能率技師のメモ帳 中小企業診断士&社会保険労務士のワクワク広島ライフ

マネジメント理論を世のため人のために役立てるために・・・経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

法律のカバチタレ!田島隆著 現場の法はシビアです!カバチタレ・・・文句を言う人たち

2012年12月29日 | 本と雑誌

「法律のカバチタレ!」 

田島隆著 ワニブックス 1300円+税


書棚を整理していて再発見した一冊。奥付は2003年4月です。

青木さんの漫画やテレビの影響で、行政書士の資格に注目があたった「カバチタレ」。

広島弁で「文句を言う人」という意味です。


連帯保証人、婚約破棄、自己破産、失火など、身近な事件を助言する行政書士が主役。

田島先生の人間臭く、泥臭いクライアントへのアドバイスは地に足がついた人生論です。


第1章 ゼニと証文のカバチタレ!

第2章 男と女のカバチタレ!

第3章 人事と労務のカバチタレ!

第4章 親と子どものカバチタレ!

第5章 日々の暮らしのカバチタレ!


田島さんの本を読んでいると、法律学と現実の法は違うなあ、というのが当時からの感想です。

そういえば、民法や商法は、今までの慣習を活かして制定されたものも多々あり、現実優先ということになっているのでしょうか?

法学部法律学科で学んでいた時、特に実体法には苦労しました。

刑法などは、犯罪を「構成要件に該当した、違法で、有責な行為」という切り口から考察していきます。

まさに哲学の世界です。


多少の人生経験を積んだ今、もう一度、法律を勉強してみるのも面白いかなあと感じた一冊でした。


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