情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

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ワシントンタイムズ(統一協会系)がNHK圧力問題などで安倍批判!~WHY?

2006-09-17 17:56:54 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
統一協会系として知られるワシントンタイムズ(←クリック)が,安倍のNHKの番組改変問題について,批判的な記事を書いた。題して「検閲問題が日本を覆う」…。とっても内容はいいんだが,これがなぜ,ワシントンタイムズで書かれたのか…?

まず翻訳(あるMLの翻訳を参考にさせていただきました)から

■■翻訳文開始■■

 東京-大多数の自由民主党(LDP)党員の支持を得て安倍晋三官房長官が水曜日に総裁選で選ばれるが、これは首相職を獲得することに等しい。

しかし、安倍氏は、朝日新聞が昨年彼と中川昭一(農林水産大臣)がNHKに第二次世界大戦中に日本帝国軍による性奴隷(その大犠牲者の大部分は、韓国人、中国人とインドネシア人だった)の利用についてのドキュメンタリー制作に検閲の圧力をかけたと報道された時から、論争の渦中にいた。

安倍氏は、繰り返し、この記事をでっち上げと呼んだ。しかし、朝日の記事の後、ドキュメンタリーの責任者であるNHK制作者は、NHKテレビが生存者の痛々しい証言を含む重要な場面を取り除くように強いられたと涙ながらに認めた。

「NHKは、番組を改変した」と、西野留美子共同代表、(VAWW-NETジャパン、戦場と武力紛争における女性に対する暴力をなくすために結成されたグループ)は言う。「NHK幹部たちは番組を事前に試写し,非常に低い評価をして,二度スタッフに内容を変更するよう命令した。幹部が事前に試写すること自体が異常です」と、彼女は付け加えた。

2001年1月のドキュメンタリー放送のすぐ後、東京に拠点を置くこのグループは、NHK(世界最大のテレビ放送網の1つ)に対する名誉毀損訴訟(正確には期待権侵害などに基づく損害賠償請求)を起こした。

 安倍氏とNHKの中川氏は(「NHKの」というのは誤報)、繰り返し戦争反対のプログラムに圧力をかけたことを否定した。しかし、NHKの一連の横領事件
の報道の後、海老沢勝二(会長)は責任をとるために辞任した。安倍氏には検閲の報道を否定し、非公式裁判の評判を落すためにテレビで話す機会を多く与えられが、裁判主催者側は自分たちの言い分を述べるように招待されなかったにもかかわらず。

 「安倍氏は女性国際戦犯法廷の意義を歪曲し,全国放送で誤った情報を伝えた。しかし、イベントについてほとんど何も知らなかったジャーナリストはそれを指摘することができなかった」と、西野氏は言う。

 たとえば、安倍氏は女性国際戦犯法廷では弁護団がいないと言ったけれども、VAWW-NETジャパンは当時の首相森喜朗に被告側弁護人として同法廷に出席させるよう頼んだ。しかし、彼からの回答がなかったので、「法廷の友人(アミカスキュリー)」が代表して日本政府の立場と視点を説明したと、彼女は言う。

 安倍氏に、コメントを求めたが連絡はとれなかった。

 評論家は、「メディアが朝日とNHKの間の戦いに注意を集中することによって与党政治家の圧力問題から注意をそらした」と言う。

 「自民党員はNHKが偏ったプログラムを制作していると不満を言い始め、そしてNHKはその内容を変えた。それが、唯一の問題だが、これはメディアが明らかに決して問題にしないと合意している唯一の問題でもある」と、浅野健一(京都の同志社大学ジャーナリズム教授)は言う。

 大新聞は朝日の報道を批判し、雑誌は問題について書いた朝日記者の個人攻撃をし、彼を「極左」と呼んだ。

  産経新聞広報部はこう宣言した。「我々が朝日新聞に批判的ならずにはいられなかった理由は、これが全てのニュースメディアに影響を及ぼすことが問題だったからである。…NHKは公共放送であるので、本質的な問題は番組内容(戦時性奴隷制度)が適切だったかどうかである」と、付け加えた。

 日本経済新聞と読売新聞の広報部はコメントを辞退し、そして、毎日新聞の編集デスクは朝日を批判することに大きなスペースは割いていないと言った。

 しかし、昨年の夏、月刊現代は、朝日記者と安倍氏、中川氏と松尾武(NHK最高幹部。正確には放送総局長)との会話のテープ起こしを掲載した。この記事によって,彼らが繰り返し検閲の報告について嘘をついたことは明らかになったと、評論家は言う。

 結局,10月1日に朝日新聞はNHKドキュメンタリーに関する記事が「不確かな」情報を含んでいたという記事を掲載した。

 主要な報道機関として人気があった朝日新聞は、完全に降伏して安倍氏に跪いたと川崎泰資(元NHK政治記者)は言う。「他の報道機関も、安倍氏に同調している。ジャーナリズムは、死んだも同然だ。」

 北朝鮮に対して強行姿勢をとることによって人気を獲得した安倍氏は,メディアの注意を自民党総裁選に集中させて勝利への道を突き進んでいるようだ。

 評論家は,自民党員だけが水曜日に投票をできるのに、主なメディアがなぜ過度にこの総裁選を報道するかについて疑問を持つ。しかも,専門家のみならず一部の自民党員さえ「退屈だ」という様相を呈しているにかかわらず。その上、小泉氏の人気にもかかわらず、自民党員の数は、2005年の末には2000年の約237万人から約122万人とほぼ半減している。

 安倍氏について大量に報道されることは、言論の自由を抑えたと批判されるこのタカ派政治指導者に有利に働いている。報道の大部分は大衆や争点ではなく候補者に集中している。

 「彼らの話は党内論理に心を奪われているので、彼らの議論の範囲は必然的に限られる」と、竹内謙氏(日本インターネット新聞社代表。前朝日新聞編集委員)は指摘する。

 「どこに行っても安倍氏ばかり」と、川崎氏は言う。彼は名古屋の椙山女学園大学でジャーナリズムを教えている。「野党だけでなく連立与党も報道されない。報道されるのは安倍氏だけ。」

 NHK、毎日新聞、朝日新聞、日本経済新聞と産業経済新聞社は自民党の党首になる人間は、次期首相になるのだから誰であれ報道するのは当然だと言う。読売新聞はコメントを避けた。



■■原文引用開始■■

TOKYO -- Supported by a majority of Liberal Democratic Party (LDP) members, Japanese Chief Cabinet Secretary Shinzo Abe is expected to win the ruling party's presidential race Wednesday -- which is tantamount to winning the prime ministership.
Mr. Abe, however, has been a center of controversy since the mass-circulation daily Asahi Shimbun reported last year that he and Shoichi Nakagawa, the minister of agriculture, forestry and fisheries, pressured NHK, Japan's public television network, to censor a documentary about the use of sex slaves by the Japanese Imperial Army during World War II. Most of the victims were Koreans, Chinese and Indonesians.
Mr. Abe repeatedly called the article "fabricated." But after the Asahi article, an NHK producer responsible for the documentary conceded tearfully that the TV network was forced to remove key footage, including the heart-wrenching testimony of survivors.
"NHK sabotaged the program," said Rumiko Nishino, co-chairperson of Violence Against Women in War-Network Japan (VAWW-NET Japan), a group formed to eliminate violence against women in war and armed conflicts. "Its top officials pre-screened a program with a very low rating and ordered their staff twice to change the content. Their pre-screening itself is an anomaly," she added.
Soon after the documentary's broadcast in January 2001, the Tokyo-based group filed a defamation lawsuit against NHK, one of the world's largest television networks.
Mr. Abe and Mr. Nakagawa of NHK repeatedly denied doctoring the anti-war program. But after the report and a series of embezzlement scandals at NHK, Katsuji Ebisawa, its president, resigned "to take responsibility." Though Mr. Abe was given much TV air time to deny the censorship report and discredit the unofficial tribunal, its organizers were not invited to tell their side.
"Mr. Abe distorted the tribunal's revelations and gave incorrect information on national TV, but journalists who knew little about the event failed to point that out," Mrs. Nishino said.
For instance, though Mr. Abe said the tribunal had no defense team, VAWW-NET Japan had asked then-Prime Minister Yoshiro Mori to have a defense counsel attend the unofficial trial, but since he never responded, "friends of the court" explained the Japanese government's position and point of views, she said.
Mr. Abe could not be reached for comment.
Critics say the media shifted the attention away from the involvement of ruling party members by focusing more on a battle between Asahi and NHK.
"LDP members started complaining about NHK producing a biased program, and the network changed its content. That's the only problem. But that's the only thing the media apparently agreed never to make the issue of," said Kenichi Asano, a journalism professor at Doshisha University in Kyoto.
Major newspapers criticized Asahi's coverage, and magazines made personal attacks on an Asahi reporter who wrote about the issue, some calling him "ultraleft."
  The public relations department of the Sankei Shimbun, another major newspaper, declared: "The reason we couldn't help being critical of Asahi Shimbun is that it is a matter affecting the whole news media. ... Since NHK is a public broadcasting system, the essential problem is whether the content of the program [wartime sex slavery] was appropriate," it added.
Public relations departments of the Nihon Keizai Shimbun and Yomiuri Shimbun declined to comment, and the editorial desk of the Mainichi Shimbun said it did not devote much coverage to criticizing the Asahi newspaper.
Last summer, however, the monthly magazine Gendai ran a transcript of the Asahi reporter's tape of his conversations with Mr. Abe, Mr. Nakagawa and Takeshi Matsuo, a top NHK official. The article made clear that they repeatedly lied about the report of censorship, critics said.
In the end, Asahi Shimbun ran articles on Oct. 1 saying the articles regarding the NHK documentary contained "uncertain" information.
"Asahi Shimbun, which became popular as a major news organization, knelt in total surrender to Mr. Abe," said Yasushi Kawasaki, a former NHK political reporter. "Other news organizations also go along with Mr. Abe. Journalism is as good as dead."
With media attention focused on the LDP presidential race, Mr. Abe, who became popular by taking a strong stance against North Korea, seems to be on a triumphal march.
Since only LDP members can vote in the party's elections next Wednesday, critics ask why the major media excessively cover the race, which experts and even some LDP members call "boring." Moreover, despite Mr. Koizumi's popularity, the number of LDP members has dwindled almost by half from about 2.37 million in the year 2000 to about 1.22 million at the end of 2005.
The massive coverage of Mr. Abe has helped this hawkish political leader, who critics say has suppressed freedom of speech. Most of the coverage, however, focuses on LDP candidates, not on the public or issues.
"Since their talks are preoccupied with party logic, the scope of their debate is inevitably limited," said Ken Takeuchi, chief executive officer of Japan Internet News and a former Asahi Newspaper editorial board member.
"Mr. Abe is all over," said Mr. Kawasaki, who taught journalism at Sugiyama Women's College in Nagoya. "Not only opposition parties but the ruling coalition was not covered. All they got is just Mr. Abe."
NHK, the Mainichi Shimbun, Asahi Shimbun, Nihon Keizai Shimbun and Sankei Shimbun all agree that since whoever wins the leadership of the ruling party is expected to win the prime ministership, it is natural that they should cover it. The Yomiuri Shimbun declined to comment.

■■引用終了■■

なお,全文を引用したのは,この記事の重大性に鑑みたためです。






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小学館と講談社の叛乱 (kaetzchen)
2006-09-19 16:03:47
恐らく,小学館や講談社などの週刊誌が「安倍と統一協会」の関係について特集を組む,といった情報がスパイによって統一協会に流れ,「世界日報」でなく米国法人の方で慌てて「事実を確認した」のではないでしょうか。これで「世界日報」に上記の翻訳と似た記事が出れば,安倍は統一協会から切られてしまう可能性も出てきます。健康食品・グッズなど怪しい会社からの政治献金が多い安倍氏ですから,スキャンダルが一気に噴き出す可能性も。朝日新聞が軍門に下ったというのは,或る意味,統一協会の「勝利宣言」かも。

余りの「安倍不人気」振りに?! (植民地経営は気配りが大事?!?)
2006-09-21 14:07:16
突如として安倍「切り」ですか?!

しかし、当然植民地そのものを放棄するのじゃなく、目先を変える為の「トカゲの尻尾切り」でしょうね?!

まだまだ統一教会祝電組は沢山控えてるぞ!そんな脇の甘い奴以外にも!って意味でしょうか?

中川秀直氏や甘利氏って、グレーゾーン金利でも囁かれる名前のようですが。…って、ズブズブ。

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