ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

さて「委任状」…の顛末です。

2010-06-17 09:23:05 | 介護・福祉
ゆかたのお話しでは、皆様にご迷惑をおかけしまして…。
またささっと書いてやっちゃったぁ…です。

私は作り手の近くにも売り手の近くにもいるという状況ですので、
作り手売り手の悲哀も聞いています。
どちらかというと、小さいところほど、意に沿わない仕事をさせられていたりするわけで…。
「なんでこんなわけのわからないものを染めにゃならん」とか、
どうしてこういうものしか問屋にないの、とか…。
それでもそれが今年の売れ筋なら仕方ないわけです。
彼らが納得できないのは、やはり、昔からの流れがずっと続いていて、
それで今のようにかわっていってそうなったのではなく、
売らんかなの気持ちばかりで、生地の選定も、作り方も、とてもお客様に
いいものですよ、といえないものを並べたりすることが往々にしてあるからでしょう。
出されたほうが選択眼を養わないと、いいも悪いもごっちゃになりますもんね。

あらら、委任状のお話だったのに…。
では本題です。

皆様には、本当にいろいろとご心配いただきまして、ありがとうございました。
例の委任状の件は無事、A病院のB医師に依頼することができ、
今日、紹介状をいただけることになりました。

ところがですねぇ…昨日の朝、母が前夜から水分を摂らなかったりで、
ちょっと不調になりました。父があせって電話をしてきましたので、様子を聞きました。
何しろ急に暑くなったりしていますから、弱い人にはつらいですよね。
幸い聞いた様子では、たいへんな状態というわけではありませんでしたから、
思いつく限りの注意やできることを話しました。
私は息子が連日の暑さで不調だったのですぐには動けなくて…。
どっちにしても昨日は看護士さんが夕方行くといってましたので、
私が看護士さんに、ちゃんと状態を言っておくからと。
それだけでも父は安心したようですし、あとからお昼近くになって落ち着いたと
電話がありました。

それで看護士さんに電話をしたのですが…。
「明日父が紹介状を持参したら、最短でいつ往診しもらえますか」と聞いたら
「D先生に、紹介状を見せても、必ずしもD先生が主治医になって、
往診してくれるとは限りません。
先生がこの患者は自分には診られない、といったらダメです」…。
ちょっと待ってくださいよ…。
なぜ、電話かけまくって交渉して、代理人頼んで委任状を書いてまで、
紹介状をもらいに行ったか。往診可能なD医師に代わるためではなかったのですか???

ややこしい繰り返しになりますが、
元々A病院のB医師にかかっていたものが、、
訪問診療、時には往診ししてもらうために、B医師に紹介状を書いてもらい
近くのCクリニックのD医師にかわったわけです。
それが春先、精密検査のためにD医師が、元のB医師への紹介状を書いて、検査に行きました。
その後また往診を頼みたいと言ったら、検査の時点で主治医がB医師にもどっているから
もうD医師はこられない…。
それでまたD医師に戻してもらうための紹介状をB医師に書いてもらった…です。
それなのに、D医師に聞いてみないと、自分が診るとか往診もするとかはわからない。
えぇーっどうなってるの?

「では、もしD医師に断られたら、母はダレに往診を頼めばいいのですか」と聞いたら
「また別に探します。中には紹介状がなくてもという医師もいますから」

えっ紹介状ナシでもいい医師もいたんですか?????

「でも紹介状がいるといったら、またB医師に紹介状をかいてもらいにいくわけですか?」
「…はい…」

病人って待ったなしじゃありませんか? 現実に父は少しの変化にも不安を感じています。
そういうときに すぐきてくれることが往診じゃないですか。
病人って、決まるまでは具合悪くなれないんですねぇ。

紹介状はだいたいその日のうちにはもらえません。早くて翌日です。
それから次の医師も今回は「担当日」がたまたま同じ日になりましたので、
午前中にもらいに行って、午後にD医師の診察を受けられますが、
もし担当医師の曜日が過ぎていたら持越しです。その間に何かあったら?
要するに、もし今夜母の症状が悪化したら救急車よんでいくってことですよね。
そういうと、何か様子がおかしければ、電話くれれば私が行きますからと言うのです。
そのための訪問看護ではありますが(看護士さんは大変ですよね)、
まぁ少し具合が悪い程度ならともかく、やはり医師に診てもらいたいという程度の場合は
どうすればいいんでしょう。看護士さんは治療はできませんから。
だったらたとえ後で「たいしたことありませんよ」といわれても、即救急車呼びますわ。

「貴方は介護制度のなかでオシゴトをしておられるのだから、
それで間違ってはいないのでしょうけれど、
人に沿わない心に沿わない決まりごとですね」と思わず言いました。
私だって、看護士さんひとりに文句言っても仕方ないとは思いますから、
貴方を責めているわけではなくて、実際そこでお仕事をなさっている皆さんのほうが
歯がゆい思いをなさっておられるのかもしれませんが、とも言ったのですが、
実際あちらも困っていました。

医学的知識のない父が、もうかなり弱ってきている母のそばで、
まだ水分100ccも飲んでくれない、じっと動かない、お小水も何時間も出ない…と、
気をもんでいるときに、母にもそばにいる父にも
「大丈夫ですよ」と声をかける、それも大切な往診の一部分だと思うのです。
看護士さんも本当にそうです、と答えてくださいましたが…。
普通の「どうですかぁ」でいどならともかく、
たとえば呼吸が少しあらいとか、高熱があるとかになったらどうするんでしょ。
一刻も早く診察してもらいたいです。歩けるなら連れて行きますよ。
それができない人のための訪問診療、往診ですよねぇ。
そしてもし救急車でA病院にはこばれて、治療を受けて帰れたら…、
ハイまた今度はそこの病院とお付き合い…戻りたければ紹介状。

規則に縛られ、一度診察を受けてからとか、なんでも書類、なんでも確認、
なんでそういうことが最優先なんでしょうね。

ナニからナニまでキメが粗くて、四角四面のことばかりです。
なんでも契約、何でも書類、それが先です。
単純に動けない年寄りに、たまに往診してほしい、と言ってるだけなんですけどねぇ。
今度の委任状も、私が父の代わりに連絡しただけなのですが、
では娘さんの依頼ということで、と委任状を取りにきた人は
「では契約書にサインと印鑑を…」。
届けてくれたのは別の人で診察代と駐車料金と1時間の費用で2310円でした。
これが無駄になったら、どこに文句言えばいいんでしょ。

私は先天性の病気と障害持ちの息子のおかげで、
ずいぶんいろいろなことを知ることができたと思っています。
役所も病院も、うるさいと思われても納得いくまで話しを聞かないと、
もしかしたらできたことが見過ごされる場合があるわけです。
それは相手のせいとか私のせいとかではなく、
いつも「規則」と「マニュアル」の中で、動かずに仕事をしているからだと思います。
規則もマニュアルも「してはいけないこと」を書いてあるのではなく、
トラブル防止のためのラインです。
そのなかで、現場に携わる人たちもこっちも、どこまでできるか、
どれだけはみ出さないようにできるのかを、考えなければならないのが、
今の介護制度だと思います。
2年前、母の骨折ではじめて介護ベッドを借りたとき、
レンタル業者が「今起きられないのなら、すぐにいるでしょう。
本来は契約が先ですが、緊急ですから書類はあとでいいです」と、
次の日に届けてくれました。母のように突然ケガしてすぐにでもベッドがいるのに、
まず契約…ってほんとに血が通ってませんよね。
緊急だからと、業者さんもなれたものでこれはやってくれましたが、
私が、たぶんこれから先弱っていくと思うから、最初からひざ部分も電動で曲げられるほう
(リクライニングは背中だけが起きるのと、ひざの裏もおきるのとあります)
のベッドにしてほしいといったら、
「お母さんの状態では、必要のないものを貸したとして、うちが叱られるんです」と
断られました。本人の生活状況とか、年齢やこれから先の予測とかは関係なし。
「要介護○」というランクで、貸す貸せないが決まるわけです。
差額をこちらが払うといってもダメです。
介護保険料、ずーっと払ってきたのだーれだ。

私は現場で働いている方々は、それでやるしかしかたないから、
そうしているのだと思います。
だから「貴方を責めるつもりはありませんが、これって本来はこうではありませんか」
と言うと、だいたい「えぇ…ほんとはねぇ」という場合が多いです。
現場だってわかっているのです。患者さんの中にだって疑問に思っている人は
いると思いますが、決まりなら仕方がない…なんですよね。
私はこういうことも、現場の声を聞く必要があるとおもうのですが、
行政がみるのはお金勘定ばかりです。

母はすでに脱水気味で、看護士さんも「とにかく飲んでくださいね」といいますが、
母はもう気力が衰えてますから「もういい」…が多いのです。
点滴が一本はいっただけで、状態が改善されるのは目に見えているのに、
どうしてこんななんでしょう。介護制度なんてないほうがよかった?
誰か私にクールダウンする薬くださーい。







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11 コメント

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Unknown (陽花)
2010-06-17 10:26:39
いずれ自分達も通る道だけど納得の
いかない事ばかりですね。
昨夜も書きましたが、入院したら3カ月で
転院させられる。点滴と管に繋がれるのは
望まないから自宅で介護を・・・でも
往診に来てくれるかどうか分からない。
まさかの間に合わない制度を作って、それでも
マニュアルだからではカッカきますね。
Unknown (明仙)
2010-06-17 22:54:47
うーん、大変ですねぇ…。
私も祖母のことがあるので、他人事ではないです
ご家族のことも心配ですが、とんぼさんがまいってしまわないように、ご自愛くださいね。
Unknown (とんぼ)
2010-06-17 23:23:49
明仙様

ありがとうございます。
老人福祉でお世話になるのは、
母が初めてなんですが、なにしろ戸惑うことばかり。
言われたとおりにしていたら、
何もかもあきらめなきゃならないみたいで。
くいさがることですねぇ、
老人福祉サバイバルレース?
Unknown (とんぼ)
2010-06-18 00:25:05
陽花様

すみません、誤変換を書き直してアップしたら、
順番が入れ違いました。

うっかり病気になれない国ですわ。
なんだか悲しくなりますね。
それでも次のお医者様を
紹介していただけそうです。

いろいろ準備してからでないと、
具合が悪くなれない?
だったら先にというと「具合がわるくなってからでないと
準備できません…。
日本って先進国でしたよね。
自分の幸運。 (えみこ)
2010-06-18 09:01:56
これから点滴です。
歩いて医院まで五分もかからないところ引っ越せたものの
それさえ遠い道のりになることもあります。
その時のこころぼそさ、胸に迫ります。
医療制度より患者さんのためを最優先していただける医師に会えてよかったと思うと同時に
とんぼさんのおかあさまの状態がすこしでも改善されるのを祈ります。どうかとんぼさんのお心がすこしでも静まりますよう。
おだいじに。
Unknown (hokako)
2010-06-18 09:59:52
私も介護保険制度には出来た当初から疑問を持っていましたが、実際に利用する機会がなかったのでそこまで切実には思っていませんでした。
でも、とんぼさんの日記を読んで唖然、愕然です。
こんな制度がまかり通っていることに、この日本の行く末が心配になります。
なんとかお母様にとってよい体制に持っていけることを、心からお祈りします。
とんぼさんも息抜き手抜きしつつ、頑張られてくださいね。
Unknown (とんぼ)
2010-06-18 18:36:41
ひさろん様

ご心配いいただき、ありがとうございます。
やっと医師も決まりそうでほっとしています。

申し訳ありませんが、いただいたコメントの
ごく一部なんですが、ちょっと表現が…というところがございましたので、
保留にさせていただきました。
どうかご理解下さい。
Unknown (とんぼ)
2010-06-18 18:39:17
えみこ様

雨がふらないうちにお帰りになれましたか?
おかげさまで母も、診てくださる医師が
みつかりました。
なんというのか…おかしな国になってしまいましたね。
Unknown (とんぼ)
2010-06-18 18:41:08
hokako様

介護制度も、障害者の支援制度も、
くくりつけてただおしこめてる…
そんな気がしてなりません。
昔のように、近所の医者にちょっときてもらう
なんてことが、なんでこんなに
ややこしいことになってしまったのでしょう。
現場の人は一生懸命なんですけどねぇ。
すみませんでした (ひさろん)
2010-06-18 22:45:14
忙しくなさっているところへ
余計なご心配、御面倒おかけしまして
申し訳ありません。
反省しております。
まだ雨が続くようですが、良い週末になりますように。

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