メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

ヤング・アダルト・ニューヨーク

2016年08月30日 | 映画
ヤング・アダルト・ニューヨーク
を観ました。


子供を作らず自由を謳歌しブルックリンに暮らす40代の夫婦。
ドキュメンタリー映画監督のジョシュ(ベン・スティラー)と映画プロデューサーのコーネリア(ナオミ・ワッツ)。
ジョシュは高く評価された前作から8年、いつまでたっても新作が編集中のまま。アートスクールの講師をしていたある日聴講生の20代の夫婦に声をかけられる。
夫のジェイミー(アダム・ドライバー)はドキュメンタリー監督志望、妻のダービー(アマンダ・セイフライド)はアイスクリーム職人。
現代風の暮らしをしているジョシュとコーネリアは古風な暮らしにこだわるオシャレなジェイミーとダービーに刺激を受ける。
マンネリだったジョシュとコーネリアは彼らと交流を重ね新たなブルックリンの暮らしを楽しみ始めるが・・・。


ノア・バームバック監督作品です。
それなりに有名な監督さんみたいですが、初めましての作品でした。

かなり好みのキャスティングなので観てみました。

兎にも角にもベン・スティラー作品という印象。
ベン・スティラーモノが好きな自分にとっては案の定好みの作風でした。

憧れのブルックリンの生活はやはり見ているだけで刺激的で羨ましいです。
現実は知りませんが、いい感じで生活感を表現していたと思います。
それでいて現代の描写も上手に描いていて。

そんな中に現れるちょっとヒッピー風にオシャレに古風なスタイルで暮らす夫婦が刺激的なのはよくわかります。
恐らく自分も身近にこんなカップルが居たら影響受けてしまいますね。

それなりに地位がある大人たちが素直に影響を受けてしまう様が実に人間味に満ちていて良かったです。

クスッと笑える程度のコメディが散りばめられて居て見やすいです。
このテーマならもう少しテンポ感とエンターテイメント性強い方が好みですが、
恐らくこういう方がハイセンスなのでしょう。

もちろん何もかもうまくいくわけでなくそれなりに裏があって、
どんでん返しとまでは言わないですがハチャメチャな展開にはなりますが。
その辺もいつものベン・スティラーって感じではあります。

ベン・スティラーはいつものベン・スティラーですね。
近年、リアルなアメリカ人の社会問題、憂い、人間味を描かせたら一級品ですね。
大人になりきれない大人の哀愁、可愛らしさみたいなものがよく表現されてました。

ナオミ・ワッツはすっかりハイセンス女優なポジションで。
ちょっと控えめでいながら、間抜けな部分もあり、器の大きな女性的な雰囲気もあって。
相変わらず作品選びがハイセンスでいいですね。
すっかりおばさんになりましたが綺麗なおばさんになっています。

ハイセンス系映画専門なイメージのアダム・ドライバーは何時も通りな印象でした。
決して美男子では無いですがなんともオシャレな雰囲気を醸し出します。
何処かで爆発的ないい作品で主演をしそうな雰囲気はプンプンなんですけどね。

出まくりのアマンダ・セイフライドは今作は奔放な女性で。
ヒット作から渋い作品まで何でもこなす今最も旬な女優さんの一人ですね。
見れば見るほど好きになってきます。
こんな外人顔の恋人が欲しいです。

ハッピー感とコメディ感と大人の苦悩と哀愁と。
なかなかいいテイストの映画でした。


そんなわけで7点。
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