四季折々

~感じるままに~

忘れな草

2018-04-06 14:20:01 | 写真・花

今、我が家の猫の額などで、ワスレナグサ(忘れな草、勿忘草)が咲いています。
名のせいか、少し憂いを帯びたように感じる可憐な花です。
つぼみや咲き始めは紫色のようですが、きれいな薄青色に変わります。














ワスレナグサはヨーロッパ原産の多年生植物だとか。
ただ、暑さに弱く花後に枯れてしまうことが多いので、日本では一年草として扱われているようです。
我が家のものは、昨年の株が残ったものと、こぼれ種で育ったものです。

ワスレナグサの語源は、つぎのような悲恋伝説にまつわるとのことです。
ドイツの騎士ルドルフは、ドナウ川の岸辺に咲くこの花を、恋人ベルタのために摘もうと岸を降りたが、誤って川の流れに飲まれてしまう。
ルドルフは最後の力を尽くして花を岸に投げ、“Vergiss-mein-nicht!”(僕を忘れないで)という言葉を残して死んだ。
残されたベルタはルドルフの墓にその花を供え、彼の最期の言葉を花の名にした。
このような伝説から、この花の名前は当地ドイツで Vergissmeinnicht と呼ばれ、英名もその直訳の forget-me-not である。
日本では、1905年(明治38年)に植物学者の川上滝弥によって初めて「勿忘草」「忘れな草」と訳された。
                                       (ウィキペディアフリー百科事典より)

コメント (2)
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