情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

-軍の論理が宇宙を支配する危なさよ-橋本勝の政治漫画再生計画第123回

2008-05-26 15:36:54 | 橋本勝の政治漫画再生計画
【橋本勝さんのコメント】
 またしても日本の未来を左右する重大な法が、自公の政府与党それに民主の賛成の圧倒的多数で成立した。その「宇宙基本法」は、ズバリいえば宇宙の軍事利用を可能にするためのものである。明らかに憲法9条に違反しているものだが、宇宙開発事業に遅れをとるわけにはいかないという産業界の強力な要請もあったのだろう。そして何よりも、21世紀、国家の防衛には宇宙の軍事利用は不可欠、とくにアメリカとの共同で進めるミサイル防衛のためにも、宇宙開発は平和利用に限るということにしばられているわけにはいかない、ということで宇宙の軍事利用ができる「宇宙基本法」を!!ということになったのである。
 20世紀、地球という星は戦争が絶えることがなかった。そして21世紀、戦争の場をさらに宇宙へと拡大しようとする人類。軍人の頭の中に宇宙を封じ込めることが、どんな恐ろしい未来を招き寄せるか、それを想像するとゾッとせずにはいられない。

【ヤメ蚊】
 宇宙の軍事利用をさせないためには、自らもしないという選択をするしかない。それなのに…。
 クラスター爆弾だって同じことだ。どうやら、不発率の少ない最新型のみを例外とすることで、条約が締結されそうだ。日本は、自己破壊装置など不発弾対策が一つでもある「改良型」は禁止対象から外すよう提案していたが、協議の座長を務めるニュージーランドのマッカイ大使は、「他国からの支持を得られていない案は考慮しなかった」と日本案は一蹴された格好だ。日本はどんどん世界標準から遅れをとっていく…。


【関連イベント】
「とめろ!『戦争のできる国』づくり許すな!貧困の強制 6・1怒りの大集会」6月1日午後1時~、なかのZERO大ホールにて
パネルディスカッションほか。
橋本勝さんのマンガ展と紙芝居も!


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★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
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【書評2】「マスコミはなぜ『マスゴミ』と呼ばれるのか」~植草一秀さんのブログより

2008-05-26 06:18:34 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
 冤罪を争っている経済評論家の植草一秀さんが、ブログ内で「マスコミはなぜ『マスゴミ』と呼ばれるのか」を取り上げてくれた(※1)。【現代日本の腐敗し切ったマスメディア状況が詳しく論じられている。第3章では言論弾圧がインターネットの世界にも波及しつつある現実を明らかにしている。メディア・コントロールが日本の民主主義を崩壊させつつある。真の言論人はこの危機の本質を明らかにし、手遅れになる前に行動する責務を負っている】と積極的な評価をいただきました。

 植草さんとは面識はないが、植草さんが書いた「知られざる真実―勾留地にて―」についてアマゾンの書評欄に一番乗りで書評を書いたことから、取り上げてくれたのだと思う。実は植草さんの名誉毀損訴訟の代理人団は親しい先輩弁護士が中心となっているが、植草さんはご存じないと思う。

 ところで、植草さんのブログの最新記事(※2)には、実に衝撃的なことが書いてある。植草さんが逮捕された直後に有名ブロガーが植草さんと接見もしていないのに接見したとのコメントをでっち上げたのだという。しかも、その記事は植草さんを有罪方向に印象づける巧妙な内容になっているようだ。インターネットにおけるメディアリテラシーの重要さを感じさせる記事だ。一読されたい。

   
※1:http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_658b.html

※2:http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_f002.html


【緊急のお願い】

集約期日:5月27日午前10時まで  
集約先:アドレス orony@msj.biglobe.ne.jp

【声明】トレバー・ングワネさんの入国を速やかに認めなさい☆
政府は私たちの集会、言論・表現の自由を侵害してはいけません☆

 5月28日から横浜でアフリカ開発会議(TICAD IV)が開催されます。この会議にさきだって私たちは、TICADが貧困や環境問題を日本の国益のために利用したり、紛争解決を口実に自衛隊のアフリカへの派兵を画策するなど、経済と軍事が一体となって貧しい国を食い物にするような「援助」に加担することに反対するために、本日のデモと集会を開催しました。

 そして本日の集会に私たちは、南アフリカの活動家、トレバー・ングワネさんを講演者として招待し、アフリカ開発会議の問題点を当事者の視点から語っていただくことを企画しました。ングワネさんは、反アパルトヘイトの活動家の経歴をもち、現在、ヨハネスブルグ郊外のソウェト電力危機委員会の議長として、新自由主義的な開発政策が貧困層にもたらす破壊的な影響に対して現場で闘っている活動家であり、私たの集会にとって不可欠なゲストです。

 しかしながら、大変残念なことにングワネさんは私たちの集会に参加することができませんでした。日本政府は、ビザの発給を遅延させて、「元気なアフリカ」からの私たちの大切な友人の来訪に対して冷たく国境を閉ざし、私たちの交流の機会を奪い、TICADに対する異論や批判を封じ込めたのです。

 日本政府はビザ発給遅延の理由として、ングワネさんに逮捕歴があるが無罪証明が南アフリカ政府から得られていないことを示唆しています。彼が無罪となっていることは、現地の報道でも明らかですし、逮捕は政治活動に関わってのことです。これまでも、長年にわたって海外から逮捕歴などがある活動家が自由に来日し、集会などに参加してきた前例があり、ビザ発給に特段の問題はなかったはずなのです。

 しかし、こうした前例があるにもかかわらず、G8洞爺湖サミットを目前にひかえて、今年に入ってから活動家や知識人の入国が拒否されるケースが目立って増えていることも事実です。今回のように、法的な根拠もあいまいな理由でビザ発給を遅延させるなど恣意的な入国規制が強化されつつあることに強い危惧をいだかざるをえません。

 今回の日本政府のビザ発給遅延措置によって、私たちとングワネさんとの出会いは妨げられ、私たちの集会とデモにとって重要な課題の実現が妨げられたことを強調したいと思います。日本国憲法は、集会・結社の自由、言論・表現の自由をわたしたちの権利として定めており、政府はこうした私たちの権利を侵害できないはずです。にもかかわらず、今回の日本政府の対応は、私たちの集会とデモに不可欠な友人の参加を妨げ、憲法に明示されている私たちの集会や言論・表現の自由を侵害したのです。
 こうした政府による私たちの権利侵害に断固として抗議します。

 私たち、集会の主催者と参加者は、日本政府に対して、ングワネさんへのビザ発給を速やかに行うことを要求するとともに、ふたたび同様の入国規制を行わないよう強く要求するものです。

2008年5月25日      
「STOP G8! アフリカ開発会議って何だ?!、アフリカの貧困・環境破壊・戦争を考える5.25デモと集会」参加者一同
主催 横浜でG8とTICADを考える会

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【声明】トレバー・ングワネさんの入国を速やかに認めなさい☆に賛同します

お名前(個人or団体)
 (個人はできれば肩書きも)

 お名前の公表     可     否

連絡先 Email




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