にゃんこな日々

ネコ風ライフをつらつらと・・・

【映画】『バルフィ!人生に唄えば』

2014年09月06日 | MOVIE
『バルフィ!人生に唄えば』BARFI!(2011年/ヒンディー)
監督:アヌラーグ・バス
出演:ランビール・カプール。プリヤンカー・チョープラー。レアナー・デクーズ。アーシーシュ・ヴィダヤールティー。

耳が不自由で言葉の話せない青年バルフィは、ある日町へやってきた一人の女性に一目惚れをする。彼女の後を追い、いきなり告白する。しかしその女性シュルティーには婚約者がいた。友達としてバルフィと付き合うシュルティーだったが、いつしかシュルティーはバルフィに惹かれていく。母に諭され、婚約者の元へ戻るシュルティー。失意のバルフィに追い打ちをかけるように彼の父親が病に倒れる。病院代を必要とするバルフィは、幼なじみの富豪の娘ジルミルの誘拐を思いつくが・・・。

まさかこんなサスペンスのようになっているとは思わなかった。町へ来たばかりのシュルティーに一目惚れするバルフィにはおいおい・・・と思ったんだけど、でもそのプロポーズがおしゃれだ。言葉が無くっても恋する気持ちは伝えられるんですよね。言葉を話せないバルフィの手話に字幕があるわけでもなく、手話をわかる人が訳すわけでもない。でもそれがすごく効果的に登場人物たちの気持ちを伝えているように思う。ジルミルもまた、自閉症のために多くの言葉を発しない。言葉ではなく本当に心で通じ合うバルフィとジルミルがすごく素敵だ。警官とバルフィの追いかけっこはまるで無声映画の喜劇を彷彿とさせる。楽しくて悲しくて心がほっこりする素敵な作品です。しかしびっくりしたのはジルミル役のプリヤンカー・チョープラー。上手いよなぁこの女優さん。と思って見てたんだけど、まさか『DON』のロマだったとは!素晴らしすぎます。
で、ちょっとネタバレ。










シュルティー。あなた何やってんの?(笑)。一度目バルフィから去っていくのはわかる。許そう。しかし・・・。自分の立場を考えようよ。元はと言えばあなたが原因じゃん。ジルミルとバルフィの間に入ってどうすんのよ。ラスト、こいつ耳の聞こえないバルフィに教えてやらないんじゃないかとヒヤヒヤしましたよ(笑)。で、その後、ジルミルがシュルティーとバルフィが近づかないようにする仕草に笑った。かわいいなぁ。
あとさぁ、ジルミルの父ちゃん。何バルフィをボコボコに殴ってんだよ。あんたが一番の悪人じゃないか!ま、ハッピーエンドだから許すとするか・・・。でもラストは『君に読む物語』じゃないか。

-2014.9.3 TOHOシネマズなんば-


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2 Comments

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僕も思いました(笑)。 (ヤマ)
2015-01-03 21:49:55
え?教えてあげないの?って(笑)。
けっこう引っ張りましたよねー。
で、
美人に免じて擁護してあげると、バルフィとジルミルが結ばれた後もなお傍に一緒に居つつ、三人で写っている写真のことごとくをジルミルの部分を折り込んで大事に持っていたのを『君に読む物語』のごとき旅立ちを見送って折戻すいじらしさにて赦されてもいいのではないかと(笑)。
Unknown (とめ)
2015-01-04 08:32:54
確かにあのシーン引っ張りましたよねぇ(笑)。あのまま教えないでいたらどうしようって思いましたよ。
あ、確かに写真ありましたねぇ。

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