とみしゅう日記

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2017年に観た映画:ベスト2

2018年01月05日 | 映画
タイトル 順位 感想
午後8時の訪問者 2 主人公の「普通さ」と「真っ当さ」に心打たれた。恋人や家族の影の薄さも、僕的には好印象。自分だったらどうするか? きっと同じようには振る舞えない。

2017年はベスト1が別格なので、この作品が実質的に「2017年のベスト」と言っていいです。

とにかく、主人公のジェニー(アデル・エネルという女優さん)が大好きです。

劇中では特に家族や恋人の存在は描かれず、かといって「孤独な人」という印象もなく、ごく普通に「自分の力で生きている人」という描かれ方をしていたのだ素晴らしかった。

ハリウッドでありがちな(ちょっと嫌味っぽいけど)「家族や恋人の力を借りて」困難に立ち向かう、という展開ではありません。

もちろん、彼女に手助けをしてくれる人もいるけれど、基本的にジェニーは自分で考え、自分で決断し、自分で行動する。

余談ですが、こんなにもスマートフォンを「普通に使いこなす」キャラは、他の映画ではあまり見たことないです。

タイトルどおりに、午後8時(クリニックの診察時間外)にクリニックを訪れた一人の少女がキーパーソンになります。

翌日、その少女は死体となって発見される。名前も身元も不明。

あのとき、自分が応対していたら、あるいは彼女は生きていたかもしれない…

その後悔がジェニーを突き動かすのです。

とはいえ、彼女は普通の医師。クリニックも、別の医師の代休で手伝っていただけ。

それでもなお、ジェニーは少女の身元を突き止めるために、積極的に動きます。

人が死んでいるとはいえ、物語全体は少しずつ、静かに進んでいきます。

その静かさ、力強さが、僕の胸にズンと響きました。どうしようもなく惹かれてしまった。

あの時、ああしていれば…

そんな後悔は誰しも抱えているのではないでしょうか。

ジェニーも、またそういう市井の人々のひとりなのです。

ラストシーンもこの映画らしく、実に淡々と、しかし希望を感じさせるものになっています。

僕らの生活はずっと続いていく。

そんな中で起きた、大きな出来事。

ほとんどの人は「仕方のないこと」と割り切ってしまうだろうけれど、ジェニーにはできなかった。

その強い決意は、しかし誰かに誇るためのものではなく、もっともっとプライベートなこと、「私が決めたこと」。

声高に何かを叫ぶのではなく、静かに、しかし確実に前に進んでいく。

とてもとても大好きな映画です。

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