メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

シャザム!

2019年04月23日 | 映画
シャザム!
を観ました。


身寄りのない思春期ど真ん中の子供、ビリー。
ある日突然、彼は魔術師からスーパーパワーをゲット!
「シャザム!」それは、最強でサイコーな魔法の言葉!
これを唱えれば、筋肉ムッキムキ!稲妻バッキバッキ!のスーパーヒーローに変身できるのだ!
ヒーローオタクのフレディといっしょに、悪ノリ全開!止まらない!
そんなスーパーパワー絶賛ムダづかい中のビリーの前に、科学者Dr.シヴァナが現れる。
手に入れたスーパーパワーのために、フレディがさらわれてしまう・・・
ビリーはついにヒーローとして目覚める!


デヴィッド・F・サンドバーグ監督です。

DCコミックのヒーローものです。
昔は苦手だったアメコミヒーローモノも最近はすっかり楽しめるようになっている自分に気付きます。

薄暗い引きの空撮から始まるプロローグ。
謎めいているが不気味でちょっと怖くて、なにか昔の出来事を描いている感じでした。
この手のアメコミヒーローモノではあるあるなつかみだと思いますが、悪くなかったです。

そこから陽気な現代劇に。
そこそこ深刻な状況の主人公が里親と出会い新しい生活とそこにいる子どもたちとの交流。
アメリカのスクールモノお約束の超いじめっ子な悪ガキから義兄弟を救った流れでヒーローの力を手に入れる。
テンポ感やら展開やらは娯楽性に優れていて見心地は良かったです。

主人公は子供で見た目は大人になっても未熟という。
日本では名探偵コナンの逆状態という感じで、敵は結構怖いのに主人公たちの悲壮感の無さが良いコントラストでした。
それにしても主人公は子供の姿の時はなかなかキレ者なのにシャザムになるとかなりコミカルなおバカになるのが違和感でした。

足の悪い義兄弟が頭脳となりコンビで自分の能力を探りながら強くなっていくのも斬新なパターンでした。

敵はかなり怖いのに主人公は頼りなくて、
でももちろんな逆転劇。
その方法論はかつて無いような斬新な形勢逆転っぷりでした。
かなり痛快で終盤はずっとフィーバー的に面白かったです。

映像は気がつけばDCらしい、スーパーマンっぽくもあり、ほんのりバットマンっぽくもあり。
気持ちの良いスピード感とスケール感でした。

コメディは結構子供向けな感じでそこまでは面白くはなかったですが、マイナス要因になるほどでもなかったです。

シャザムはザッカリー・リーヴァイが演じていました。
マッチョでコミカルでかなりインパクトありました。
子供人気は出そうな雰囲気でした。

変身前をアッシャー・エンジェルが演じていました。
なかなか良いルックスと雰囲気で今後の成長が楽しみな子役でした。

その友人、マネージャー的ポジションをジャック・ディラン・グレイザーが演じていました。
ITの演技が印象深いですが、今作も主人公以上に存在感ありました。
この子は今後もいい作品に呼ばれる雰囲気はプンプンします。

悪役をマーク・ストロングが演じていました。
悪役をやらせたらかなり抜群で説得力もあります。
非常に活躍してる印象ですが、こういうコミックの悪役もできるのは良いですね。

妥当に楽しめる娯楽映画でした。
マーベルとはまた違うアメコミヒーローを楽しめました。


そんなわけで7点。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 映画クレヨンしんちゃん 新婚... | トップ | キングダム »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。