シモキタのtokyoboy

下北沢に居を構える初老オジのエクスサイズ、呑み歩き、美術館巡りなどの備忘録生活記録ブログ、含む膝蓋骨骨折リハビリ記録。

東京都美術館「大地に耳をすます 気配と手ざわり」  ぐるっと2024Part2Vol20

2024-08-20 | ぐるっとパス2024

この企画展、かなり楽しみにしていて、

並行してはキリコ展。

それと併せて、は時間がどうか、とも思ったのですが、

結果的には午前中からこの辺出掛けられる日があって、何とか上野の山でかなりまとめての訪問が果たせました。

 

本展は5人の作家のアンソロジー。

本題に即してそれぞれの作家の個性というか関心事項を個別のスペースを使って展示展開。

 

ご挨拶と上から俯瞰した会場の雰囲気はこちら。

本展趣旨はこちらで確認いただくとして、

お一人についてはどうしても狙いとか私に訴えかけるものが分からなかったので割愛💣他の4人についてご紹介致します。

 

先ずの紹介は同じタイミングで会場入りした若い女性2人組が凍りついた川村喜一さんの作品群。

川村さんは1990年生まれ、藝大卒。奥さんと一緒に知床に移住、狩猟免許も取得、生活者の観点から命の循環を作品化している方。

横浜トリエンナーレでも同様のモチーフで綺麗事では済まされない現実と対応して狩猟をしつつ、精神が病みそうになる的展示があったので、私は叫びそうにはなりませんでしたが、

しみじみと訴えかけてきるコーナーでした。

 

続いては「ふるさかはるか」さん、1976年大阪生まれ、武蔵美卒。

トナカイと暮らす北欧遊牧民との出会いから得た体験を手しごとで仕上げる…

 

3人目はミロコマチコさん、1981年生まれ京都精華大卒。

画家・絵本作家として活動してきたが、2019年奄美大島に移住。

そこでの生活、生きていく術と自然の息吹、精霊などとの出会いから制作された「みえないりゅう」他が展示されていました:

 

最後は東日本大震災後、津波に洗われた海岸線沿いの植物がどう蘇生したか、を扱ってきた倉科光子さん。彼女のこの作品群を拝見するのは2回目かな、でもその間にも植物はどんどん根を張っていく…

手染め友禅の仕事からこの世界に入ってこられたそうです。

 

さて今回の企画展、入場料は1,100円。これが無料となって、ぐるっとパス効果は計16,250円となりました。

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東京藝術大学と中国人留学生 (東京藝術大学陳列館)

2024-08-20 | アート・文化

ふむ、これは足を運ねば…

って上野の山は桜木の交差点のところまで来てのセリフ😅後藝大までは、って敷地内みたいなもの。

短期間の会期に丁度ぶつかったのがラッキー、と寄ってみました。

 

さてその陳列館。

サブタイトルにある「李淑同から現代まで」にある李さんは招待ハガキ表面の自画像、藝大の卒業制作、の方。

音楽家としても「送別」1915年で知られているそうです。

米日中三国に愛された「送別歌」_中国国際放送局

 

戦前 30有余名の方が留学され、その中に女性もお一方、肖像画で見かけたのが印象的。

そこから連綿として交流が続いている歴史はこんな作品にも見られるのかも😱

 

 

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