定番の素晴らしさ！静岡の銘酒「喜久醉」味ノッテマス！！

昨日は
久しぶりに稲武へ。



秋晴れが気持ち良く
バイカーには最高の季節です。

本日は中秋の名月。

昨晩は美しい月夜でしたが、
本日の名古屋の予報は曇り。

今宵も
美しい名月が拝めるといいのですが・・・

さて、本日は、
そんな美しい月を
お酒として表現したような美しき作品、

静岡・藤枝の青島酒造さんの銘酒
「喜久醉（きくよい）」のご紹介です。


まさに「シンプルイズベスト」。

限定品のご紹介に追われ、

なかなか定番品の魅力を
伝えきれていないのは反省です。

定番品をご紹介していく上で
絶対欠かせない存在。

杜氏：青島傳三郎さんのモットーは
「普通酒から大吟醸まで一貫した丁寧な造り」。
「定番酒を安定した酒質で出荷する」。

私自身も
最初に衝撃を受けたのが、

普通酒、特別本醸造のクオリティの高さ。

いまでこそ
私の味わいの指標の一つと言える
「喜久醉　特別純米」がメインですが、

どのグレードの作品も
必ず納得いく味わい。

抜群の安定感を誇る蔵元さんです。



「喜久醉　特別本醸造」は
麹：山田錦６０％、掛：６０％精米。

完全に本醸スペックを超えた、
素晴らしいクオリティを誇る
プチ吟醸と呼べる特別本醸造です。

瑞々しい穏やかな果実香、

静岡酵母がもたらす
優しい甘みを感じる上品な旨味、余韻。

信じがたいコスパを誇る、
日本を代表する本醸造の一本です！



絶対的ファンを持つ純米酒、
「喜久醉　特別純米」。

麹：山田錦６０％、掛：日本晴６０％精米。

まるで
静かな森の中の湖に
じわじわ広がる波紋の様に

上品な旨味の中に
凛とした佇まいを感じさせ、

出汁の様に滋味深～い味わい。

飲めば飲む程に
口の中でじわじわ旨味が広がり、

結局止まらなくなってしまう・・・！！

常温、ぬる燗も絶品。
とっても危険な純米酒です（笑）



「喜久醉　吟醸」は

酒米の王道「山田錦」を
贅沢に全量使用し５０％精米。

コチラも静岡酵母の特徴が
活きる上品な吟醸酒です。

その昔、
自身で飲むつもりの吟醸酒を
冷蔵庫で一年程保管してしまい、

その驚くべき旨さに感動したのを
今でも強烈に覚えています。

このお酒も４月に醸され
この９月までの熟により、

その上品な旨味が
たっぷり乗りつつあります。



「喜久醉　純米吟醸」も
酒米の王道「山田錦」を贅沢に全量使用し、５０％精米した

純大スペックな純米吟醸です。

穏やかながら
熟れた果実を想わせる上品な吟香。

この９月までに
熟が進み

本来の染み入るような
深く上品な味わいが充実しています。

この
どこまでも澄んだ味わいを活かし、

冷やからぬる燗まで
幅広い温度帯でお楽しみ下さい。

その少しずつ変化する表情は

まさに日本が生み出す
透明度と繊細さの極み。

インパクトばかりが
求められがちですが

日本が持つ、
本来の繊細かつ緻密な味覚を取り戻すには絶好の銘酒です。

心静かに
味ノリしつつある季節の味覚と合わせたい作品です。


●喜久醉　特別本醸造　　２５ＢＹ　　　　１．８Ｌ　　　２０００円
●喜久醉　特別純米　　　２５ＢＹ　　　　１．８Ｌ　　　２６００円
●喜久醉　吟醸　　　　　２５ＢＹ　　　　１．８Ｌ　　　３１００円
●喜久醉　純米吟醸　　　２５ＢＹ　　　　１．８Ｌ　　　３９００円
〈全て税抜きです。〉