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わたしは、1960年代後半から70年代、北海道・帯広市で小さなレコード店をやっていた。まだCDは無く、アナログのレコード屋。
小説家の辻仁成さんがエッセイのなかで、「はじめてロックのレコードを買った店 サウンドコーナー」と書いた店(『そこに僕がいた』新潮文庫)。辻さんは、九州から転校して小、中学を帯広ですごしたらしい。
浜田省吾、松任谷由実、井上陽水、吉田拓郎、矢沢永吉、宇崎竜童、りりィ、五輪真弓、浅川マキ、チューリップ、泉谷しげる、中村雅俊、萩原健一、イルカ、RCサクセッション、海援隊、柳ジョージ、松山千春、中島みゆきなどのライブを主催した。
昨年NHKを退職してフリーになった宮本隆治さんは、当時、NHK帯広局のアナウンサーで(1973年~1977年、帯広局勤務)、担当のFM番組に出演した足寄の青年、松山千春さんを紹介してくれた。実家の病院を手伝っていた中島みゆきさんも宮本さんのラジオ番組で歌っていた。
森本裕二くんは、そのころ、帯広畜産大学の環境植物の学生で、卒業記念のライヴではザ・ナッツと共演した。