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古い曲が気になる

十勝川のイトウの記録は、2メートル10センチ

2009-04-30 | 日記・エッセイ・コラム

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 今夜は、空気が乾燥して三日月が美しい。このブログ、きのうは一日のアクセスが、1000回を超えた。

 
 世界卓球、女子シングル、石川佳純選手の2回戦の勝利にはジーンときた。相手は、世界ランキング10位の中国人・帖。3ゲーム先取されてからの逆転だった。

 

 然別湖のヤマトザリガニがいなくなったのは、水質の劇的な悪化だとおもう。不気味なのは、然別湖に生息していなかったウグイが大繁殖していることだ。ウグイは、やたらと汚染に強い。

  

 わたしの小学生のころ、帯広川はまだそんなに汚くはなかった。急激にドブ化したのは、台所用洗剤、電気洗濯機、水洗便所などが普及しはじめてからだ。初期のころ、水洗トイレの汚水は下水に流され、下水は直接帯広川に流れこんでいた。帯広川にそそぐウツベツ川(弁慶川)がとくに汚く、合流点の下流と上流ではまるで水の色がちがっていた。

 

 西4条の橋の上から、のぼってくる鮭が見えるくらいきれいだった帯広川から、最初にいなくなったのは、川エビだった。つぎにヤツメ(スナキリ)とカジカ(ドンカチ)がいなくなり、ドジョウが消えた。カジカは、醜くいごつい姿のわりに非常に繊細で清流を好む。十勝川の十勝大橋のあたりにもたくさんいたが、わたしが高校生のころ、とつぜん、消えた。きっと、エサにしていた、石の下にすむ水棲昆虫が、汚染で消えてしまったので、生きていけなくなったのだろう。

 

 つぎに帯広川から姿を消したのは、フナだった。そして、鯉がいなくなった。最後に残ったのは、ウグイだった。ウグイは、ドブのようになった帯広川にも群れていた。

 電気屋の祖父が少年のころ、十勝川にはチョウザメがいたという。イトウは、生きたドジョウを餌にしていくらでも釣れた、ともいう。イトウは、いまでもわずかに住んでいるだろうが、十勝川の記録は、なんと2m10㎝だ。1937年(昭和12年)、豊頃あたりで網にかかった。巨大だ。ジャイアント馬場さんクラスの大きさだ。馬場さんは、209センチだった。馬場さんのような、あんなでかい魚が、かって十勝川を泳いでいたわけだ。想像すると、たのしい。

 帯広の街にでてきて電気屋をやるまえ、祖父は、芽室の伏古で父親と農業をやっていた。畑仕事の合間に、十勝川の古川で、でかい鯉を釣って、馬に乗って、帯広の料亭にもっていくと、当時の土工の日当くらいで売れた、という。農夫の若者にはいい小遣いかせぎだった、という。

 チャーリー・パーカー with チェット・ベイカー http://www.youtube.com/watch?v=mr2-sOiagNg&feature=related

 

バード・アンド・デイズ+3 バード・アンド・デイズ+3

 

 チャーリー・パーカーとディジー・ガレスビー http://www.youtube.com/watch?v=91dolWWdetI

 クリント・イーストウッド監督がこういってる。「わたしはモダン・ジャズといっしょに育った。……十四歳のとき、ビューグル(ラッパ)を吹けるようになった。当時はあまり知られてない楽器だが、いまではとても重要な楽器になっている。その後、学校でコルネットを吹くようになった。それから、バーでピアノを弾いてみた。オークランドのオマー・クラブでラグタイムやブルースを弾いた。そこでタダで食事をさせてもらっていた。

 学校では、リズム・アンド・ブルースをやり出した。それから、フィルハーモニック・コンサートに通いつめた。チャーリー・パーカー、コールマン・ホーキンス、レスター・ヤング、その他有名なジャズマンが出ていた。その頃、ウエストコースト・ジャズが人気を集めはじめていた。五十年代はデイブ・ブルーベックとジェリー・マリガンの二大スターに夢中だった。彼らがまだ地元でしか人気がなかった頃、すでにわたしは授業をサボって彼らの演奏を聴いていた」  (『映画作家が自身を語る 孤高の騎士 クリント・イーストウッド』 マイケル・ヘンリー・ウィルソン編 フィルム・アート社 2008年)

Time Out


1 コメント

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GWに突入した。この期間は好天に恵まれるようです。 (Azu)
2009-05-01 00:52:54
GWに突入した。この期間は好天に恵まれるようです。
さぞ釣人も各河川に入る事でしょう!
先日某新聞に十勝管内O川に餌釣りで入り50cmの虹鱒を釣ったという記事が写真い入りで掲載されていた。
たかが50cmの虹鱒を餌で釣ったからと言って、載る方も、載せる方もどうかと思います!
さぞその後はそこの場所を釣り人が集中して入釣して荒らしたことでしょう!
マナーの悪い奴らはどんどん魚を抜いていきます。自然産卵で数限りなく魚が増えて行くと思っているんでしょうか?
釣り情報を掲載するなとは言いませんが、天気・主な河川の水量、水温、河川の透明度などだけ情報として流してはどうなんでしょうかね?
私はマナーの悪さと、人の多さから好きだった鮭釣りを十数年前に止めました。
鮭釣りを煽る奴らがいるから、俄か釣り師が突然増えて釣りどころではなくなります。
イトウも道内の某場所に行けばまだまだメータクラスも狙えます。やはり古いタイプの魚なので、原始の様相を残している所に生息しているようです。
良く餌で釣る人はドジョウで釣ると言いますが、実は大物狙いはウグイの生き餌で釣ります。
私が旭川にいた時に、90cmのイトウを釣り上げて剥製にするのに腹を裂いたところ、45cmのサクラ鱒が出てきたと言う事がありました。
イトウの荒食いはすごいと聞きますが、良く分かりません。
釣れないから腕が悪いとか良く言いますが、魚が今まで見向きもしなかったのに、突然スイッチでも入った様に餌を追いかけだす時があります。
動物の行動は人間には理解できません!動物の方が人間を理解できないかな・・・・・
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