Ommo's

古い曲が気になる

そろそろ梅雨か?

2009-05-24 | 日記・エッセイ・コラム

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 夕暮れ、雨がやんだので、街路樹の下に咲いてるアジサイをながめにでかけた。

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  日が落ちると、雷が鳴り、また強い雨だ。荒れてる。梅雨入りがちかいのか。北海道の人間には、何年たっても、この梅雨がつらい。長いと、七月の末まで明けない。二ヶ月、雨のなかだ。

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ブルーノートの真実 ブルーノートの真実

 

 小川隆夫著「ブルーノートの真実」(東京キララ社 2004年発行)を読みだした。ジャズのレーベル、ブルーノートの創設者、アルフレッド・ライオンのインタビューをもとに書かれた貴重なモダン・ジャズ史だ。じつにおもしろい。著者の小川隆夫さんは、ブルーノート・レコードのすべてを持っている「完全コレクター」で、ジャズ評論家、翻訳者、そして、現役の整形外科医だという。

 このブログをはじめて、しばらく無縁だった音楽を、再び聴き、調べだすと、誤解していたことがたくさんある。レコード屋をやめてから出版された、音楽にかかわる本は、ほとんど読んでなかった。だから、本もおもしろい。YouTube をみていると、みたことがない映像が、どんどん見つかって、興味はつきない。時間を忘れてしまう。インターネットとは、まったく便利なものだ。

 きのうは、YouTube で古いスイング・ジャズをみていて、アンドリュース・シスターズの映画のシーンをみつけた。むかし、V-ディスクの復刻盤で、音楽だけ聴いたことがあった。http://www.youtube.com/watch?v=-wiVkdVPGoY  兵士の戦意を鼓舞して、国威を発揚するということでは、 これもある種の軍歌だろうか。プロパガンダ映画であることはたしかだ。

 いまではラブ・ストーリーとしか観られない、ハンフリー・ボガートとイングリッド・バーグマン主演の「カサブランカ」も、反ナチのプロパガンダ映画として、アメリカ政府がスポンサーになって制作された。

 アンドリュース・シスターズは、第二次世界大戦のプロパガンダ映画、そして、前線慰問公演とV-ディスクで、再び国民的な人気を獲得したのだ。このときのアメリカ人の敵が、ドイツと、わが日本だから、ちょっと複雑な気分で映像をみる。たのしいのは、たのしいのだが……。

 V-ディスク(Victory Disc) とは、アメリカ軍が将兵の慰問のために制作したレコードだ。レーベル、白人黒人を超越して、人気のジャズ、ポップス、カントリー&ウエスタンのアーティストの曲を録音して、前線に送られた。