メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

第9地区

2010年04月10日 | 映画
第9地区を観た。

20年前に南アフリカ上空にやって来た巨大宇宙船。
中には難民エイリアン達が。

南アフリカ政府は隔離した第9地区にその大量のエイリアン達を住まわせた。
第9地区はスラム化し、人間とエイリアンの小競り合いは度々起き、エイリアンは差別を受ける生活をしていた。

政府は街から離れた第10地区にエイリアンを強制移送しようと計画を立てる。
その責任者に大抜擢されたヴィカス(シャルト・コプリー)

第9地区に乗り込みエイリアン達に書類を見せ、移送に同意させようと回る。
しょっちゅうあちこちでトラブルが起きる。

エイリアン達は非常にハイテクな兵器を沢山持っていた。
政府の真の目的はエイリアン達からそれらの兵器を取り上げる事。

ヴィカスがとある家で筒を見つけそれをいじると変な液体が噴出し変な病気に感染してしまう・・・

(評価)
アカデミー賞作品賞ノミネートだけあってかなり完成度の高い、全く新しいエイリアン映画でした。
映像の完成度も凄かったです。

ただ僕はお笑い大好き人間。
この映画はどんなだった?と聞かれたら、まさにゴッドハンド洋一(fromモンスターエンジン)としか言いようが無い。

感染して怪我した左手のギブスを外すと左手だけエイリアンになっている。
もうその瞬間、かなりシリアスな恐ろしいシーンなのですが、噴出しそうになってしまいました。

「エイリアンの家で変な液体に触ったら、左手がこんなんなっちまった、この手にはものすごい力があってそのせいもあって悪い奴らと戦うハメになっちまった。
今は政府に追われています!」
みたいな映画です。

しかも映画の構成は松本人志監督の「大日本人」にそっくりでした。
ひょっとして吉本ファンの作った映画か?って思ってしまうほどでした。
なんか凄い突拍子もないオチがくるんじゃないか?とドキドキして観てしまいました。

まーそんなオチはないですけど。
20年共存してもエイリアンの生態、目的、考えがさっぱりわからない感じはとてもいいボリューム感だったと思います。
なんか不気味という。
たとえエイリアンでなくても例えば外人ってそんな感じに近いですよね。
差別の根本をも描いたような映画でもあります。

ストーリー展開もシンプルで良かったです。

冒頭に「ヴィカスがあんなことになるなんて・・・」というもったいぶりは馬鹿にされているようでかなりムカつきましたけど。

そんなわけで8点です。

これはそれなりに映画史に残るエイリアン映画だったと思います。

帰ってから思わずゴッドハンド洋一を観てしまいました。
いつもより面白く感じました。



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