ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

帯揚止め(帯はさみ)の使い方

2008-01-28 01:14:06 | 着物・古布

 

こちらに「帯止め具」等で検索してこられましたかた、この記事はいたって簡単に書きすぎ…。

改めて書き直しましたので、どうぞ2014.4.16の記事の方へお越しください。

もう少し丁寧に書いていますので。

 

 

 

写真は、帯揚止めを使って結んだもの、ネコに小判帯です。

帯揚止めというのは、使い慣れてるものには、何んてことないものなのですが、
ご存知ない方は、やはり言葉や文字の説明だけでは分かりにくいと思います。
また使っているほうも、便利なんだけど、こういうとこはコツがいる…とか、
いろいろあるんですよね。
ですから、一度順番に写真をとって説明してみようと思います。
以前、帯揚止めをご紹介したときは、
まだお福ちゃんがウチの子になってませんでねぇ
パソコンのイスじゃやりづらかったんです。

でははじめまーす。


こちらが「帯揚止め」、左が表のように見えますが、
体につけたとき外に向くのは右側です。
上の丸い部分が「枕受」、ここに帯枕がのります。



お福ちゃんの後姿です。
まずいつものように(私のやり方ですみません)必要な長さの「手」を肩にかけ
後ろは写真のように折って、胴に巻きます。
(帯をグルグル振り回さないで、自分がまわるんですよ!)



胴に二巻きできました。ここできっちり締めておいてくださいね。



一番上の「帯揚止め」の写真の右側の向きに、背中に差し込みます。
このとき、つい前のめりになりますが、よけいに入りにくいですから
背中を後ろにそらせる感じでやります。
それと、伊達締めや腰紐もまとめて挟み込むかどうか。
まとめて挟むほうがしっかりはしますが、途中で伊達締めをゆるめたいとか
そういうことができません。私はいつも手で探って、帯だけ挟んでます。



しっかり下まで通したら、金具を止めて、スナップも。
これでもう手を離しても帯は動きません。
このとき、薄手の帯なら、右側のたれになる方を下から斜め上に上げるように
折り上げて、細めにして止めることもできます。



「手」を左側にたらします。



右側の「たれ」の方をきれいに広げ、お太鼓の山の位置を決めます。



お太鼓の山に帯枕を入れ(見えやすいように、帯揚をしてません)それを
帯揚止めの「枕受け」の上に乗せます。このとき、お太鼓の山までの
帯の部分は、できるだけひろげて平らにします。



枕受に枕がのっています。通常ならここで帯揚もかかっています。
左側にはこれから「手」にする部分が見えます。



実はここからがちょっとコツがいります。
「手」は水平に帯の中を通すわけですが、実際左にある「手」は
垂直にさがっているわけです。これをきれいに処理していくわけです。
すみません、手ばかりきにしたので、お太鼓の中身のところが
平らに整理できてませんねー。
とりあえず「手」を上にあげていくような感じで…。



わかりやすいように黄色い待ち針でとめてありますが、
横にすると「あまる分」を三角に折込んでいます。
この三角は左に倒して作ってありますが、右に倒してお太鼓の中側でもOK。
この帯はかがりの開き名古屋なので、薄くて柔らかいんです。
しっかり厚地の帯などは、この処理がきれいにできるかどうかです。
もっともこれは結んでも、交差して仮止めしても、似たようなものなのですが。



仮に帯締めで止めました。分かりやすいように、ちょっとずつずらしました。
お太鼓の中に「手」が通っているところです。



形を整えて、帯揚帯締めをしてみました。
帯揚、あとからかけたので、しわしわですみません。



出来上がりです。しゃがんで確かめなかったのがポカの元、たれが長いです。
立って見てたらちょうどよく見えたもんで…。
お太鼓の真ん中内側は、背中に「一本」通ってますのでへこみません。



いかがでしたでしょうか。
これは、私が初めて自分で着物を着始めたときから、
40年もやっていることなのですが、これでずっと問題なく来ていますので
ほかのやり方はわかりません。もしかしたら「正式な使い方」なんてあるのかも?
また、それぞれ自分の使い方というのがあるのかもしれません。
とりあえず、帯が緩まないということ、帯枕が枕受にのっていることで
お太鼓が下にさがらないということ、それは便利なことです。
最近では、若い人用に厚みのある大きな帯枕ものせられるように、
枕ウケが大きいものや、下まで通さず上の部分だけを
紙バサミのように挟むタイプなども出ているようです。
いずれにしても道具というものは「シンプル」が一番です。

ポイントとして言えることは、厚手の名古屋帯、特にアンティークものなどは
止めるとき厚くなって、やりにくいかもしれません。
それから、ふくよかなかたは、帯枕に乗せるのがきついときがあります。
帯の長さって、けっこういろいろちがうものですから、
時間のあるときに、前で結んで手の長さの調節とか、帯揚止めの止め方とか
手やたれの、中に隠れるところのきれいな始末とか、
確かめながら練習しておくといいと思います。


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21 コメント

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なるほどぉ (えみこ)
2008-01-28 08:43:24
車に乗る事が多いので
つぶれてしまうのなら…と半幅帯で
なんちゃって結びをしていたのですが
これなら形状が維持できますね。
めんどくさがらないで練習しようと思うのでした。
あ、その前にめまいをなおさねば
鏡の前に立てない^^;
くわしい説明ありがとうございます。
Unknown (キャット)
2008-01-28 08:58:57
とんぼさんこんにちは。
ご無沙汰しておりますが毎日お勉強させていただいております。(笑)
家にもこの道具があります、母のですが使い道が分からぬままとってありました。
(大体想像はつきましたが間違うととんでもないことになりそうな気がして)
使ってみればとても便利なものなのですね!
ありがとうございました。
・・・それより
この帯が♪とても欲しい~!
けれど買うのが無理なら一度実物を見てみたい~!な、猫好きな私です。(笑)
Unknown (とんぼ)
2008-01-28 10:05:59
えみこ様
最初からこれしか使ってないもんで、
特別便利だとか、考えたこともなかったんです。
考えたら40年、今3本目です。
けっこうもつものですよ。
それにしても、眩暈は困りますね。
早く治られますように。


キャット様
一度お試しください、ってなんかのCMみたいです。
ところでこの帯は「じざいや」さんで
購入したものです(メールでもOK)
ほかにも「ネコさん帯」たくさんありますよ。
こちらです。
http://homepage1.nifty.com/jizaiya/
こちらの「猫間屋」ページの帯のところです。
この猫ちゃんは、一番下の左にいます。
Unknown (陽花)
2008-01-28 17:46:53
なんとも可愛いねこちゃんですね~
この帯揚げ止めは若い頃に使ったきりです。
使い方も忘れそうだったのですが、あぁ、
そうそうと思い出しました。
Unknown (とんぼ)
2008-01-28 20:44:54
陽花様
私は逆に、結んで締めたことが、
数えるほどしかないんです。
ほんとは使わないでちゃんと締められたら
いいんですけど、自信ありまへん…。
ほ~なるほど。 (武者子)
2008-01-29 00:23:29
こうやって使うのですね、納得しました。
ウチに昔々のがひとつあったのですが、どうやって使うのかも分からずに、しまいこんだままなのです、実は。

この『猫ちゃんに小判』の帯、久々のご登場ですね???
やっぱりかわいいなぁ、とっても愛嬌ありますよね。
どうもありがとうございます (cocco)
2008-01-29 00:42:17
とんぼさま、
突然のお願いをすぐにかなえていただき、ほんとにありがとうございますー

がんばって練習しますっ
可愛い猫 (otyukun)
2008-01-29 13:42:42
この帯、とんぼさんのイラストかな?と思いました。
ちょっと描き方が違うのと、コメントの中で触れられていないのでやっぱり違うのかなと。

良く見ると丸い部分は生地が違って見えますね。
織で変化を付けたのでしょうが、アップリケにも見えてしまいます。

いよいよ、とんぼ先生作の帯を発表する時期が来た様ですよ。
蒸しや湯伸しぐらいはお手伝いします。
Unknown (とんぼ)
2008-01-29 16:23:40
武者子様
一度使ってみてください。
けっこう便利なものですよ。


cocco様
こんな感じで、わかっていただければ幸いです。
練習してみてくださいね。
何回も繰り返すことが一番いいと思います。
習うより慣れろ…ですね。


otyukun様
とてもとてもこんなかわいらしい絵は…。
これはたぶん絵本作家の「いもとようこ」様の絵、
だと思います。織りの帯です。
横浜の「じざいや」さんというお店の品です。

いつか自分のオリジナル、つくってみたいですね。
いやまずは手ぬぐいから…。
初めておじゃまいたします (もなか)
2008-01-30 12:37:48
ネットをうろついてたどり着きました^^
私もあの帯止めっていうのはどうするの?って
思っておりました・・・
とてもわかり易くて便利そう・・・
昨年末に突然キモノを着る宣言をして
実家にほったらかしの着物を引き上げてきた
超初心者です、それ(帯止め)使い方わかれへんし
いらんわ~と、実家に置いてきてしまいました
今度持って帰ってこようと思います。
またおじゃまさせていただきま~す。

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