ソニーがまたアナログのレコードを制作して話題になっている。しかし、最近の記事で驚いたのは、CDの時代になってアナログ・レコードの制作をやめたとき、CBSソニーは(ソニー・ミュージック・エンターテインメントになっていたのか)、ノイマンのカッティッグマシーンを廃棄した、という。驚きだ。”えッ? 捨てた?”
十数年前から ”欧米” でアナログ・レコードがブームになっていて、日本の若いアーティストもその流行りに乗って制作している。で、ソニーは、今年からまたアナログのレコードを作りだした。
ソニーは、カッティッグマシンを廃棄していたので、実働するノイマンのマシンをアメリカで見つけて、解体して日本に輸送して組み立てるのが大変だった、という記事があった。
(CDの時代になったから)、ノイマンのカッティッグマシンを ”廃棄した”‥‥‥‥驚愕だわな。
アナログのレコード時代、CBSソニーのクラシックやジャズのLPの帯には、”ノイマンのなんちゃマシン"でカットしたとか自慢たらたらのコピーがあった。しかし、CDの商売になるとすぐに、そのドイツ製のノイマンのマシンは捨てられ‥‥‥カッターと呼ばれるプロフェッショナルな職人(この人たちがアナログのレコードの音を創る)は、くびにしたのかね?
ずっと一途に、アナログレコードを作りつづけている会社がある。
東洋化成 http://www.toyokasei.co.jp/
これがノイマンのカッティッグマシン。