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古い曲が気になる

鮒佐の佃煮、届く

2013-04-01 | 日記・エッセイ・コラム

 鈴木雄三さんに、浅草橋・鮒佐の佃煮を送っていただいた。

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 鮒佐は、幕末期の文久二年(1862年)創業の老舗だ。

 江戸の前浜、佃島の漁民が雑魚を塩煮して売っていた。その佃の塩煮を、塩だけじゃなく、醤油で煮ることを考案したのが、下総・船橋の大野佐吉、鮒佐の創業者だ。当時、醤油は高級品だった。下総は、大豆の産地で、行徳の塩田も近いから、醤油醸造が盛んだった。今や世界的なメーカーのキッコーマンも、ヤマサ醤油も、下総(千葉)で江戸時代から醤油をつくっている。

 あの時代、世界でもっとも人口が多い、大都市・江戸という大消費地がすぐ近くにあったことも、下総の醤油業を発展させたのだろう。大きなメーカーの他にも中小の醤油メーカーが数ある。それは、なにか山梨のワイナリーにも似ている。甲州・山梨県には、驚くほど多数のワイン醸造所がある。独自のブランドで小売りしているワイナリーもあるが、多くは、メルシャンとか、サントリーとか、マンズワインとか、それらの大メーカーに原酒を売っている。家族経営の小ワイナリーも多い。なんだかそれは、北海道の搾乳農家に似ている。

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 鈴木雄三さんとは、なんどか一緒に東京を散歩した。銀座から有楽町、丸の内、皇居東御苑を散策して、神田神保町でビールを飲んだり、浅草や河童橋界隈を歩いたこともあった。

 

 今回、鈴木さんは、人形町から浅草橋、上野、御徒町を通って、秋葉原まで歩いたという。まだ桜の花が残っていて、綺麗だったという。なんとも羨ましい散歩じゃないか。

 

 はやく東京に帰りたいものだ。

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  ここは、やっと路面の氷が解けた。ゴム長靴からスニーカーに替えたので、足首にウエートを付けて歩くことができる。まず1キロを付けて歩いた。すこし慣れたら、2キロにする。

 

 町の風景があまりに退屈なので、散歩のときには、思考のテーマを決めて、そのことを考えながら歩くことにしている。

 それにしても、北極星の位置が高い。10時くらいに夜空を眺めると、その北極星を中心に回る北斗七星が、頭上にある。驚きだ。いかに地球の北に来ているか‥‥‥‥


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