イワナ(オショロコマ)ではなく、ブラウン・トラウト? 帯広川で数十年ぶりに釣りをして、ヤマメ(?)、ニジマスのあと、イワナが釣れた。それも朱点があるから、いわゆるオショロコマではないか? と驚いた。
イワナは、渓流の最上部に生息する魚で、市街地を流れる帯広川中流域で釣れるのは、ちょっと違和感があったのだ。高校生のとき、十勝川の士幌線鉄橋付近で大型のイワナを釣ったことがあるが、それは、降海型のアメマスになっていた。
先週末に帯広川で釣ったのは、イワナ(オショロコマ)ではなく、ブラウンだと、”僕等に微笑みを” さんに教えていただいた。
そうだよね、この付近でイワナが釣れるわけがないのだ。それにしても、むかし、わたしが北海道に住んで川釣りを楽しんでいたとき、ブラウンなどまったくいなかったのだが‥‥‥30年の不在は大きいね。
しかし、だれがブラウンなどもちこんだのだ? 北海道の川が、ニジマスとブラウンだらけとは、まずいんでないかい?
中学・高校のとき、柏林台のあたりから、帯広川を釣り上がったが、かってこのあたりは、圧倒的にウグイの勢力圏だった。だが先週、30分たらずの時間で、マス科の魚を6匹立て続けに釣ったが、ウグイはたった1匹、ひどく小さいやつが釣れただけだった。
あの、どんな悪しき水質にもタフに適応する、旺盛な繁殖力のウグイが、悪食獰猛な外来種、ニジマス、ブラウンに駆逐された、ということなのだろうか?
帯広川は、たしかに昔よりきれいになっている。よどんだ止水の沼や古川にも適応して生息するウグイより、はるかに清流を好むマス類にとって、住みやすい川になったのだろうか。
きのうもまた釣れた。ちょっとピンボケだが、すこし大型の、イワナではなく、ブラウン・トラウト。