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美女と野獣

2017年04月27日 | 映画
美女と野獣
を観ました。


ひとりの美しい王子が、呪いによって醜い野獣の姿に変えられてしまう。
魔女が残した一輪のバラの花びらがすべて散る前に、誰かを心から愛し、愛されることができなければ、永遠に人間には戻れない。
呪われた城の中で、希望を失いかけていた野獣と城の住人たちの孤独な日々に変化をもたらしたのは、美しい村の娘ベル。
聡明で進歩的な考えを持つ彼女は、閉鎖的な村人たちになじめず、傷つくこともあった。
それでも、“人と違う”ことを受け入れ、かけがえのない自分を信じるベルと、“人と違う”外見に縛られ、本当の自分の価値を見出せずにいる野獣──その出会いは、はたして奇跡を生むのだろうか…?


かの有名な美女と野獣をディズニーが実写化した映画です。
ビル・コンドン監督です。

つい最近もフランス映画でレア・セドゥ主演で実写化してましたね。
アレは原作に忠実な雰囲気でしたが、こちらはがっつりミュージカル仕立てです。
ディズニー作品なので当然ですが。

冒頭からいきなりウキウキで楽しい街ぐるみのミュージカルでのスタートで、
非常にらしいメルヘンなおとぎ話的な空気感があって非常に没入しやすかったです。
主人公のベルの家が自分が旅してる時に訪れ、かなり印象的だったローテンブルクの町並みに似ていました。

物語は自分が知っているものにそこそこのアレンジが加わっていましたが、
大体の印象は同じです。
兄妹が居なくて一人っ子の設定になっていて、
父娘の絆が強めに描かれて居ました。

そして非常に鬱陶しいガストンという男がしつこくベルにアタックしまくり、
フラれた腹いせにベルと父、そしてベルが想いを寄せる野獣にめちゃくちゃな八つ当たりをしていきます。
非常にわかり易い勧善懲悪な作りは流石のディズニーですね。

城の道具たちが元、野獣の王子の部下で話をしたりそれぞれに特技や個性があり、
それがなかなか秀逸でした。
メルヘンな空気を作り出すのに良い役割を果たしていました。
薔薇が枯れるまでに愛を知れば人間に戻れるという呪い、
でしゃばりな道具たちが二人をくっつけようとやたら活躍してくれます。

強気で勇敢なベルが野獣を受け入れるまでが随分と単純で、
野獣もやたら人間味あふれるキャラなのは少々気になりました。
しかしメインテーマのシーン、ベルと野獣が踊るシーンはロマンティシズムの極地な感じで、
一人でうるうるとしてしまいました。
やはりビューティ・アンド・ザ・ビーストは名曲ですね。

エマ・ワトソンはすっかり美人なトップ女優になって。
ハリーポッターのイメージを引きずらないで活躍しているのは見事だと思います。
ハリーポッター以降の数作品ではイマイチ目立たず、アイドル的なキャスティングを感じさせましたが、
今はそういう感じは無いですね。

ルーク・エヴァンスはワイルド・スピードの影響か、悪役のイメージが強いですが。
今作もがっつりと悪役でした。
嫌味な雰囲気の出し方は秀逸です。

ルーク・エヴァンスの相棒役ですが良心の呵責に常に板挟みのいい人をジョシュ・ギャッドがやっていました。
この人はいつもいい人を演じる印象ですがそれにピッタリですね。
結構好きな役者です。

ダン・スティーヴンスは勿論殆ど野獣ですが、人間時のハンサムっぷりは素晴らしいです。

キャスティングも内容も素晴らしい作品ですね。
お客さんも沢山入っていましたが納得です。

自分もこういう運命を変えるような、誰かを救うような恋愛をしたいですね。
ロマンティックの象徴みたいな素晴らしい物語ですね。

「愚かな願いだろうか、私のような野獣が君の愛を得たいと思うのは」
みたいなセリフが非常にグッときました。
なんて素敵な告白でしょうか。
参考にさせていただきます。


そんなわけで9点。
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