
以前にもお話ししましたが、伸子は生地を張ったら裏を上にして、
下の表側に「下から」伸子を一本ずつさしていきます。
私は、下からさすとどうしても一定の調子でさせないんです。
曲がるし、はずすし、手が遅くなる…。
それならばと、ひっくり返して表を上に向けてさしているわけです。
バサマが以前、ちょうど伸子をやっているときにやってきて、
「なんとまぁ大胆な…(小声で)アホか…」。
たしかにねぇ、子供のころから慣れているならそーでしょうが、
この年になってやるのは「ラクで早い」ほうに走るわけですよ。
たいがいの布が、ものすごい古いもので、気をつけないと伸子をさしたとたんに、
「みみ」がぱちっと裂けてしまったりするようなもんばっかしなんですから。
上からよく見て「このへんならダイジョフそうだわ」とさしてるんですよー。
とまぁいいわけを並べてもしかたなし…確実な画像です。
こちらに伸子張りや「洗うこと」についても書いてありますのでご覧下さい。
だるまや京染本店
昔とはすっかり違ってしまった今という時代、昔どおりにできないことも、
しなくていいことも、形をかえていいことも、いろいろあると思うんです。
いえ、別に上から伸子さしてることの言い訳ではなくて、
たとえば家でできなくなった、ということについての工夫。
着物を着なくなってしまった今の時代に、
それができなくてもそれはしかたのないことです。
だから、昔の知恵や技術のなかで、自分が使えることをやるとか、
ちょっと方法を変えてみるとか、つまり「工夫」ですね。
何も知らないと、つい教えられたことについて「そうでなければならない」と
思いがちですが、そうではなくて「これもひとつの方法」と思う…。
たとえば「着付け」ひとつとっても、教室で教えることだけが正しいのではなく、
こういうのも一つの方法、でいいと思うのです。
だって着物の着方そのものは、基本はどこで習っても同じなんです。
ただ、何センチあげるとか下げるとか、こぶしひとつとか紐何本とか…。
それは「こうするといいんですよ」であって、自分がやりにくければ、
或いはもっといいと思ったら、自分流にかえたっていいわけです。
本来着物の着方は「親が先生」だったものです。
家庭ごとに違いがあって当たり前なんですね。
また脱線しました。
とにかく、すこしくらい違っても、自分の仕事や自分の予定として
うまくいけばいいと、失敗したらそれもまた勉強と…、
私はそんな感じでやっています。
では、いよいよ伸子張りをしてみましょう。
まず昨日解いた袖2枚、今回はいつもの「ゴマカシ羽縫い」で、
1センチくらい平らに重ねて、糸で普通にぐし縫いしました。
これ、ちりめんなんですけどね。あまり縮まないほうのちりめん。
まぁ縮んだら縮んだで、それもまた「例」として写真アップできると思い、
わかりやすいようにこんなふうに…って見えにくいんですけど、
向かって左は黒糸で、ザクザクとすごい大まかに、右は赤糸で少し細かく、
どちらもぐし縫いです。下が黒糸・赤糸のアップなんですが…。



黒糸の左側の部分、外側に糸を一巻きしている(矢印のところ)のは、
そこから布が伸び広がったり、いきおいで糸が切れないように。
右端も同じようにしてあります。
こんな感じで準備したら、まず伸子張りの道具をだしておき、
紐をひぱって乾かすところを決めておきます。
たとえば我が家では、玄関スロープのてすりと、反対側は家のフェンスです。
袖二枚だと短いので、そういう時はいつも、
張り木をフェンスに結びつけるための紐に、余分に紐を足して長くします。
ではまずお洗濯、小さいので洗面所のボウルで。
洗剤はほんのポタポタ程度、それというのも、実はこの着物、
一度丸洗いに出してます。それでもきついシミは落ちませんでしたので、
これは材料用です。
シャバシャバと洗剤を溶かしたら、布をたたんで浸しざっざっと押し洗い。
汚れはありませんが、やっぱりわずかに色落ちしました。
水にかすかに色がついているの、見えますか?
わずかな洗剤でも色って落ちます。お湯ならそれだけでもっと落ちます。
どうしてものときは「色止めに酢を入れる」と母はいってました。
手早くすすいだら、今回は小さいので細かくたたんで押して水を切りました。
伸子張りのときは、あんまり脱水してしまうと、
やってる最中に乾いてしまったりしますから、手絞り程度の方がいいです。
張り木にはさみます。実はこれも正解ではありません。
本来は、この布はしに更に別布を縫い付け、それを張り木に挟みます。
そうしないと、布に張り木の針の穴がズラリとあいてしまうから。
これは自分のもので、縫えば中に入ってしまうところですので、
そのままやっちゃってます。正しいやり方、覚えておいてくださいね。
はさんでみましょう、布をひっぱってひろげ、張り木の針にまっすぐさします。
これも我流ですが、まず反幅35㎝とか、それくらいに仕上がるように
張るわけですが、真ん中さして左右に均等に引っ張る…
これもこれくらいかなーで毎度テキトウです。

全部の針が出なくても、上から反対側の張り木をかぶせて押さえれば、
ぴっちり刺さります。
先に決めてあった張り木をはるところに片側の紐を結びつけ、
誤って下に布を引きずらないように気をつけながら布を伸ばし、
反対側の場所に紐を結びます。
これでいつも写真でお見せしているスタイルですね。
伸子をしちゃったあとの写真ですが、トップの写真再使用です

さて、本当はまだ伸子は一本も刺してません。
それであの「縫ってつないだところ」を見ると…

右側の赤糸で細かく縫ったほうは、縦方向の伸びにも耐えてますが、
黒糸でざくざく縫いの方は、縫い目が緩くて動くから、
のびてしわになってますね。では伸子をうってみましょう。

どうですか、少し横に伸びて、しわが減りましたね。
一本だとこうですが、このすぐそばに続けてうっていくと、
伸子一本一本のチカラがずっとひろげていくので、あの縦ジワが広がるわけです。

ちりめんの縮みを伸ばして幅だしをするというのはこれなんですね。
先日も書きましたが、伸子の張り方も私流で、まず全体の真ん中に、
そのそれぞれの半分に、またその半分に…という具合に、
まずはおおまかに等分して、そのあと間を埋めてゆく…という方法でやってます。
縮まない紬なら、10センチ間隔とかそのくらいですが、
縮緬のように縮むものは2センチ間隔くらいでさします。
では伸子のアップです。
右は下が暗いので見づらいですが、左の伸子、竹ひごの先の小さな針が見えます。
この針を布のみみにさしていくのが伸子張り、というわけです。
地道な作業なので時間はとられますが、
作業自体はそんなに難しいことではないのです。

これがねぇ、引っかかると痛いんですよぉ。子猫のツメで引っかかれた感じです。
竹ひごは長さも太さもいろいろです。
本当は薄いものには細いのを使うらしいんですけどね。
実は伸子だけならこんなにあるんですー。

左上の白い袋のものが、母から譲り受けたもの、
あとはオークションとか、もらいものとか。
ほとんど同じ長さです。ほしい方がいらしたらお分けしますよー。
ただし古いので汚れてます、一度水洗いして、すぐに天日干ししてください。
シボのあるちりめんだと、身頃一枚、約300センチ前後で
2センチおきくらいにさしますから、150本あればいいわけです。
さて、本式にやるときは「手早く裏から伸子を張り」
次は「糊付け」です。実は母から「刷毛」ももらったのですが、
これが年季がはいってましてねぇ…糊付けたら汚れそーで…。
私は糊付けはしませんので、このまま乾かしますが、
糊付けをするときは、裏側、つまり上になっているほうに
刷毛で均等に塗る、というより糊を「ひく」と言います。
ちなみに、糊付けしなくてもたいがいのものは、
まるで糊をつけたかのように、しゃっきりピンとします。フシギですねぇ。
乾いたらはずしますが、さっきの「つないで縫ったところ」こんなです。
わかりにくいんですが、ザクザクに縫い合わせた黒糸の方、
きれいに広がってはますが、矢印のところ、わずかに浮き上がっています。

羽縫いってだいじなのだということ、わかっていただけましたか?
伸子張りをすると、反物のみみは、紬などはかわりませんが、
ちりめん系などは、伸子の刺さった部分とその間で
わずかでも差が生じて波型になります。
こんな感じ。

家庭で縫うなら、ここは中に入ってしまうのですから、
これでもいいのですが、実は寸法をはかるのに困りますー。
そこで、本来は伸子をはずしたときにみみの部分に水を含ませたはけを走らせて、
湿らせた状態で巻き取る(つまり一反全部つなげてやったとしてです)と、
波は落ち着く、とモノの本には書いてあります。
母は、霧吹きを使っていたようなおぼろげな記憶があります。
プロはどうするかと言いますと、最初から縮緬は「湯のし機」というのがあって、
洗ったらそれで幅を均等に出しながら乾かします。
あっ、これ上の「だるまやさん」にありましたね。
では家庭用は…といいますと、これが我が家にはございます。
なんちゃって、実は使えないんですが。
昨年の夏にお見せしておりますが、こんなの。

このキカイの詳しい記事につきましてはこちら。
私の場合は、ほとんどが材料用ですからそのまんまです。
どうしても波型をとりたいものは、
乾いたあと、みみだけスチームアイロンで形を整えています。
さて、今日もたいへん長くなりました。
これを書いているときに、新しい「張り木」か届きました。
新品はきれいですねぇ、やっぱり…って当たり前ですが。
このお話しはまた…ということで、本日も長くなりました。
おつかれさまでした。
下の表側に「下から」伸子を一本ずつさしていきます。
私は、下からさすとどうしても一定の調子でさせないんです。
曲がるし、はずすし、手が遅くなる…。
それならばと、ひっくり返して表を上に向けてさしているわけです。
バサマが以前、ちょうど伸子をやっているときにやってきて、
「なんとまぁ大胆な…(小声で)アホか…」。
たしかにねぇ、子供のころから慣れているならそーでしょうが、
この年になってやるのは「ラクで早い」ほうに走るわけですよ。
たいがいの布が、ものすごい古いもので、気をつけないと伸子をさしたとたんに、
「みみ」がぱちっと裂けてしまったりするようなもんばっかしなんですから。
上からよく見て「このへんならダイジョフそうだわ」とさしてるんですよー。
とまぁいいわけを並べてもしかたなし…確実な画像です。
こちらに伸子張りや「洗うこと」についても書いてありますのでご覧下さい。
だるまや京染本店
昔とはすっかり違ってしまった今という時代、昔どおりにできないことも、
しなくていいことも、形をかえていいことも、いろいろあると思うんです。
いえ、別に上から伸子さしてることの言い訳ではなくて、
たとえば家でできなくなった、ということについての工夫。
着物を着なくなってしまった今の時代に、
それができなくてもそれはしかたのないことです。
だから、昔の知恵や技術のなかで、自分が使えることをやるとか、
ちょっと方法を変えてみるとか、つまり「工夫」ですね。
何も知らないと、つい教えられたことについて「そうでなければならない」と
思いがちですが、そうではなくて「これもひとつの方法」と思う…。
たとえば「着付け」ひとつとっても、教室で教えることだけが正しいのではなく、
こういうのも一つの方法、でいいと思うのです。
だって着物の着方そのものは、基本はどこで習っても同じなんです。
ただ、何センチあげるとか下げるとか、こぶしひとつとか紐何本とか…。
それは「こうするといいんですよ」であって、自分がやりにくければ、
或いはもっといいと思ったら、自分流にかえたっていいわけです。
本来着物の着方は「親が先生」だったものです。
家庭ごとに違いがあって当たり前なんですね。
また脱線しました。
とにかく、すこしくらい違っても、自分の仕事や自分の予定として
うまくいけばいいと、失敗したらそれもまた勉強と…、
私はそんな感じでやっています。
では、いよいよ伸子張りをしてみましょう。
まず昨日解いた袖2枚、今回はいつもの「ゴマカシ羽縫い」で、
1センチくらい平らに重ねて、糸で普通にぐし縫いしました。
これ、ちりめんなんですけどね。あまり縮まないほうのちりめん。
まぁ縮んだら縮んだで、それもまた「例」として写真アップできると思い、
わかりやすいようにこんなふうに…って見えにくいんですけど、
向かって左は黒糸で、ザクザクとすごい大まかに、右は赤糸で少し細かく、
どちらもぐし縫いです。下が黒糸・赤糸のアップなんですが…。



黒糸の左側の部分、外側に糸を一巻きしている(矢印のところ)のは、
そこから布が伸び広がったり、いきおいで糸が切れないように。
右端も同じようにしてあります。
こんな感じで準備したら、まず伸子張りの道具をだしておき、
紐をひぱって乾かすところを決めておきます。
たとえば我が家では、玄関スロープのてすりと、反対側は家のフェンスです。
袖二枚だと短いので、そういう時はいつも、
張り木をフェンスに結びつけるための紐に、余分に紐を足して長くします。
ではまずお洗濯、小さいので洗面所のボウルで。
洗剤はほんのポタポタ程度、それというのも、実はこの着物、
一度丸洗いに出してます。それでもきついシミは落ちませんでしたので、
これは材料用です。
シャバシャバと洗剤を溶かしたら、布をたたんで浸しざっざっと押し洗い。
汚れはありませんが、やっぱりわずかに色落ちしました。
水にかすかに色がついているの、見えますか?
わずかな洗剤でも色って落ちます。お湯ならそれだけでもっと落ちます。
どうしてものときは「色止めに酢を入れる」と母はいってました。

手早くすすいだら、今回は小さいので細かくたたんで押して水を切りました。
伸子張りのときは、あんまり脱水してしまうと、
やってる最中に乾いてしまったりしますから、手絞り程度の方がいいです。
張り木にはさみます。実はこれも正解ではありません。
本来は、この布はしに更に別布を縫い付け、それを張り木に挟みます。
そうしないと、布に張り木の針の穴がズラリとあいてしまうから。
これは自分のもので、縫えば中に入ってしまうところですので、
そのままやっちゃってます。正しいやり方、覚えておいてくださいね。
はさんでみましょう、布をひっぱってひろげ、張り木の針にまっすぐさします。
これも我流ですが、まず反幅35㎝とか、それくらいに仕上がるように
張るわけですが、真ん中さして左右に均等に引っ張る…
これもこれくらいかなーで毎度テキトウです。

全部の針が出なくても、上から反対側の張り木をかぶせて押さえれば、
ぴっちり刺さります。
先に決めてあった張り木をはるところに片側の紐を結びつけ、
誤って下に布を引きずらないように気をつけながら布を伸ばし、
反対側の場所に紐を結びます。
これでいつも写真でお見せしているスタイルですね。
伸子をしちゃったあとの写真ですが、トップの写真再使用です

さて、本当はまだ伸子は一本も刺してません。
それであの「縫ってつないだところ」を見ると…

右側の赤糸で細かく縫ったほうは、縦方向の伸びにも耐えてますが、
黒糸でざくざく縫いの方は、縫い目が緩くて動くから、
のびてしわになってますね。では伸子をうってみましょう。

どうですか、少し横に伸びて、しわが減りましたね。
一本だとこうですが、このすぐそばに続けてうっていくと、
伸子一本一本のチカラがずっとひろげていくので、あの縦ジワが広がるわけです。

ちりめんの縮みを伸ばして幅だしをするというのはこれなんですね。
先日も書きましたが、伸子の張り方も私流で、まず全体の真ん中に、
そのそれぞれの半分に、またその半分に…という具合に、
まずはおおまかに等分して、そのあと間を埋めてゆく…という方法でやってます。
縮まない紬なら、10センチ間隔とかそのくらいですが、
縮緬のように縮むものは2センチ間隔くらいでさします。
では伸子のアップです。
右は下が暗いので見づらいですが、左の伸子、竹ひごの先の小さな針が見えます。
この針を布のみみにさしていくのが伸子張り、というわけです。
地道な作業なので時間はとられますが、
作業自体はそんなに難しいことではないのです。

これがねぇ、引っかかると痛いんですよぉ。子猫のツメで引っかかれた感じです。
竹ひごは長さも太さもいろいろです。
本当は薄いものには細いのを使うらしいんですけどね。
実は伸子だけならこんなにあるんですー。

左上の白い袋のものが、母から譲り受けたもの、
あとはオークションとか、もらいものとか。
ほとんど同じ長さです。ほしい方がいらしたらお分けしますよー。
ただし古いので汚れてます、一度水洗いして、すぐに天日干ししてください。
シボのあるちりめんだと、身頃一枚、約300センチ前後で
2センチおきくらいにさしますから、150本あればいいわけです。
さて、本式にやるときは「手早く裏から伸子を張り」
次は「糊付け」です。実は母から「刷毛」ももらったのですが、
これが年季がはいってましてねぇ…糊付けたら汚れそーで…。
私は糊付けはしませんので、このまま乾かしますが、
糊付けをするときは、裏側、つまり上になっているほうに
刷毛で均等に塗る、というより糊を「ひく」と言います。
ちなみに、糊付けしなくてもたいがいのものは、
まるで糊をつけたかのように、しゃっきりピンとします。フシギですねぇ。
乾いたらはずしますが、さっきの「つないで縫ったところ」こんなです。
わかりにくいんですが、ザクザクに縫い合わせた黒糸の方、
きれいに広がってはますが、矢印のところ、わずかに浮き上がっています。

羽縫いってだいじなのだということ、わかっていただけましたか?
伸子張りをすると、反物のみみは、紬などはかわりませんが、
ちりめん系などは、伸子の刺さった部分とその間で
わずかでも差が生じて波型になります。
こんな感じ。

家庭で縫うなら、ここは中に入ってしまうのですから、
これでもいいのですが、実は寸法をはかるのに困りますー。
そこで、本来は伸子をはずしたときにみみの部分に水を含ませたはけを走らせて、
湿らせた状態で巻き取る(つまり一反全部つなげてやったとしてです)と、
波は落ち着く、とモノの本には書いてあります。
母は、霧吹きを使っていたようなおぼろげな記憶があります。
プロはどうするかと言いますと、最初から縮緬は「湯のし機」というのがあって、
洗ったらそれで幅を均等に出しながら乾かします。
あっ、これ上の「だるまやさん」にありましたね。
では家庭用は…といいますと、これが我が家にはございます。
なんちゃって、実は使えないんですが。
昨年の夏にお見せしておりますが、こんなの。

このキカイの詳しい記事につきましてはこちら。
私の場合は、ほとんどが材料用ですからそのまんまです。
どうしても波型をとりたいものは、
乾いたあと、みみだけスチームアイロンで形を整えています。
さて、今日もたいへん長くなりました。
これを書いているときに、新しい「張り木」か届きました。
新品はきれいですねぇ、やっぱり…って当たり前ですが。
このお話しはまた…ということで、本日も長くなりました。
おつかれさまでした。
何だか出来そうと錯覚をおこしてしまいます。
自分で出来たら、弱った後身を前に回すとか
袖口を振り側に変えるとかが、可能になる
のですからいいですよね~
で…深く考えるとやっぱり私には無理かなと
しり込みします。
洗い張りのお値段の高さに納得です。
そして今もこうして受け継いでらっしゃるとんぼさんがスゴイ!
お家にあったとしても、なかなかここまでやろうとは思わないんじゃないでしょうか?
悉皆のお値段が高くて大変!とばかり思ってしまうのですが、洗い張りだけでもこれだけの手間をかけているんですねぇ。
登夢さんのご意見に同感です。
正当な価格は本来払うべきです・・・
安いを追及すると、良い物が残りません。
いいものはねぇ…でも、襦袢くらいなら、
私やって、陽花様が縫って…でもいいですね。
実際「洗い張りより和裁」ですよ。
くりまわしたいものがいっぱいです。
まともにヒトサマにもお金いただけるように
やるとなったら、ほんとにタイヘンです。
プロってすごいですよね。
時間と手間を掛けて、女たちは毎日
がんばってたんですねぇ。
それしかなかったから…。すごいと思います。
実際に伸子をやってるものとして、
いいものはゼッタイにプロに…と思いますよ。
昔ながらの安心できる呉服屋さんとの
おつきあい、これを広めたいですねぇ。
だるまやの紹介ありがとうございます!
プロでも伸子張りで仕上げる職人が少なくなっているこのご時世に、ご自分で伸子張りまでやられるとはすごいですね。。
コメントしている方々の洗い張りの値段の高さに納得という趣旨のコメントにとっても嬉しくなりました。
僕はまだまだ修行中の身ですが、これからも頑張っていこうと思います!
ようこそおいでくださいました。
勝手にご紹介させていただいて、すみません。
私の伸子は、記事にあるとおりの
「えぇかげん張り」なんです。
でも、はじめてやったときは、
なんてきれいに布が生き返るのだろうと
ほんとにびっくりしました。
絹ってすごいし、この道具を考え出した人も
すごいなぁと思っています。
着物関係の仕事は、何かと厳しいようですが、
がんばってください。
またHPにお邪魔させていただきます。