTION
「ロングアイランド」コレクションは、アメリカのニューヨーク州にあるロングアイランド島の華やかさとエレガンスからインスピレーションを受けています。1920年代、アメリカ経済は大繁栄を遂げ、そのころマンハッタンに住む裕福なアメリカ人は週末になるとロングアイランドの別荘で過ごしていました。ロングアイランドは、同時代に栄えた芸術的なスタイルからもたらされた、さまざまなインスピレーションを、フランク ミュラー独自の美意識で表現し誕生しました。
1992年に鮮烈なブランドデビューを飾ったフランク ミュラーが、世界各地を周り展示会や顧客とのパーティを開催していた頃、ニューヨーカーの時計コレクターがロングアイランドに所有する別荘に呼ばれました。「彼が、摩天楼だらけのマンハッタンにいる時とは打って変わって、とてもリラックスした雰囲気になっていることに気づきました」フランク ミュラーはその様子を直感的に感じ取り、スピードが速いマンハッタンの摩天楼と、対照的なリラックスした美しい街並み、ふたつの要素を兼ね備えた新しい時計を作りたいと思い、アメリカン・アールデコを源泉とするデザインを考えはじめたのです。
彼の目に留まったのは、ニューヨークからロングアイランド島にかかる大きく旧い橋でした。そのデザインや構造からみるに、おそらく、20世紀初頭に築かれたであろう橋を渡り、喧騒のマンハッタンからロングアイランドのカントリーサイドまで行くと、大きくて素晴らしい家が建てられているエリアがありました。
大きくて旧い橋、そして、優雅な雰囲気に包まれた別荘地に巡り会い、腕時計のインスピレーションが浮かんだのです。それは、1910年から1925年ぐらいのアールデコ様式であり、湾曲させたレクタンギュラーのフォルムで、小振りのサイズ、文字盤全体の雰囲気はクラシカルで、というインスピレーションでした。
世界中に顧客を持ち、常に旅をするフランク ミュラーは、旅の思い出や人々との会話から閃きを得ることで、新作のアイディアとなっています。その瞬間に、どのようなムーブメントを入れるべきかということまでイメージしている彼にとって、新たなる閃きをアウトプットするのに時間はあまりかかりませんでした。スケッチをもとにベーシックな1号機を1年かけて完成させ、数々の試行錯誤を経て、2000年に「ロングアイランド」コレクションは「トノウ カーベックス」に次ぐシグニチャーモデルとして発表されます。
THE FRANCK MULLER DESIGN
こうして誕生した「ロングアイランド」は、そのデザインの全てにフランク ミュラー自身がFRANCK MULLER DESIGNを注ぎ込んでいます。
ケースフォルムは、長方形をベースに曲線美が象徴的に採用されています。横から見ると弧を描く縦長ケースは、着想を得た橋のイメージを表現するだけでなく、人間工学の視点から見た着け心地の良さを追求し開発されました。フランク ミュラーを象徴する“3次元曲線”を継承する曲線は、マスキュランな印象になりがちなスクエアフォルムを、見事に官能的な美へと導いています。
文字盤全体に広げたビザン数字のデザインは、視認性を高め、一目見てフランク ミュラーだと分かる個性を前面に押し出しました。ケースの角にくる数字の一部を角形に改良することで、長方形のフォルムにぴったりと収まり、ロングアイランドの華やかなアイデンテティにも合致したのです。
「ロングアイランド」が持つデザイン美の随所に、フランク ミュラーの審美眼を感じることができるでしょう。そのDNAは“唯一無二”であるということ。複雑時計においても“世界初”、“唯一無二”であることを突き詰めた天才時計師フランク ミュラーは、デザイン面においても、モダン、クラシック、アールデコのようなカテゴリを必要としない、「これはフランク ミュラーのデザインだ」といえば誰もが納得する時計づくりに到達しています。
ココマデ
「橋」が重要な要素だったようです。
ケースから外した状態ですが、文字板自体もカーブしています
ムーブメントはETA956.032です
これから修理します。