にゃんこな日々

ネコ風ライフをつらつらと・・・

【落語】第69回新開地寄席

2013年01月23日 | 落語会
第69回新開地寄席(2013.1.20 新開地まちづくりスクエア)
-演目-
桂雀太さん「商売根問」
林家笑丸さん「のざらし」
桂梅團治さん「荒大名の茶の湯」
桂雀三郎さん「かぜうどん」

ボランティア参加4回目。もうすっかり身内です(笑)。
ところが今回は大ボスが法事のため欠席。前回鳴り物はこうやって出すんだよと教えてもらったはずがすっかり明日の記憶状態。とりあえずこんな感じだったけか?と外に出すだけ出す。ま、どっちみちきっちりしたセッティングは鳴り物担当の噺家さんがやってくれるだろうと、ただ箱から出しましたよ状態。(^-^; それでも「なんてぇ置き方してやがるんだ?」なんて思われちゃ嫌なんで、セッティングに現れた雀太さんに、すみませんいい加減な出し方で・・・ととりあえず声をかける。紐をくぃ~っとひっぱって調律するんだ。初めて見て感動。こういう普段見れないものが見られるのもスタッフの特権だね。

今回梅團治さん。笑丸さんが新開地寄席初出演ということで、なぜだか2階の会場にまずやってこられる。会場の下見かな。スタッフやっててもあまり演者さんと接することがないので、なんか不思議だった。梅團治さんのお弟子さん・・・あ、お名前聞かなかったっけ?あまりのそっくりさからするとどうやら息子さんはフライヤーのセッティング手伝って下さるし、笑丸さんもご自分フライヤー椅子に置くの手伝われるし、雀太さんはなぜだか2階の開場前の受付の椅子で寛いでるし・・・。一瞬スタッフと勘違いしそうだったよ。

今回の入りは八十・・・えっと八だったけ?九十いったんだったけ・・・ま、そんなとこ。100行かなかったのが残念だ。

桂雀太さんの「商売根問」。初めて聴くはずなんだけど・・・あれ?雀を酔わせて捕まえる?江戸っ子の雀も出てくる・・・鳥の部分は聴いたことあるぞ!と思って調べてみると・・・なるほど「鷺とり」と一緒なんですね。トリの部分だけが「鷺とり」で他の商売も出てくるのが「商売根問」。最後に出てくる「ガタロ」「尻子玉」を抜くってことでカッパのことだとわかりましたが、「代書屋」で所謂どぶさらいみたいな仕事をする人をガタロって言うって出てきててそっちで覚えてたものだから一瞬「?」ってなっちゃったよ。そっか・・・川で仕事するからガタロ。カッパの方が先なんだね。

続いては笑丸さん。かれこれ一年落語聴いてますが、お名前もお顔も全く知らなかった。(^-^; なんだかんだ言いながら落語家さんっていっぱいいるんですねぇ。笑顔のさわやかな方で、どんな落語をなさるんだろう?と思っていたら、なんか独特の声でイメージと違ってたので驚きました。いやあ、さわやかーな感じの落語をされるのかな?と思っていたもので・・・。(^-^; 上方の「骨つり」は二度ほど聴いたことがあったんですが、江戸バージョンの「野ざらし」は初めて。「骨つり」の方が好きかな。

梅團治さんの落語を聴くのは今回が二回目。「荒大名の茶の湯」という噺は初めてで、あまりきれいな噺ではないと聞いてはいたんですが・・・確かに(笑)。最初はただただおかしい・・・ところがだんだん汚くなってくる。しかも登場人物が実在の人物。豊臣秀吉の家臣「豊臣七人衆」というんだから、壮大で汚い(笑)。加藤清正なんて最低です。でも面白かった!きれいな噺ではないけどお下劣じゃないからよかった。汚い?と聞いて一瞬嫌な予感してたんですが、こういうのだったらOKです。

トリの雀三郎さんは「かぜうどん」。これ生で聴くのは初めてなんですが、以前WOWOWの特番で枝雀さんのを聴いたことがあるんですよ。そして演者は枝雀さんの御弟子さんの雀三郎さん。期待度MAX120でした。期待通りに面白かった。まずは昔の売り声から。このマクラは最高です。これ生で聴けて幸せですよ。

今回もカメラマンを仰せつかって、前回イマイチな出来だったんで、今回はリベンジ!と臨んだんですが、ベストショットは逃したくないけど落語も聴きたい!というジレンマとの格闘でした。ま、前回よりはいい写真撮れたんじゃないでしょうかね。と言いながら結果は見てないんですけどね。(^-^;

次回 第70回新開地寄席は3月17日(日)午後3時開演。チケット代1,500円。
出演は桂雀三郎さん「天神山」桂文喬さん「悋気の独楽」桂雀喜さん「親子酒」笑福亭呂竹さん「牛ほめ」
お問い合わせご予約は078-576-1218まで。
目指せ集客100!いや、120!ということで、皆様のご予約をお待ちしております。


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2 Comments

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伝統芸能 (いかなご次郎)
2013-01-27 14:45:09
雀三郎さんが物売りの掛け声で「かち割り売りを金魚売りの調子でやる」というのを「伝統芸能」と言っておられましたが、やはり枝雀師匠の型なのでしょうか。
冬らしくてよい話でしたね、かぜうどん。

梅團治さんのお弟子さんの名前は小梅さんでした。やはり梅團治さんのご子息でした。入門が一昨年の4月だそうです。いつか小梅さんの落語も聞いてみたいですね。
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一子相伝 (とめ)
2013-01-27 17:45:46
あの型は枝雀一門に綿々と受け継がれていくのでしょうね(笑)。
小梅さんでしたか。なんか芸者さんみたいですね(笑)。礼儀正しくて人懐っこくて、好青年でしたね。ホントにいつか小梅さんの落語聴いてみたいですね。
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