ぼちぼち日記

大切な日々のこと

読書感想文・狂想曲

2007-08-24 14:14:38 | つぶやき

夏休みも、残すところ、あと一週間ちょっと。
息子くん、まだまだ、宿題が終わりません。
なのに、最後の週は、木曜日から、パパとキャンプに行く予定。
どうするのー!終わるのー??

で、今朝、最大の難関・読書感想文を書こうと、机に向かった息子。
選んだ本は・・・もちろん、大好きな『バッテリー』だ。
な~んとなく、嫌な予感がする。そして・・・
一時間たって、のぞきに行ってみたら、夢中になって再読中!
きーっ!!どうすんのよー!今日も、この後、プール行くんでしょーっ!!
怒りの母に、しゅんとなる息子。

だから、読書感想文って、嫌いなのです。
本を読んで楽しむことと、作文を書くことは、ちっともイコールじゃない。
もちろん、かつての私がそうだったように、本も好き、感想文も好き!という子だっている。
だけど、みんながみんなそうじゃない。
でも、宿題となると、できる子も、できない子も、関係ないのだ。
とにかく、やらなくちゃ駄目なの。

苦手なものを我慢してやるというのも、大切な経験だと思う。
だから、運動会の順位づけも賛成派の私(自分は、いっつもビリでしたが)。
でも、読書感想文となると、ちょっと違うんじゃないかなあと思う。
その本が大好きでたまらない子に、そのことで、悩んだり、悲しんだりしてほしくない。
これが、母ではなく、本の虫としての意見。
でも、書かなければならないのだ。もう、学校で決まってしまっているのだ。
頑張れ、息子よ!
それでもなお、「バッテリー」を好きでいられるか!?これは、祈るしかないなあ。

で、読書感想文得意少女だった母が、ちょっと入れ知恵。
さっさと終わらせて、ダメージを小さくすませたいと思う母心。
「感動した場面や台詞を書き写して(枚数もかせげるしね)、そこからスタートさせるといいよ!」

そこで、母、息子の読書感想文・狂想曲、開始!
「好きな場面ある?」
「うん。ある。」
「どこが、一番、好きだった?」
「全部。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

よし、仕切りなおし。「どれか、一つか二つに絞れる?」
「たぶん。」
(本を読み出す。読み出す。読み出す。)
「ねえ、どれ?」
「どこに書いてあるか、全部読まないと思い出せない。」
「全部読んだら、夏休み終わっちゃうよ!」(ちょっとイライラの母)

「・・・・・。」(5分くらい、本をめくって考える息子)
「・・・・・。」(黙って、待っている母)
「ここ。」
「ええと・・・、どこが気に入ってるの?」
「絵。」
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。挿絵かいーっ!

絶対駄目。絶対に書けない。どうしたらいいのー!?
その後、息子は、白紙の原稿用紙を机に出したまま、予定通りプールへ。
あ~あ。今日も終わらないよ。
これは、「私は、この本が大好きです」と、一行書くしかないな。
この最終手段を教えてあげる日も、近い・・・たぶん。