情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

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新靖国Q1.靖国神社はどのようないきさつで建てられたものでしょうか

2007-02-01 00:05:17 | 靖国問題Q&A
内田弁護士が靖国Q&Aを改訂されました。そこで、従前のバージョンの紹介も途中なのですが、最新版をQ1からご紹介します。すでに紹介した部分については、どの部分が変わったかを指摘するようにしてダブって掲載しないようにしたいと思います。それでは、早速、Q1…

Q.先日靖国神社に行ってきました。静かなどこにでもある、ごく普通の神社に見えましたが、靖国神社はどのようないきさつで建てられたものでしょうか。


A.確かに日本の終戦記念日の8月15日前後とか春秋の例大祭の時期を除けば、靖国神社の境内は静かなものでその意味では、伊勢神宮や明治神宮と大差はありません。しかし、8月15日をめぐる「賑わい」は、この神社が建てられたいきさつと密接な関係があります、後の質問に対する答えの中で詳しく述べる予定ですので、ここでは概略だけを述べておきます。
    靖国神社は、最初は幕末、明治の戊辰戦争で亡くなった兵士、それも朝廷(官軍)側の死者だけを祀るために1869(明治2)年作られた東京招魂社を起源とし、1879(明治12)年に靖国神社と改名し現在に至っております。
    この官軍側の死者だけを祀るという基本方針は徹底しており、例えば同じ明治の元勲でも西郷隆盛は祀られておりません。
    その後さらに遡り、倒幕のために闘い、明治維新を見ずに斃れた幕末期の「勤王の志士」達も祀るようになったのです。例えば、橋本左内、吉田松陰、坂本龍馬、高杉晋作などがそうです。何故か佐久間象山は祀られておりません。祭神中、死亡年次で一番古いのが1854年ペリー来航の年の12月3日、尊皇攘夷、国事を憂い時運の否を憤り自刃した久留米藩家老稲次因幡正訓だとのことです(半藤一利「偽作『安吾巷談』靖国の神々」文学界2005年10月号)。そして日清、日露戦争のように我国がアジアにその権益を拡めて行く過程で亡くなった人々を祀ることになり、戦没兵士達の慰霊というよりも、その顕彰のための神社へとその性質を変えてゆくことになったのです。戦争で死んだら靖国神社に神(○○みこと命)として祀り、その功績を顕彰するというシステムを作り出すことにより兵士達の拡大再生産が可能となったのです。
    現在までに246万6千余柱が祀られています(「やすくに大百科」靖国神社社務所)。神として祀る以上、彼らが参加した戦争はすべて正しい戦争─聖戦─でなければなりません。靖国神社はアジア・太平洋戦争を含む日本の近・現代における戦争をすべて、日本の自存・自衛のための正しい戦争であったとしており、このことは日本の敗戦後も全く変っていません。
    もちろん祭主は国(天皇)ですので、当然に国営つまり、陸・海軍省所轄で宗教施設であると同時に軍事施設でもあったわけです。
    ですから靖国神社の外観だけを見ただけで、この神社の性質を見ることはできません。建てられた経緯、どのような人々がどのような基準で選別され祀られているか等々のことを見なくてはいけないのです。靖国神社に併設された戦争記念館たる「遊就館」での展示も検証してみる必要があります。これらの点についても後の質問に対する回答の中で詳しく述べたいと思います。 

■■以上、内田雅敏弁護士執筆■■

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