Windows8 2013-04-04 | 日記・エッセイ・コラム 絶不調のパソコンを初期化して復元したとき、ついでにOSを windows8 にした。 ジジイだ。OSの使い勝手がいいか、悪いかのまえに、新しいものを使いこなすには、ちょいと時間がいる。いまは、戸惑いのときだ。(すこし慣れてきたかな‥‥‥) 春4月だというのに、この町の鬱陶しさは、歩道に残る汚い雪だ。 ことしも、残りわずか9ヵ月というのに、芝生は、まだ、枯れてる。 この町にもどって、わたしがつらく、鬱なのは、寒さではない。ほとんど半年、ほとんど緑色がないことだ。 « パーフェクトゲーム | トップ | フキノトウだらけ »
2 コメント コメント日が 古い順 | 新しい順 この薄黒く汚れた雪、私も大嫌いでした。 (かずら) 2013-04-05 02:07:28 この薄黒く汚れた雪、私も大嫌いでした。けど、ずいぶん無くなりましたね。もう少しの辛抱・・かな。 返信する 春先の憂鬱な光景は札幌も同様で、この時期になる... (シロクマ) 2013-04-05 18:56:32 春先の憂鬱な光景は札幌も同様で、この時期になると小生は、宮沢賢治の「春と修羅」に所収された「札幌市(作品第1019番)」という作品を思い浮かべます。遠くなだれる灰色と歪んだ町の廣場の砂にわたくしはかなしさを青い神話にしてまきちらしたけれども小鳥らはそれを啄まなかつた注)ちなみに、「札幌市」という作品は違った詩句表現に修正されているものがありますので念のため。賢治に名指しで憂鬱感を示された街が他にもあるのかどうかは知らないけれど、雪解け直後の汚れと埃にまみれた北国札幌の街の、何とも重ぐるしい雰囲気を表現するのにピッタリな詩であると、いつの頃からか自分自身の心のうちに刻印された作品です。でも小生は、4か月にわたって雪に閉ざされ、その後、春先の灰色の時間を耐え忍ぶからこそ、やってくる「百花繚乱」の季節への移り変わりの瞬間がたまらなく好きです。堀口大学の言葉を借りれば「梅桜桃李(ばいおうとうり)/あとさきの けじめもなしに/時を得て、咲きかおり」、毎年、気がついたら辺り一面がいつの間にか緑で溢れている北海道。そして、また、春の日差しの透明感!先日の「満月」のブログにコメントされておりました「東京で見るのと何が違うの?」というご質問のatomuさん、是非、真冬の夜に帯広で満月をご覧下さい。夏でも秋でも、いつでもいいですから、出来れば郊外の方が尚更良いでしょう。満天の空から降りそそぐ星の中でまちがいなく「銀河鉄道宇宙の旅」を体験できると思いますよ。 以前に、北緯69度の北極圏グリーンランド・イルリサットで真冬に空を眺める機会を得ましたが、その時は氷点下零度という特異な気象条件のせいもあり、空の透明感も、寒さも、帯広と比較すると格段にぬるくて意外に思いました。(最初の到着地カングルルスアークでのみ氷点下33度を体験しましたが、それも、半世紀ほど前には、我々が生活していた十勝で既に経験していたことですので…) そうです、atomuさん、帯広は間違いなく「北極に近い」のです。現に、北極圏に住んでいるイヌイットの方々の風貌は、親戚のおじさんやご近所の子供たちにそっくりでしたから(多分、ommo’sさんも…笑)。 返信する 規約違反等の連絡 コメントを投稿 ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。 goo blogにログインしてコメントを投稿すると、コメントに対する返信があった場合に通知が届きます。 ※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます 名前 タイトル URL ※名前とURLを記憶する コメント コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。 コメント利用規約に同意する 数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。 コメントを投稿する
けど、ずいぶん無くなりましたね。
もう少しの辛抱・・かな。
遠くなだれる灰色と
歪んだ町の廣場の砂に
わたくしはかなしさを
青い神話にしてまきちらしたけれども
小鳥らはそれを啄まなかつた
注)ちなみに、「札幌市」という作品は違った詩句表現に修正されているものがありますので念のため。
賢治に名指しで憂鬱感を示された街が他にもあるのかどうかは知らないけれど、雪解け直後の汚れと埃にまみれた北国札幌の街の、何とも重ぐるしい雰囲気を表現するのにピッタリな詩であると、いつの頃からか自分自身の心のうちに刻印された作品です。
でも小生は、4か月にわたって雪に閉ざされ、その後、春先の灰色の時間を耐え忍ぶからこそ、やってくる「百花繚乱」の季節への移り変わりの瞬間がたまらなく好きです。
堀口大学の言葉を借りれば「梅桜桃李(ばいおうとうり)/あとさきの けじめもなしに/時を得て、咲きかおり」、毎年、気がついたら辺り一面がいつの間にか緑で溢れている北海道。そして、また、春の日差しの透明感!
先日の「満月」のブログにコメントされておりました「東京で見るのと何が違うの?」というご質問のatomuさん、是非、真冬の夜に帯広で満月をご覧下さい。夏でも秋でも、いつでもいいですから、出来れば郊外の方が尚更良いでしょう。満天の空から降りそそぐ星の中でまちがいなく「銀河鉄道宇宙の旅」を体験できると思いますよ。
以前に、北緯69度の北極圏グリーンランド・イルリサットで真冬に空を眺める機会を得ましたが、その時は氷点下零度という特異な気象条件のせいもあり、空の透明感も、寒さも、帯広と比較すると格段にぬるくて意外に思いました。(最初の到着地カングルルスアークでのみ氷点下33度を体験しましたが、それも、半世紀ほど前には、我々が生活していた十勝で既に経験していたことですので…)
そうです、atomuさん、帯広は間違いなく「北極に近い」のです。現に、北極圏に住んでいるイヌイットの方々の風貌は、親戚のおじさんやご近所の子供たちにそっくりでしたから(多分、ommo’sさんも…笑)。