ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

暖簾完成です。

2020-02-08 12:04:33 | 着物・古布

 

動きは問題アリだけど、パソコンまだ動いてくれてます。

 

なんでも「カタチ」から入る私、まだなーんにも始まっていないけれど、

仕事場の入り口にかける暖簾だけは、先に頼んでおきました。

提げちゃったらがんばらなくちゃねぇ。

 

トップ写真は「部分アップ」です。もう一度だしますね。

 

     

 

こちらは染めていただいたお店、いつお世話になる「染工房 遊」さんのセミオーダーの柄のひとつ。

過日ご紹介した、友人のお孫さんの七五三も、こっぽりにこのウサギさんでした。

この暖簾は、春用ということで、地色は春らしい「鶸色」、ウサギさんは「お花見」の設定。

真ん中にお重箱とお酒を入れてくださいとお願いし、桜の花びらを適当に散らして…と。

思い通りの仕上がりでした。全体はこんな感じです。

1間の暖簾は大きくて、家の中では提げる場所がないため、室内物干しに洗濯ばさみ、という暴挙です。

 

  

 

左側にお店の名前をいれてもらいました。

半紙に書いたものをお送りして、拡大していただいたものです。

実は、ネットショップもずっと「和之介」できたのですが、この際ですから店名も…と、

いろいろ考えた結果「ふるぎぬ処 柳しま」としました。

こちらが字の部分。

 

           

 

コレを書くのに久しぶりにすずり箱を出し、まぁヤマっほど、

練習用の新聞紙と半紙をムダにしました。(あとのゴミのすごかったこと)

ふるぎぬ処というのは、これから扱っていくもの、古着のままの販売もレンタルも、

手芸用も、みんな「古い絹」ですから。

そして「柳しま」ですが、これは私の実父の苗字です。実際には「柳嶋」だそうです。

私はこどものころ「柳島」で書いていましたが。

今の父の名前を差し置いて?…それにはいろいろ訳がありますが、

個人的なことですので、ここでは省略~。

で、この暖簾が届いた日のお昼前、たまたまテレビをつけたら

NHKで「お名前バラエティ」をやってました。そしてなんと「木」の名前。

「柳」と言う字は名前に使われる順位では4位だそうです。

そして「木」というのは「生活」に直結するもので、松や杉、桧、樫など、それによって

革命的に暮らしも社会もかわっていった…というお話しでした。

その中で「柳」は、根が横に広がって地面を支えるため、水辺で「堤」として最適だったと。

島国で川が短かったり、周囲が海で高潮がきたり…そういう中で、

柳は土を抱え込んで、土地を守ったのですね。

当たり前のように「土手の柳」って、言ってましたわ。

 

となりますと…柳は地面にしっかり根を張ります。でも幹や枝は細くてやわやわ、

風に吹かれてゆぅらゆら…その柔軟さは「柳に雪折れなし」ともいいます。

「柳に風と受け流す」という言葉もありますね。あるがままに…です。

それでいて、柳はひとたび切られて編まれれば「柳行李」と言う軽くて便利な収納ケースになります。

とても有益な木であったわけです。

もちろん、ほかの木にもそれぞれの特徴があり、それを生かしてきたわけで、

だからこそ「ありがたい木」「すばらしい木」として、杉も松も、桧も樫も名前に残したと、言ってました。

 

「柳」と言う字が使われている名前には「柳田」「柳川」「柳井」「柳瀬」などありますが、

なるほどみんな「水」に関係ありますね。でも「柳島」というのは出ませんでした。

実は以前調べたら「柳島」と言う名前は、全国でも700人くらいしかいない「レア・ネーム」だとか。

私も、実父の身内以外で聞いたことがありません。地名にはあるんですが。

柳の島、つまりは小さな島でも「柳」が植わっていて、水が押し寄せてもびくともせずに、

持ちこたえていく…という意味でしょうか。

名前の起源など考えもせずに決めたことでしたが、私は「細くてやわやわでもしっかり根を張って、

雪にも折れず、自然体で風も受け止め、行李のように、人様の役に立つ仕事をしなさいよ」…と、

実父が言っている気がしました。

 

一緒につくってもらった「夏用」はこちら。地は織りのおもしろい「麻」です。

麻で透けて下が見えるので、半分でつるしました。

夏は柳だよね…と、そのときはただ「涼しげに」と考えて柳を上に、

下にはカエル飛んでるとか、ツバメ飛んでるとか、メダカ泳いでるとか、アメンボすいすとか、

何でもいいですーって言ったら、全部入れてくれました。夏だぁ!

 

         

 

部分アップ、とても凹凸の大きい、織り地なのによくきれいに染めてくださったと思っています。 

つばめさんのアップ。

 

         

 

秋と冬用もデザインは考えてありますが、色がまだ決められません、いずれ…。

 

カタチから入る私、でも、こうしてしまうと「これを『あら、ダメだったわねぇ』と、

カンタンにポシャらせるわけにはいかない」という重さを感じます。

向こうに運ぶものの整理が、少しずつ進んでいます。

まだ咳が残るうちはムリをしないようにといわれいますので、ボチボチですが、

ゆっくりゆっくり進みます。ちなみにこの暖簾、私の誕生日、4月に古希を迎えますので、

その日はちゃんと掛けて、記念写真を撮りたいと思っています。(そしてすぐしまっちゃうんだわーハハハ)

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6 コメント

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Unknown (サザエ)
2020-02-09 08:10:00
お誕生日が開店記念日になるなんて、素敵ですね^^
すぐにしまっちゃうなんてもったいないですよ。
それでなくても最近春はとっても短いし^^
しかし、春夏秋冬で、暖簾を替えるなんて、
素敵ですね。
丁寧さがとっても感じられるお店になると思います。
Unknown (antibi28)
2020-02-09 10:52:59
のれんを目印にお店に伺いたいです。
開店日のお知らせをわくわくして待ってます。
Unknown (とんぼ)
2020-02-09 22:10:33
サザエ様

ありがとうございます。
開店といっても、ほんとに戸をあけただけ…なんですが、
さぁこれから…という楽しみはあります。

四季を意識するのは、母譲りかな、です。
裕福な暮らしではなかったけれど、母はいつも、
季節を意識した器を使ったり、暖簾を変えたりして
本人も楽しんでいました。
四季がある国なのだから…と、考えていきたいと思っています。
Unknown (とんぼ)
2020-02-09 22:12:44
antibi28様

ありがとうございます。
きちんと週何回とか、そんな風にシゴトができるようになるには、
まだちょっとかかりそうですが、
僅かな時間でも、いるときは暖簾を提げようとおもっています。
少しでも定期的にあけられるようになったら、お知らせは書きますので、
いつかきっと、お訪ねくださいね。
Unknown (hibikoukou)
2020-02-12 20:29:38
いつも楽しく拝見しています。
体調を崩されたと知って心配していましたが、回復に向かっていると聞いて安心しました。

お仕事場が着々と出来上がっていくのを、楽しみに見ています。いつか遊びに行けたらと思います。
Unknown (とんぼ)
2020-02-12 23:15:46
hibikoukou様

ご心配、ありがとうございます。
しつこい咳もようやく先が見えてきた感じです。
こんなポツリポツリのブログにお越しいただき、
恐縮です。

ほんとに少しずつですが、立ち止まらずゆっくりと、と
思っております。
いつか必ず、お目にかかれますように。
私も楽しみにしています。がんばります。

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