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古い曲が気になる

オー・シャンゼリゼ、そして、 Эдита Пьеха

2011-10-31 | 日記・エッセイ・コラム

                    

 なでしこジャパンの川澄奈穂美さんが出演する、カロリーメイトのCM、バックの音楽は、『オー・シャンゼリゼ』だ。

    なでしこジャパン・川澄奈穂美 カロリーメイトCM http://www.otsuka.co.jp/cmt/muchu-no-tochuni/index.html

                        

    ダニエル・ビダル 『オー・シャンゼリゼ』 http://www.youtube.com/watch?v=gOGOK-R-lXA&feature=related

 日本では、『オー・シャンゼリゼ』という邦題で大ヒットした。1970年(昭和45年)のことだ。

オー・シャンゼリゼ~ベスト・オブ・ダニエル・ヴィダル

 日本では、ダニエル・ビダルのフランス語のヴァージョンと、レーモン・ルフェーブル・オーケストラでヒットしたので、フランスのシャンソンと思われているらしい。だが、オリジナルは、イギリスのロック・バンドの曲だ。

 (わたしは、この曲こそ、シャンソンではなく、いかにも60年代のイギリスのバンドらしい曲だと思うが……「オリジナルは、ポール・マッカートニーだよ」といわれても、「あぁ、そうなんだ」、と納得してしまうほど60年代イギリスっぽい曲。と、思う)

    ジェイソン・クレスト Waterloo Road http://www.youtube.com/watch?v=aKYUrxWRLHk&feature=related

 このイギリスの曲に、ピエール・ドラノエがフランス語の詞をつけて Les Champs-Élysées となった。オリジナルのタイトルの、ロンドンの“ウォータールー通り”を、パリの“シャンゼリゼ通り”に変えたわけだ。

 フランス語ヴァージョンは、まず、ジョー・ダシーンの歌でヒットした。1969年のことだ。翌年、日本でもダニエル・ビダルのヴァージョンが、『オー・シャンゼリ』の邦題で発売されて大ヒットした。(ダニエル・ビダル版は、おそらくきっと、日本だけのヒットではないだろうか? このあと、ダニエル・ビダルは長く日本に住んで、日本人と結婚した。いまは、離婚してフランスにいるという)。

           ジョー・ダシーン  Les Champs-Élysées       http://www.youtube.com/watch?v=uA4KihbsISU

      

    ダニエル・ビダル 「天使の落書き」http://www.youtube.com/watch?v=uD-dxgrrzaM

 ダニエル・ビダルは、「天使の落書き」という曲で、日本でデビューした。この曲は、聴くとすぐわかるように、ロシアの曲だ。ロシアのエディータ・ピエーハのヒット曲なのだ。

    エディータ・ピエーハ (天使の落書き)http://www.youtube.com/watch?v=Koegc-csvjI

 (わたしは、外国人の名前をカタカナで表記するとき、できるだけ、今の一般的な表記で書こうと思っている。だがしかし、日本であまり知られてないミュージシャンや、ロシアなどスラブ語圏の人名を日本語のカタカナ表記するとき、じぶんが読む音で、勝手気ままに表記している。これは、てきとうなのわたし流なので、間違いはカンベンしてほしい。ユーチューブなどの映像で、その人を紹介する司会者の発音を、なんどもなんども聴いてみる。で、カタカナで表記するのだが……こんな感じに聴こえるな、と。

 わたしが勝手にカタカナで、『エディータ・ピエーハ』と表記したが、キリル文字では、Эдита Пьеха 、ローマ字では、Edita Piekha と書く)