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ゴジラvsコング

2021年07月13日 | 映画
ゴジラvsコング
を観ました。


モンスターの戦いによって壊滅的な被害を受けた地球。
人類が各地の再建を計る中、特務機関モナークは未知の土地で危険な任務に挑み、巨大怪獣の故郷<ルーツ>の手がかりを掴もうとする。
そんな中、ゴジラが深海の暗闇からその姿を現し、フロリダにあるハイテク企業エイペックス社を襲撃、世界を再び危機へと陥れていく。ゴジラ怒りの原因は何なのか。
エイペックス社CEOのウォルター・シモンズ(デミアン・ビチル)はゴジラの脅威を訴える。
モナークとエイペックスは対抗措置として、ネイサン・リンド博士(アレキサンダー・スカルスガルド)やアイリーン博士(レベッカ・ホール)のチームを中心に、コングを髑髏島<スカルアイランド>から連れ出し、怪獣のルーツとなる場所を探ろうとする。
人類の生き残りをかけた争いは、ゴジラ対コングという最強対決を引き起こし、人々は史上最大の激突を目にすることとなる。
故郷を求めるコングと唯一心を通わせる少女ジア。
一方、ゴジラを信じ、その真意を探ろうとするマディソン(ミリー・ボビー・ブラウン)と級友のジョシュ(ジュリアン・デニソン)、そしてエイペックスの陰謀説を唱えるバーニー(ブライアン・タイリー・ヘンリー)は行動を共にゴジラを追う。
人類になす術はないのか―― 。


アダム・ウィンガード監督です。
派手な商業映画を専門にやってる感じですね。

映像が凄いパニック映画が大好物なのでこの手の大作映画は劇場鑑賞したくなります。
ゴジラ映画もコング映画も好きなので最適なのですが。
ハリウッドによくあるこの手のコラボは正直そんなに期待値が無いというか、過去にもそれほど成功を見たことがありません。
今作もおそらく多くの人が想像したような映画に仕上がっていたと思います。
結構な子供向けなハリウッド大作な仕上がりです。

日本のスター怪獣とアメリカのスターモンスターの対決、
オープニングから双方が倒してきたモンスターを表示しつつ決勝戦みたいな暗示でした。

プロローグ的にゴジラの襲来、前作では人類の為に戦ってくれたと思えたのに今回はいきなり街で暴れて敵な扱いです。
そんなわけで序盤は主にコングとそれと心を通わせる少女を軸としてとあるミッションを遂行しようとする展開でした。
その最中で遂にゴジラとコングが遭遇して対決しますが流石に興奮しますね。
ただどうしてもコングに感情移入するような展開なのでゴジラがただの怪物って感じでした。

どちらも歴代のシリーズをほとんど見てきましたがスペック的にもサイズ的にもどう見てもゴジラが強いと思うのですが。
ゴジラも年々大きくなっていったイメージですがそれでもそもそものサイズ感が大分違うのでどうなのか?と思いましたが。
いつの間にかコングがめちゃくちゃ大きくなっていて上手いこと、いや不自然な程に補正されていました。
思えば前作ので急にコングは大きい設定になっていたような。
それでも今作でびっくりするくらいコングは巨大化しているのでそれに違和感を覚えるかどうかは評価の分岐点でしょう。
予告編やポスターでわかるようにゴジラと同じ位のサイズになってます。
ピーター・ジャクソンのキングコングが好きなのであれが自分の基準なのであれの10倍かそれ以上になったでしょうか。

それと時代設定は現代っぽいのに出てくるテクノロジーがめちゃくちゃ未来でほぼSFでした。
自分にはそのほうがなかなか馴染めなかったですかね。
乗り物はもうマトリックスとかスター・ウォーズでなかなか受け入れ難かったです。
裏で実はこんなプロジェクト進んでました、、、って物語は結構ありますがそのやりすぎたパターンです。
一般社会の世界観とテクノロジーのマッチングがちょっと出来てませんでした。

脇役の人物描写もかなり薄めなので感情移入は出来なかったです。
ただただ映像と音声を楽しむ映画でした。

最も有名なモンスター同士の対決なのでプロレスや格闘技を見る感覚に近いかもですね。
どっちが勝つのだろう?コング頑張れ!な気持ちで見てしまいました。
展開としては子供は喜びそうな展開ですが大人には予定調和的な。
プロレスなどと同じでこういう勝負は落ち着くところに落ち着くものです。

コング側とゴジラ側の2つのストーリーが同時進行するタイプなので人間の主演は特に無い気もしました。

アレクサンダー・スカルスガルドが根暗な学者役で主要なキャストでした。
こういう大作系の映画で結構見かける印象です。
根暗な学者として現れた割にめちゃくちゃアドベンチャーな行動してて予想外にタフガイでした。
作品の特性上演技的には可もなく不可もなくでした。

ミリー・ボビー・ブラウンが前作から引き続きゴジラ贔屓の女の子として登場してました。
こういうガシャガシャした作品でもキャストが引き継がれるのは基本的に好きです。
この子はめちゃくちゃ記憶に残ってると思ったら最近見てたストレンジャー・シングスにも出てましたね。
かなり存在感あってルックスも良くて将来ビッグになりそうですね。

ケイリー・ホトルって子がコングと心を通わせる少女の役でした。
今作が長編デビューらしいですが可愛くて印象的でした。
喋れない役でしたがかなりいい感じで将来が楽しみです。

ジュリアン・デニソンがその友人役でしたが。
古典的なハリウッド映画の子役の一人って感じで良いキャラでした。

レベッカ・ホールがコングを世話しコミュニケーション取れる女の子の母親でした。
この人は結構色んな映画で見かける印象で演技派だと思います。

ブライアン・タイリー・ヘンリーが一人で企業の陰謀を探る非現実的なキャラでした。
子供二人を引き連れなんとも心細いパーティで大企業の陰謀に挑んでいました。

エイザ・ゴンザレスは企業から派遣されてきた女役でした。
ワイルド・スピードに出てましたがなかなか美人で好みです。
想定外にちょっと悪役でした。

小栗旬がゴジラ研究家から企業の実験に協力するキャラでした。
元々大好きな俳優だし日本人としてはかなり興味深いキャストでした。
出番は結構多く存在感もバッチリでかなりかっこよかったですね。
これを足がかりにハリウッド専門俳優になってほしいです。

ツッコミどころは多いですが劇場娯楽映画としては妥当に面白かったです。


そんなわけで6点。
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