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(If Loving You Is Wrong) I Don't Want To Be Right

2011-10-17 | 日記・エッセイ・コラム

                        

 ロッド・スチュワートが、アルバム『Foot Loose & Fancy Free 明日へのキック・オフ』(1977年)で歌った (If Loving You Is Wrong) I Don't Want To Be Right  は、まずルーサー・イングラムが歌ってR&Bチャートのナンバーワンになった。1972年(昭和47年)のことだ。

   ルーサー・イングラム (If Loving You Is Wrong) I Don't Want To Be Right  http://www.youtube.com/watch?v=nWAUCVbnDUg

I Don't Want to Be Right: The Ko Ko Singles 2

 不倫ソングだ。結婚している男が、妻を裏切って別の女に惚れた。「君を愛することが悪いことなら、俺は、正しく生きるなんて望んじゃいない」と歌う。

 この曲が日本で広く知られるようになったのは、ミリー・ジャクソンのヴァージョンではないだろうか。わたしもミリー・ジャクソンのアルバムで知った。1974年(昭和49年)のことだ。

 ミリー・ジャクソンは、結婚している男とつき合っている愛人(mistress)の側から歌う。「父さん母さんは恥ずかしことだという。友だちは、結婚してる男とつき合っても未来はないよ、という。いいの、誰に反対されても、私は、あなたとの恋に生きるの。それが、悪いことだっていいのよ。あなたは私の太陽なの」というような感じかな。

 ミリー・ジャクソンのヴァージョンは、10分ちかい大作だ。三部構成で、あいだにミリー・ジャクソン自作の"The Rap"というモノローグ(語り)があって、I Don't Want To Be Right  にもどって終わる。このアルバム Caught Up はわたしのレコード屋でも長い間よく売れた。

Caught Up

    ミリー・ジャクソン (If Loving You Is Wrong) I Don't Want To Be Right  http://www.youtube.com/watch?v=8c8cKm4qC9M

 当然、この曲にはカントリーのヴァージョンがある。こういう男女の三角関係は、いかにもカントリー・ミュージックにふさわしい状況なのだ。1978年にはバーバラ・マンドレルのカントリー・ヴァージョンが大ヒットした。

20th Century Masters: Millennium Collection

    バーバラ・マンドレル  (If Loving You Is Wrong) I Don't Want To Be Right  http://www.youtube.com/watch?v=o-wdD8JMY3I


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