情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

あっぱれ,民主党~政府・自民党の姑息な共謀罪一時しのぎ丸飲み案を拒否

2006-06-02 12:27:05 | 共謀罪
朝日新聞(ここ←)によると,【「共謀罪」創設を盛り込んだ組織的犯罪処罰法改正案をめぐって与党が民主党の修正案をそのまま受け入れる方針を示したことに対して、民主党は2日午前の国対役員会で、衆院法務委員会での採決には応じられないとの方針を確認した。政府が、民主党案では国際組織犯罪防止条約を批准できないとしたことなどに反発しており、鳩山由紀夫民主党幹事長はこの日午前、今国会での採決について「基本的には無理だ」と記者団に語った。】という。よっしゃー!

 政府自民党・公明党が民主党案を受け入れることで2日の採決をめざすというウルトラCは,民主党だけでなく,国民をバカにした策だ。民主党が、同党案と国際組織犯罪防止条約との整合性を政府が確約することを採決の条件とするのは当然のことだ。

 他方で,【麻生外相は2日午前の記者会見で「民主党案では条約の批准はできない」と明言。「国際条約を批准することにあたっては(条件は)満たしていない」と語った。】という(上記朝日)。

 当然,民主党は,反発を強めている。【渡部恒三国会対策委員長は同日午前の国対役員会で「話し合いに応じることは出来ない」として、2日の委員会審議に応じないよう衆院法務委員会の平岡秀夫・民主党筆頭理事に指示した。平岡氏は「批准はダメだと言われたら、採決の前提を欠く状況だ。『政府として努力する』というのが(採決の)前提だ」と話した。荒井聰国対委員長代理も同日の記者会見で今国会中の見通しを問われ、「今後の話し合いだけど、私の気持ちではぷっつり切れた」と不快感を示した。】(上記朝日)

 自民党の議会軽視の手法に抗議するとともに,踏みとどまった民主党にエールを送りましょう。


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