ぼちぼち日記

大切な日々のこと

加古さん

2013-07-04 12:31:00 | 娘と読んだ絵本のこと

仕事がない日は、夕方、娘と一緒に犬の散歩に出かけます。
娘の一番のお気に入りは、何と言っても、田んぼコース。
娘さん、そのうち絶対に落っこちる!というくらい、田んぼの中をのぞき込んで、なかなか、前に進んでくれません。
そうです。田んぼの中は、ただ今、おたまじゃくし王国~!
ということで、そんな娘に、読みたくなった一冊。

お母さんが、まさに食べられてしまう!というシーンで、思わず、恐怖の声をあげてしまった娘。
怖がらせてはいけないと、慎重に、慎重に読んだけれど、やっぱり怖かったねー。
よっぽど怖かったのでしょう。一度読んだっきり、
「おたまじゃくしのは、怖いからいい。」と言って、二度と読もうとしない娘さんでした。

で、加古さんの本、他にもあるから読んでみよう!と続けて読んだのが・・・・



こちらは、あまり怖くなかったようですが、意味が良くわからなかったようでした。
うーん。実は、久しぶりに読んだ母も、ラストが良くわからなかった。

で、気を取り直して、もう一冊。



これは、単純明快なストーリー&怖くない が揃って、娘さん、気に入った様子でした。
日曜日の朝、パパにも読んでもらっていたらしい。
ケラケラ笑いながら聞いています。

「赤いアリ、見たことある!」
と、娘さん、熱弁をふるっていましたが、一体、どこで見たのだろう。私は、最近、見てないな。
聞けば、クラスの友達の中に、虫好きの女の子がいるらしく、その子のおかげで、アリやら
ダンゴムシやらが、ぐっと、身近な様子です。友達っていいね。

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久しぶりに、加古里子さん、沢山、読んだなー。
娘にとっては、加古さん=「むしばミュータンス」だったから、これは、色んな本を書いている人だぞ!
と思ってもらえたら嬉しいな・・・・と思ったりする母でした。

学校の授業で、図書室で本を借りることを教わったらしいけれど、全く、本を借りてこない娘さん。
「図書室なんて、行ってる暇ない。」と、娘に、先日、ばっさり切り捨てられた母なのですが、いつか、
加古さんの絵本シリーズ、見つけてくれたら嬉しいな・・・なんて、思ってみたり(笑)
まあ、無理かなー。息子も、図書館で一度も本を借りてこなかったから。
うちの子は、本は、母が持ってくるものと思っているのかもしれません。

そういう私は、小学生の頃、加古里子さんの、この絵本シリーズが大好きで、学校の図書館に置いてある
本は、繰り返し、繰り返し、読んだものでした。
にんじんばたけとか、とんぼのとか、青い目?の・・・・とか。
きっと、高学年になる頃まで、読んでいたに違いない。

だって、図書室を入って右側の本棚に、シリーズで置いてあったこと、今でも、ちゃんと覚えてるんだもの。
いつ見たって、同じラインナップなのに、必ず、チェックしてたっけ。
時々、ずーっと借りていた人が返した「まだ読んだことない本」があると、天にも昇る気持ちだったこと、
とても良く覚えている。嬉しさの感覚って、ちゃんと胸に残るものなんだよね。

インターネットもない時代。
かこさとしさんが、どれだけ絵本を出しているかなんて、田舎の小学生には、調べられない時代。
今は、どんな田舎に住んでいようと、インターネットで調べたら、出版されている絵本が、ワンクリックで
検索できて、「あ、まだこれ読んでないな・・・」とか、小学生だって、簡単に知ることができる。

だけど、あの当時の「返した人頼み」「その日の出会い頼み」の図書館の面白さが、私を読書家に
育ててくれたから・・・
子どもの頃に出会いたかった本を、読めないまま大人になったことを悔しく思うことはあるけれど(多々あるけれど)、
それはそれで、楽しい読書環境だったなーと思うのでした。
加古里子さんを読んで、久しぶりに懐かしくなった一週間でした。


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