映画『ノッティングヒルの恋人 Notting Hill 』のサントラにつかわれた、ビル・ウィザースの Ain't No Sunshine は、1971年(昭和46年)のヒット曲だ。邦題は、『消えゆく太陽』。
『ノッティングヒルの恋人』サントラ ビル・ウィザース Ain't No Sunshine http://www.youtube.com/watch?v=tlP89pMc3UM
1971年、このデビュー・アルバムを発売したとき、31歳になっていたビル・ウィザースは、音楽では食べていけず、工員をやっていた。(フォード・モーターズで組立工をやっていたとも、ボーイング747のトイレの便器を組み立てていた、ともいうが……。ともかく)、自主制作のデモ盤をつくったときにアレンジをしてくれた、ワッツ・103rd・ストリート・バンドのレイ・ジャクソンの紹介で、Sussex レコードからこのファースト・アルバムを発売することができた。そしてこのアルバムで、世界に知られるシンガー・ソングライターになったのだ。プロデュースは、ブッカー・T・ジョーンズだ。
このアルバムからシングル・カットされた Ain't No Sunshine は、最初、Harlem のB面だった。だが、ラジオのDJたちは、B面のほうが気に入り、ビルボード誌のR&Bチャートの3位にまで上昇する大ヒットになった。そうして、Ain't No Sunshine は、1972年のグラミー賞・ベストR&Bソングに選ばれたのだ。
ビル・ウィザース Ain't No Sunshine http://www.youtube.com/watch?v=tIdIqbv7SPo&feature=related
Ain't No Sunshine は、1971年の発売いらい世界じゅうのミュージシャンにカバーされている。150ちかいアーティストにカバーされ、レコーディングされているというが、そんな数ですむのだろうか。ドイツ語版だけで、ユーチューブに二つの異なった歌詞の映像があった。フランス語やスペイン語やポルトガル語やロシア語など世界じゅうの言語のカバーを探すと、すさまじい数になるのではないだろうか?
マイケル・ジャクソン Ain't No Sunshine http://www.youtube.com/watch?v=bJTNUIuassY&feature=related
ホセ・フェリシアーノ Ain't No Sunshine http://www.youtube.com/watch?v=d-lUBlbJkrQ&feature=related
スティング&デイヴィッド・サンボーン Ain't No Sunshine http://www.youtube.com/watch?v=zNB4rvHPjPg&feature=related
エヴァ・キャシディ Ain't No SunShine http://www.youtube.com/watch?v=iyYYSSuNmog
フレディ・キング Ain't No Sunshine http://www.youtube.com/watch?v=16AnGcB7MHA&feature=related
バディ・ガイ&トレーシー・チャップマン Ain't No Sunshine http://www.youtube.com/watch?v=neFzQ-vBXm0&feature=related