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古い曲が気になる

いつの日であれ、二日酔いのない日はいい日だ

2010-05-30 | 日記・エッセイ・コラム
湖水に消える (ハヤカワ・ミステリ文庫)

『夏の陽が輝く朝だった。ジェッシイは気分がよかった。〈いつの日であれ、二日酔いのない日はいい日だ〉』、これはロバート・B・パーカー の小説、ジェッシイ・ストーン・シリーズの『湖水に消える』(菊池光 訳 ハヤカワ文庫)のなかの文章だ。

主人公、ジェッシイ・ストーンは、ロスアンゼルス警察の殺人課の刑事だったが、酒に溺れてクビになり、田舎町パラダイスの警察署長をやっている。でも、酒を断ったわけでなく、飲み続けている。しかし、飲酒に対して非常にナーバスなのだ。

                              

今朝は、小説のなかのそんなフレーズを思い出した。わたしも、昨夜、ひさしぶりに酒を飲まなかった。きょうは、〈二日酔いのない、いい日〉だったのだ。娘のところに出かけることにしていたので、昨夜は、酒を飲むのはやめにした。二日酔いのヨレヨレ、クタクタ、ボロボロの気分で人に会いたくない。ブザマで、ミジメな姿をさらしたくない。還暦過ぎて、やっと、それに気づいた。It's too late now だ。

神田神保町の三省堂書店本店で、孫たちの好きなコミック本、「ポケットモンスター」を買って、都営地下鉄新宿線に乗った。日曜日だ。電車のなかは、家族連れやカップルが多い。サラリーマンであふれる、いつもの雰囲気とは違う。

昼飯をご馳走になって、長い時間、娘と話しこんだ。とりとめなく、さまざまなジャンルの話をする。それが楽しい。娘たちと話すことが、この世で一番楽しい。二人の娘も、わたしも、それぞれ東京駅まで1時間以内のところに住んでいる。だが、仕事にも、子育てにも忙しい娘たちと会えるのは、年に数回なのだ。下の娘とは、2週間くらい前、日暮里の居酒屋で、いっしょにビールを飲んだ。じつに楽しかった。

娘のところからの帰り、市ヶ谷で地下鉄をおりて、靖国神社まで歩いた。6時には閉門だ。境内に入ったのは、閉門3分前くらい前だったので、参拝者はもう数人しかいない。

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市ヶ谷から靖国通りを九段下へ。靖国神社の長い塀が美しい。

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夕暮れの靖国神社。閉門のすこし前。参拝者は、わずかだ。

              

神保町交差点で、いつも、この寿司500円日替わりセットが気になる。まだ食べたことはない。

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九段下から神保町へ下っていく途中の、この建物は、わたしが学生のころから、こんな崩壊寸前のような、古びた感じだった。だが、テナントは、いっぱい入っていて、一階の店舗も繁盛していた。なんとも雰囲気があって好きな建物だった。崩壊寸前のようないまも、一階では何店か営業している。壁が剥離して落下するのか、全体をネットで被っている。やがて取り壊され、再開発されるのだろうか。

         ロバート・B・パーカー.net http://www.robertbparker.net/index.htm

                      

宮崎の口蹄疫は、まったく終息のきざしがない。農水省は、きょうも新たな感染を確認したと発表している。 きょう判明分を含めた合計頭数は、163,492頭(牛30,002頭、豚133,474頭、山羊8頭、羊8頭)。『各事例の詳細 』をみるとわかるように、すべてワクチン接種をうけた牛だ。このワクチンは、発症を抑えることができない、といえるのではないだろうか。 http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/pdf/100530-01.pdf
  農水省のプレスリリース http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/100530.html