メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

風が強く吹いている

2009年11月16日 | 映画
風が強く吹いている を観た。

私の地元の一大イベント箱根駅伝を目指す弱小大学陸上部のお話。
僕の好きな小出恵介君主演なので観に行きました。

(お話)
寛政大学4年生の清瀬灰二:ハイジ(小出恵介)はキャンパスで野宿していたという新入生の蔵原走:カケル(林遣都)をおごると騙し食い逃げをする。
実は店の娘勝田葉菜子(水沢エレナ)とは知り合いで、食い逃げは嘘でその走りを見たかっただけ。

そしてそのまま大学のボロボロの寮、竹青荘に入居させる。
その寮には他に同じ新入生の双子城太郎:ジョータ(斉藤慶太)、城次郎:ジョージ(斉藤祥太)
雑学王の4年生坂口洋平:キング(内野謙太)
田舎ではスポーツも勉強もトップだったが都会に出たら平凡だった3年生杉山高志:神童(橋本淳)
司法試験にも合格しているクールで知性派な4年生岩倉雪彦:雪(森廉)
浪人や留年で既に25歳最古参の4年生平田彰宏:ニャンコ(川村陽介)
留学生の2年生ムサ・カマラ:ムサ(ダンテ・カーヴァー)
引き籠りな漫画オタクの2年生柏崎茜:王子(中村優一)
以上の10名が暮らしている。

みんな麻雀したり酒飲んだり楽しく暮らしている。

新入生歓迎会の席でハイジがこれで10人揃った、このメンバーで箱根駅伝を目指すと仰天発言をする。
竹青荘はすたれてはいるが実は陸上部の寮。
そこに住んでいるということは陸上部であるということ。

みんな全然本気にしないし、高校時代天才ランナーだったカケルは箱根駅伝を馬鹿にするなと見下す。

しかしハイジは本気。

この寮に住む者は皆毎朝必ずジョギングする決まりがありみんな走ってきたし、それぞれ才能がある人間が集まっていると言う。
食事はすべてハイジが作ってきたので健康管理もばっちりやってきた。

飾り物のようで能天気な幽霊監督で寮の管理人の田崎源一郎(津川雅彦)も賛成してみんな半信半疑のまま箱根を目指す。

(ネタバレ)
翌朝もいつものように走り、皆を見下して独走するカケルだが意外にみんなが走れる事に驚く。
しかし王子だけはついてこれない。

記録会に参加し、ハイジとカケルはトップクラスだが他は平均以下、王子はダントツのビリだった。
カケルはそこで出会ったハイジの高校時代のチームメイトの藤岡一真の走りに影響を受けナーバスになる。
ハイジは高校時代藤岡と同じレベルで走っていたが、監督をしていた父のスパルタの影響で膝を壊し現状に落ちぶれた。
カケルも高校時代のチームメイトの榊浩介(五十嵐隼士)と再開する。
榊はかなり生意気。

カケルはのんきに宴会をしているメンバー達に箱根に出れるわけないとキレる、特に王子を責める。
そんなカケルにハイジがキレみんな止める。
直後ハイジは過労で倒れる。
ハイジは掃除、洗濯、料理とみんなの全ての世話をしてきたから、みんなハイジに感謝する。
そんなんでみんなの絆は深まる。

みんな着実にタイムを縮め、成長する。
夏合宿でさらに鍛える。
同じ地で榊たちの東京体育大学も合宿をしておりかなり馬鹿にされるがハイジも箱根で会おうと反撃する。

実はカケルは高校時代怪我をしたチームメイトを監督が見放しているのを見て監督に暴力をふるい出場停止処分を受けそのまま陸上を離れていた為、榊に恨まれている。

そして予選会。
全選手が一斉に走り10人の合計タイムで競う。
カケルはなんと一位でゴールし一躍時の人となる。
ハイジも上位でゴールするが他のメンバーのタイムが微妙で本大会出場は難しいと思われた。
しかし奇跡的に最後の枠を獲得し晴れて本大会出場を決める。
寛政大の快進撃に地元は盛り上がる。
この頃からハイジの古傷の膝は痛み出す。

本大会当日。
1区を走るのは王子。
案の定ビリだったが2区のムサが取り返し、3区のジョータ?4区のジョージ?共に快走する。
シード権内も狙えるレースだったが当日風邪をひいていた5区の神童がブレーキで何とか襷は繋いだものの復路は繰り上げスタートとなる。

翌朝ハイジが主治医に走るのは無理だと告げられているのをカケルは聞いてしまう。
ハイジはカケルに最高の朝だなと言う。

6区のユキが区間賞に2秒と迫る快走を見せ、7区のニコチャンも順当に走る。
その頃藤岡はカケルに区間新を出すと宣戦布告するが10分もたたずに僕が塗り替えるとカケルは言う。
8区のキングが遅れるがカケルがハイペースで飛ばす。
藤岡は宣言通り区間新を出すが、これまた宣言通りカケルはそれを1秒上回る。

そして遂に襷はカケルからハイジへ。

このままいけば来年のシード権内。
ゴールで待ち受けるチームメイト達。

しかしスクリーンには膝を抑えて立ち止まるハイジの姿が。

苦痛に耐えるハイジを監督は棄権するように勧めるがハイジはそれを制止して足を引きずりながら走る。

何度も何度も倒れるが根性でゴールする。
チームメイトが駆け寄りハイジを称える。
そして寛政大は見事シード権を手にする。



(評価)
なかなかさわやかなスポーツ映画でした。

子供の頃から箱根駅伝を生で見て育ってきた僕ですが、かなりリアルに再現されていて驚きでした。
どうやって撮影したのだろうか?と気になりました。
ちゃんと僕の知ってる道を走ってました。

スポーツ物は必ず試合シーンがくどくなって異様に不自然になるパターンが非常に多いですが(ROOKIES等)、この映画レースシーンの演出はそこまでくどくなくてリアルさが重視されていた感じでよかったです。

小出恵介は相変わらずいい演技するのでかなり安心して見れます。
恥ずかしい気分にさせないので好きです。

林遣都はスポーツものが似合います。
バッテリーといい天才スポーツ選手を見事に演じますね。
かなり本物の選手みたいな走りで素晴らしかったです。

序盤はかなり趣旨説明チックな運びでした。

不自然に顔に光を当てる演出が多かったです。
なんだかチープに感じてしまいました。

大学時代を懐かしく感じさせるいい空気がでていました。
大学時代を思い出してジーンとしてしまいました。

早朝走ってるロケーションもジーンとしました。

なんにせよ箱根駅伝がリアルだったので良かったです。

そんなわけで6点。

僕もも毎朝走ろうかな・・・なんて思わせてくれるいい映画でした。

ROOKIESの御子柴と桧山と湯舟です。



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