情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

靖国Q6.伊勢神宮を参拝しても文句は言われないのに、何故靖国参拝だけが文句を言われるのか

2007-01-22 23:21:25 | 靖国問題Q&A
Q.伊勢神宮を参拝しても文句は言われないのに、何故靖国参拝だけが文句を言われるのか。


A.伊勢神宮と靖国神社は、その設立及び活動につき歴史的経緯が違います。

 憲法20条の政教分離原則を素直に解釈すれば、首相の伊勢神宮参拝も違憲ということになります。江戸時代の「お伊勢まいり」にも見られるように、伊勢神宮や熊野宮などは、庶民の中の信仰として根付いたものでした。しかし靖国神社は明治以降になって作られた宗教的軍事施設であり、その歴史は浅く、或る意味で「特別」なのです。日本国憲法の政教分離原則は世界に類を見ないほど厳しいものだと云われています。それは戦前、神道が国家に結びつき他の宗教の上位に立つ国家神道として日本の侵略戦争を推進したという歴史的経緯を踏まえて、その反省の上に政教分離原則が成立したものであるからなのです。つまり歴史認識によって支えられた政教分離原則なのです。

 愛媛県知事の靖国神社、護国神社への玉串料支出を違憲とした1997年4月2日、愛媛玉串料訴訟最高裁大法廷判決も、
   「明治維新以降国家と神道が結び付き種々の弊害を生じたことにかんがみ政教分離規定を設けるに至ったなど前記の憲法制定の経緯に照らせば、たとえ相当数の者がそれを望んでいるとしても、そのことゆえに、地方公共団体と特定の宗教とのかかわり合いが、相当とされる限度を超えないものとして憲法上許されるとはいえない」
   と述べ、
   「戦没者の慰霊及び遺族の慰謝ということ自体は、本件のように特定の宗教と特別のかかわり合いを持つ形でなくてもこれを行うことができると考えれられる」
   と判示しています。


■■以上、内田雅敏弁護士執筆■■


 政教分離は9条と並ぶ世界遺産だと思う。









★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。過去記事はENTRY ARCHIVE・過去の記事,分野別で読むにはCATEGORY・カテゴリからそれぞれ選択して下さい。
また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。転載、引用大歓迎です。なお、安倍辞任までの間、字数が許す限り、タイトルに安倍辞任要求を盛り込むようにしています(ここ←参照下さい)。

コメント (1)   トラックバック (1)   この記事についてブログを書く
« YouTubeに「北海道はこれでい... | トップ | 杉浦ひとみさん、教育基本法... »
最近の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
でもね、元伊勢って神社がある辺りでは (田仁)
2007-01-23 21:17:19
大本教弾圧とか、国家神道が社寺の財産横領意外にも随分と「実力を発揮」されてます。
村々の鎮守がナーバスな主要な神話上の神に関わっていなどし、歴史的に古い土地柄だったから。
宗教的にも村落共同体的にも、廃仏毀釈時に混乱が激しかったんで、後を引いたんしょうね。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

靖国問題Q&A」カテゴリの最新記事

トラックバック

安倍の明治神宮参拝─靖国の代替─と政教分離 (もーちゃんの部屋)
マスコミや国民は、首相の靖国神社参拝にはきちんと反応するのに、明治神宮参拝に対してはなぜ鈍いのか。 結局、「政教分離」の観点が欠落するという、“真の民主主義”が根付いていないからであろう。 靖国参拝難しく代替か/安倍首相が明治神宮参拝   ...