情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

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「空も飛ぶし水にも潜る」さんのご意見について

2005-03-30 02:00:56 | 適正手続(裁判員・可視化など)
「空も飛ぶし水にも潜る」さんからTBにてご意見をいただきました。

 第1に身柄拘束時間、取調時間の長さを指摘されていますが、この点は、弁護人としては必要がある場合に限り、再生確認すればよい(あるいは証拠開示請求してはじめてテープを出すことにする)のではないでしょうか。
 しかし、確かに指摘されているように、日本における取調時間の長さは、それ自体問題で、朝から夜中までというケースも散見します。ただ、こういう問題もビデオを撮ることで防げるのではないか、とも思われます。

 第2に、録画されているという心理的圧迫が供述に影響する可能性を指摘されていますが、「密室ではない。だれかが見てくれる」という安心感があることはほとんどの場合、よい方向に働くのではないでしょうか。
 カウンセリング型取調が警察の口実であることは、「空…」さんも実はご理解されているように思います。争っている被告人の中に「最初の人はひどかったけど、次の人は判ってくれたと思って署名した。こんな書き方になっていたなんて」などという人が多いというのが実感です。
 また、証人の証言を法廷で放映する必要はあまりないように思うのですが、どういうケースを想定されているのでしょうか。

 第3に、逆に、取調室以外での耳打ち、カメラを止めての暴行などによって、誘導されたりした場合、逆に虚偽の自白を覆しにくくなるという点ですが、この点は、「空…」さん、ご指摘のとおり、「現状と比較して程度問題」であり、状況が悪化するわけではないと思います。現状だって、耳打ち程度の誘導の存在を立証することはほぼ不可能です。カメラを止めるという危険性は、取調室は24時間録画するなどの方法で対処できるように思います。

 ブレインストーミング的に問題提起されたようにも思いますが、「空…」さん以外の方でも、録画によって想定される問題点がありましたら、ご指摘下さい。 


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