情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

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麻生首相、浜田靖一防衛大臣は直ちに辞任すべきだ~亡国の妄言

2009-03-25 06:26:21 | 有事法制関連
 北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射に対し、政府筋がミサイル防衛(MD)システムによる迎撃で「当たるわけがない」と現状を正確に分析した発言をしたことについて、首相や防衛省が「阻止するように努力している」という言い方で、「当たらない」という発言を否定しようと必死だ。しかし、(少なくともいま)当たらないものは、いくら努力をしようとも当たらないのであって、当たらないことを踏まえた外交政策をとってもらわないと困る。


 問題の発言は、次の通り。

【麻生太郎首相は24日夕、北朝鮮が「人工衛星」と主張して発射準備をしている長距離弾道ミサイル「テポドン2号」改良型に備える日本のミサイル防衛(MD)システムに関連し、政府筋が「いきなり撃たれたら当たらない」と発言したことについて「発言を知らないので答えようがない」とした上で、「政府として迎撃ミサイルを含め、国民に危険が及ぶということに関しては全力を挙げて阻止する」と強調】(産経新聞=http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090324/plc0903242340008-n1.htm)、【浜田靖一防衛相は24日午前、閣議後の記者会見で、北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射に対し、政府筋がミサイル防衛(MD)システムによる迎撃で「当たるわけがない」と発言したことについて、「われわれは準備が万全になるよう努力しているので、そのように考えていない」と反論した。
 また、河村建夫官房長官も同日午前の記者会見で「政府はあらゆる事態を想定し、状況に的確に対応して国民の安全を確保することに最善を尽くそうとしている。そういう(失敗の)懸念は持っていない」と述べ、迎撃態勢に問題はないとの認識を示した。】(時事通信=http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090324-00000062-jij-pol)という。

 これに対し、【中曽根弘文外相は記者会見で迎撃に関し「難しいのは事実だろう」と述べた。中曽根氏は「(ミサイルが)どういう形でどういうふうに飛んでくるのか、どこへ飛んでくるのかわからない」と指摘した】(上記時事通信)という正確な分析を行っている。

 そもそも、現在のミサイル迎撃システムは、発射のタイミングと方向を教えてもらってようやく、当たる可能性がある程度であり、今回のように、いつ、どこへ向けて発射されるか正確には分からないロケット(ミサイル)を迎撃できるはずがないのは明白だ。

 冒頭の英語のプレスリリースは米ミサイル防衛局のものだが、日本のイージス艦「ちょうかい」がミサイル迎撃実験を行ったときの結果について、「operation of the Aegis Weapon System by the crew were successful, but an intercept was not achieved.」=「隊員によるイージス迎撃システムの操作は成功だったが、ミサイルは撃墜できなかった」と報告されている(http://www.mda.mil/mdalink/pdf/08news0087.pdf)。

 つまり、操作ミスがなくても当たらない…ということだ。

 それにもかかわらず、「努力しているのだから、当たらないなんていうな」というのは、「鬼畜米英に勝つ」と言って市民をだまし、対米戦争に突入したうえ、「神風が吹く」と言って若者を洗脳して特攻隊攻撃を続けた戦前の亡国的指導者とまったく同じことをしているというほかない。

 「頑張れば、ロケットを落とすことができる」…あんたらは、超能力者か?

 そんな馬鹿なことを言っているよりも、北朝鮮を民主化させて、安全な国にする方が100万倍も大切で必要なことだ。

 首相や外相の発言は、これらの政治家が、

1:市民に平気で嘘をつくことができる

2:冷静な分析に基づく外交ができない

3:税金について費用対効果を考えた使い方をすることができない

4:日本の平和を本気で築こうという意思がまったく感じられない

ということを示しており、直ちに、辞任すべきだと考える。

 少なくとも来たるべき総選挙で、この二人は絶対に当選させてはならない。

 第二次大戦での東京大空襲、広島長崎の原爆で代表される多くの国内の犠牲や海外での犠牲を無為にしないためにも、亡国の政治家は舞台から降りてもらうほかない! 






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