『かくも長き不在 Une aussi longue absence 』というタイトルの、1961年(昭和36年)封切りのフランス映画があった。映画の内容は、わたしの場合とかなり違うが、わたしが長いあいだレコード屋をやっていた帯広駅前商店街、西二条商店街は、まるでちがう街になっていた。
きょうは、西の遠くから、みずほ銀行のATMをさがして、自転車で帯広市の中心街まで出た。
かっての繁華街の、西2条を帯広駅までいくあいだ、“かくも長き不在”を痛感した。『まるで違う街だ……』
母の実家の電気店のまえ、西4条9丁目の公園の、子供のときからあったポプラは、さらに巨木になっていた。その威風堂々は、圧倒的な美しさがある。巨木・老木のもっている、なにか霊的なパワーだ。
このポプラが、いかに太いか、自転車との比較でわかるだろうか? 高さもすごい。