adagio

横浜・川崎を中心に食べ歩き。
有名店やチェーン店よりも隠れ家的名店が好物。
レトロな喫茶店とか、一軒家カフェとか。

<神秘の宗教世界へ6>アンコール朝全盛期の宗教都城「アンコール・トム」前編

2012年11月25日 | ├ 海外
「大きな都城」を意味するアンコール・トム(Angkor Thom)。



城壁と環濠に守られた巨大な宗教都城で、現在残る遺跡は12世紀末~13世紀初めにかけて
ジャヤヴァルマン7世が造りあげたのだそう。
そんなアンコール・トムは1辺3km、周囲12km、幅130mの環濠で囲まれています。
総面積は何と!900ha、東京ドーム60数個の広さです。
その昔、都城を守る兵士たちが歩いていた城壁の上を、今も歩くことができるのだそう。

シェムリアップ市の中心から車で20分、また自転車を利用しても40分ほどのところにありました。
宝石箱のような楽しさ、美しさが詰まっている巨大寺院を地元遺跡ガイドのLさんに
説明してもらいながら、散策してみようと思います。

南大門


アンコール・トムの環濠に架かる約130mの橋の欄干には蛇神ナーガを抱き抱えている
阿修羅が一列に並んでいました。

新しい阿修羅はレプリカですが、古いものは建設当時のものなのだとか。
そして、正面には砂岩で造られた高さ23m観世音菩薩の四面仏塔が・・・。
その下を車、自転車でも通ることができます。
かつては木造の扉があり、朝夕開閉されていたそうですよ。

門の入口に立ってみると、入口の左右には象が鼻で蓮のつぼみを拾い上げようとする
彫刻が施されていました。

あまりにも、印象的すぎるメインゲートでした!

バイヨン

アンコール・トムの中央に聳える、バイヨン。
アンコール・ワットに次いで高い人気を誇るのがコチラです。
あの三島由紀夫氏も魅了されたという四面仏塔が大きな特徴です。
そんなバイヨンへはどこからでも入れるのですが、まずは第一回廊をまわってみます。

ホテルでクチコミを見ていたら第一回廊の鑑賞は正午がベストタイムなのだとか。
浮き彫りが鮮やかに浮かび上がって、撮影にも適しているそう。
せっかくなので、その時間に合わせて行ってみました。


第一回廊のレリーフを見てみると、クメール兵の戦いぶりと暮らしが細かく描かれていました。
コチラは位の高い将校たちの後に続く兵卒たちの行進シーンです。


髷と髭が印象的なコチラは、中国人兵士たちでしょうか。

アンコール・ワットのレリーフを楽しむならば、あらかじめ神話を読んでおかないと
面白さが伝わってこないのではないかと思うのに対し、コチラは当時の生活を
描いているので予備知識がなくても十分楽しめるような気がしました。
また、正午の鑑賞ですが浮き彫りが引き立っているだけでなく、
ツアー客がいないので(おそらく、この時間はランチ中?!)自分のペースを
保ちながら、ゆっくり見て、撮影することができました。

そして、最大のハイライト!上部テラスへと進みます。


テラスの周囲はナーガの欄干が取り巻いていて、大小16の四面仏塔が中央祠堂を
囲むように立っていました。
円錐型の中央祠堂には入口が4カ所あり、内部には仏像が安置されていました。


バイヨンでは、第一回廊のレリーフと四面仏塔は必見です!

三島由紀夫氏の「ここへ来て、一人でお顔を仰ぐときだけ、心が安らかになる。」という
言葉通り、こんな間近で微笑みを見ていると和やかな気分になっていきます。
ひとりでここで立っていると、崇高な世界へと導かれていくような感じがしました。

アンコール・トムでの散策はまだまだ続きます・・・。




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<神秘の宗教世界へ5>Bopha Angkor(ボパ・アンコール)/熱帯植物に囲まれて伝統料理を

2012年10月22日 | ├ 海外
ワット・ボー通りの近くにあるカンボジア料理店。

オールド・マーケットから歩いて10分ほどのところにありました。
遺跡めぐりの途中、ランチで利用しました。

店内に入ると、民族楽器の生演奏と店員さんたちの丁寧な挨拶でお出迎えがありました。
座席は店内のテーブル席の他にテラス席もあったのですが、
入店と同時に雨が降りだし、店内のテーブル席に案内されました。





熱帯植物に囲まれた趣のある雰囲気です。

今回、お店おすすめの「Degustation menu」をいただくことに。
店員さんによると、代表的なカンボジア料理を少しずついただくことができるのだそう。
お料理の前に、まずはコチラを注文。
アンコールビール

世界遺産「アンコールワット」の名をつけたカンボジアで最もポピュラーなラガービールなんだそう。
クセのない、なめらかな飲み口で爽快な苦味もあります。
後味も良いので、食事との相性も抜群でした。

注文して、5分ほど経ったところで1品目の料理が運ばれてきました。
揚げ春巻と生春巻

揚げ春巻には豚ミンチ肉、小海老などが、また生春巻には小海老、レタス、ニラ、にんじんなどが
ぎっしりと入っており、カンボジアの魚を原料とした液体状の調味料「トゥック・トレイ」
をたっぷり絡ませていただきました。
トゥック・トレイは甘めのタレでおいしかったですよ。

2品目はカンボジア・シェムリアップの名物料理「アモック」の登場です!
白身魚をココナッツミルクで蒸した料理をいただけるとのこと、楽しみです。
チキンアモック レモングラス風味/パームシュガーとパイナップルの蒸し魚
クメール伝統!ココナッツビーフカレー/オイスターソース炒め

お皿に上にはバナナの葉(?)で包まれた4種類のお料理が盛り付けられていました。
タイ料理と違って、どのお料理もマイルドな味わいです。
それに野菜やハーブがふんだんに使われていて、すごくヘルシー♪

テーブルに置かれた調味料をあれこれと加えながら、おいしく楽しくいただきました。


中でも、とくにおいしかったのがココナッツビーフカレーです。

シナモンや八角などの香辛料にココナッツミルクを加えたカレーなのですが、
クメール牛や野菜の旨みがしっかりとしているので甘ったるくはなく、味に深みがありました。
予想外のおいしさでごはんがすすみました(笑)。

ライムジュース

シロップが添えてあったのですが使わず、そのままいただきました。

そして、デザートが運ばれてきました。
揚げバナナ ココナッツキャラメルソースを添えて

甘さ控えめで、やさしい風味でした。

最後にジャスミンティーをいただいて、お店を出ました。

旅行中、カンボジア料理店を3軒ほど立ち寄りましたが
コチラのお店が一番正統派だったように思えます。
ココナッツソースなど甘いソースを使っているのですが、その甘さが上品で
食材の風味を引き立てるような調理をされていました。
また、料理が運ばれてくるたびに丁寧に説明してくださって、丁寧な対応も印象に残りました。

Bopha Angkor(ボパ・アンコール)
0512, Street Acharsvar, Siem Reap, Cambodia
063-964-928


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<神秘の宗教世界へ4>華麗なる天界のアートギャラリー「アンコール・ワット」、第二回廊・第三回廊へと

2012年10月14日 | ├ 海外
十字回廊をさらに奥へ進んでいくと、第二回廊に出ます。


第二回廊
第一回廊と同様、四角形の回廊で東西115m、南北100mの大きさです。
そんな回廊を歩いてみると、第一回廊のような大がかりなレリーフはありません。
内部はガランとしていて、頭部がなくなってしまった仏像が並べれていました。


この第二回廊で私が気になったのは、連子窓です。
連子窓というと法隆寺でしょう・・・という方が多くいらっしゃるかと思いますが
こちらのはちょっとデザインが個性的でインパクトがあるんですよ。
こういうとき表現力がないと困るのですが、ソロバンのような(苦笑)デザインでした。


また、破風にはヒンドゥーの宗教説話が描かれることが多いそうですが、
今にも飛び出してきそうな細やかな施しで見ごたえがありました。

よーーく見てみると、歌舞伎役者の決めポーズをされている神様も(下から2段目・中央)?!
あまりの蒸し暑さに目に映るものが滑稽に見え始めてきました・・・。
そして、いよいよ神の領域へ。

第三回廊と中央祠堂
アンコール・ワットの中心部分で、一番の見どころがこちらになります。
かつては、ここで王族が神の降臨儀式を執り行ったといわれている最も神聖な場所なんだそう。
そのため、階段を上がる前に服装などのチェックがあります。
膝上のスカートやノースリーブなど露出の多い服装の方は入場を断られます。
また、一度に入場できる人数が100人と制限されているそう。
服装チェックマンによると、ハイシーズンは入場1時間以上待ち・・・なんだとか。

遺跡ガイドのLさんとここで別れて、いよいよ天界へ。
70度の傾斜をもつ、あの第三回廊への階段というのがコチラ!

石の階段を覆うように、手すりつきの木製階段が設置されています。

階段を上りきると、そこは別世界。
神聖な場所からの眺めも、格別 !!!

黄色いのは「ANGKOR BALLOON」と呼ばれる気球です。
上空200m地点から、アンコール・ワットの全体像を堪能することができるそう。

第三回廊は全体像の画像・映像を見ることが多く、こんな真下から見上げることができるなんて。


天界を歩いていると一瞬何か感じるものがありました、気・・・なんでしょうか?!
この辺だけ、体感温度が違うような。

敏感な方は、きっと明確な何かを感じられるかもしれません。

こちらに来る前に、ネットでアンコール・ワット内の図解を見ておきました。
図解を見ると、建物の構成がかなりシンプルなので安心しきっていたのですが、
いざ中に入ってみて、何度か方向感覚を失いそうになった箇所がありました(汗)。
神を祭った神殿なるものは数多くありますが、人をここまでワクワク&ゾクゾクさせながら
神の住処へと導いていく演出もお見事です!
アンコール王朝の人々の感性の豊かさに、ただただ感嘆するばかり・・・。

この日は3時間半ほどかけて、まわりました。

この後はアンコール・ワット周辺を散策しながら、あの都城へも。



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<神秘の宗教世界へ3>華麗なる天界のアートギャラリー「アンコール・ワット」、第一回廊・十字回廊へと

2012年10月12日 | ├ 海外
約600年にわたりインドシナ半島で隆盛を極めたアンコール王朝。
各時代の王たちはヒンドゥー教や仏教に帰依し、神々の神殿を造り上げました。
当時政治、文化、科学などで世界の先進国であった中国を模倣しようとはせず、
独自に構築したこの王朝はアンコール・ワットなどの巨大遺跡群を後世に残しました。
そして、これらの完成した宗教寺院の数々は時空を超えて、祈りを捧げるための聖地で
あり続けています・・・。

そんなアンコール・ワット(Angkor Wat)はご存知、カンボジアにあるアンコール遺跡のひとつで
アンコール遺跡群の中でも最大規模を誇る宗教寺院です。
シェムリアップ市の中心から車で15分、また自転車を利用しても30分ほどのところにあります。
「アンコール」は王家の都市を意味し、「ワット」は寺院を意味するそうですよ。
1992年にはアンコール遺跡として世界遺産に登録されました。
東京ドーム約15個分の広さをもつという巨大!アートギャラリー、アンコール・ワット。
それでは、地元遺跡ガイドのLさんに説明してもらいながら、隈なく回ってみようと思いま~す。

環濠と西参道
アンコール・ワットの入口にはシンハ(獅子)像が左右に1対、鎮座していました。
ここから砂岩を敷き詰めた幅9mほどの参道が続き、まずは幅190mの環濠の橋を渡ります。


石畳にも心惹かれるものがありますが、環濠も旅情をそそる風景です。

門をくぐる前から、ゾクゾク感が高まります(笑)。

中央西塔門
環濠を渡りきるとアンコール・ワット最大の門・中央西塔門に出ました。

中央塔から左右に歩廊が伸びており、その両端には象の門がありました。
かつて中央西塔門は王のための通路だったのに対し、象の門は煌びやかな象や牛車の
行列入ってきたそうです。

中央西塔門をくぐり、回廊を南側に進んで行くとヴィシュヌ神像が置かれていました。

高さは4mほどあったかと思います。

経蔵と聖池
中央西塔門から寺院の境内へ入ります。
門から本堂入口までは約350mあり、その参道途中の左右両脇には経蔵がありました。

経蔵には聖典や書物などが収められていたそうです。
当時の石像建築では屋根作りに苦労があったそうですが、迫り出しアーチを駆使し、
経蔵の屋根は見事なカーブを描いておりました。

さらに、その先を進むと16世紀頃に掘られたされる2つの池があります。
水面にアンコール・ワットの全景が映ることで知られる人気ポイントです。

旅行会社などのカタログの表紙を飾っているアレです、アレ(笑)。

十字型テラスと大塔門
参道を歩き終わり、数段の階段を上がると十字型のテラスに出て、
さらに進んで行くといよいよ寺院の入口である大塔門に達します。


第一回廊
大塔門を抜けると、第一回廊です。

ネタ帳(笑)を見ると、回廊の長さは東西215m、南北187m、全長が800m近くあります。
この内側の壁面には薄い浮き彫り絵図が描かれていました。

絵図はヒンドゥー教神話がモチーフとなっているそうです。
とくに印象的だったものをいくつかご紹介したいと思います。
これは、ラーヴァナ軍の兵士と戦う猿の兵士です。

猿の兵士をよ~く見てみると、武器は持っていません。
大激戦を繰り広げる壁画は50mほど続き、臨場感あるれる描写が圧巻です。
歯を剥きだし威嚇しながら戦う猿の兵士のユーモラスな動きが印象的です。
あっ、敵のお尻に噛みついている猿の兵士を発見。
どうやら、最大の武器は自分の歯のようです(笑)。

それから、極楽浄土と死後の世界を描いた「天国と地獄」をテーマにしたレリーフも必見です!


壁面を見ると3段に区切られ、上段は行幸を積んだ王や王族が天国へと導かれる絵、
中段は今世の自分の行いを胸に手を当てて思い起こし、死後の裁判を司る閻魔大王に
裁きを受けている絵です。


そして下段には地獄の様子が描かれていました。
中でも、この下段の地獄絵の描写が壮絶なんです!

裁判で地獄行きが決まった者たちは一列に並んで地獄への道のりを歩いて行きます。
その後、火あぶりや動物の餌食になる絵など厳しい刑罰がリアルに描かれていました。

中段⇒下段へストーリーが続く部分もありました。
裁判の結果、悪行のため地獄へ落とされるシーンです。


その他に宮廷に仕える女官をモデルにしたという女神デヴァターもあちらこちらで見かけ、
当時のファッションチェックを楽しむことができました。

今見てもお洒落なファションで、ヘアスタイルも個性的でしたよ♪

十字回廊
第一回廊から第二回廊へ向かう途中、十字回廊の広間がありました。
十字型に区切られた空間には4つの沐浴池があり、おそらく巡礼者たちがここで
身を清めていたのではないかと思います・・・。


壁画を見ながら歩いてると、ふと教会が頭に思い浮びました。

教会では文字がわからない人たちにも理解できるようにと描かれたステンドグラスを
通じて、キリストの一生を伝えたと神父様から聞いたことがあります。
もしかしたら、この壁画も単なる装飾ではなく、アンコール王朝を後の時代へと
伝えようと描かれたものなのかもしれません、かも・・・。
躍動感あるれる描写で見ごたえがありました。
この後、第二回廊⇒第三回廊へと進み、ついにあの領域へ立ち入ります!


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<神秘の宗教世界へ2>スワンナプーム国際空港からシェムレアップ空港へ

2012年10月11日 | ├ 海外
スワンナプーム国際空港(バンコク)に到着。
日本から目的地への直行便はなく、タイのバンコクを乗り継いで行くことに。
ターミナルビルを隈なく散策した後は乗継カウンターでチェックイン。
そして、機内へ。


座席に着くと、用紙3枚を手渡されました。

左からビザ申請用紙、税関申告書、出入国カード。
ビザは大使館や領事館へ出向かなくても、現地空港でも取得することができます。
私が行ったとき(10月)は観光客が少ない月なのですぐに対応してもらえましたが、
11月~1月などの混雑シーズンやツアーにご参加の方は事前に取得されることをおすすめします。

コチラはバンコク・エアウェイズの機内食。


機内食をいただいたり、頼まれていた機内グッズを購入したり、
書類を記入していたら、1時間の空の旅はあっという間に終了しました。


建物内に入り、入国審査。


その後、出口へ進んで行くと私の名前が書かれたボードが目に飛び込んできました!
男性に声をかけると、いきなり民族衣装をまとったお姉さんたちから熱烈歓迎!!
おまけに、レイも・・・。

ある方からのサプライズ(ご好意)だったのですが、このテンションには・・・。
早くこの場から離れたかったので、このときの画像はありません(苦笑)。
レイの熱烈歓迎は、奇怪な街歩きの幕開けとなりました。


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