シモキタのtokyoboy

下北沢に居を構える初老オジのエクスサイズ、呑み歩き、美術館巡りなどの備忘録生活記録ブログ、含む膝蓋骨骨折リハビリ記録。

名作誕生ーつながる日本美術 (東京国立博物館)

2018-04-26 | アート・文化

サブタイトルは創刊記念「国華」130周年、朝日新聞140周年。

国華なんて右翼系か、と思ってしまいますが、調べると朝日新聞出版会発行。

現在も発行が続いている雑誌としては最も歴史が古く、創刊の中心人物は岡倉天心、高橋健三。

その後、資金面での行き詰まりから朝日新聞創業者の村山龍平以下に売り渡した、が歴史。

でも、「金は出すが、口は出さず」だったそうです。

 

などがバックグラウンド、展示が等伯「松林図」、若冲「仙人掌群鶏図」、光琳「八橋蒔絵螺鈿」雪舟「四季花鳥図屏風」…

これは行きますよね ^^;

最後は北斎から明治期の劉生までだそうで。

訪問のタイミングは前期だなあ、と開催直後に伺いました。

 

先ずは仏像、一木造りがどう中国から伝えられてきたか、

その中には鑑真和尚の存在も含まれていましたが、が次第に和の様式に置き換えられていく様が近畿各県のお寺に残された重文クラスの像、今回は薬師如来中心、で展開される。

水墨画もそうね、明の時代の有名どころ(基礎知識が無いのでこういった表現でごめんなさい)が海を渡り、

それを模写するところから始まり、雪舟、そして上述のように狩野派、等伯と連なり、

また着色画も同じ流れで、若冲登場となる。

まあ若冲さんって古今東西最高の画家かも、ですな。

鶴の羽の表現なんて凄いの一言です、それが探幽や中国人画家の同じモチーフってまあ日本人がコピーしているのではありますが…、と並べて展示される贅沢さの中で痛感します。

 

個人的に目を引いたのは狩野元信が雪舟の描いた、オリジナルが中国画家有名どころの絵を更に模写した作品。

これが企画展タイトルの語るところなんですね。

等伯さんの語る必要もない「松林図屏風」もこのコンテクストの中でプロッティングされました、圧巻でしたが。

 

更に会場進んで、

反則技 ^^;、と叫んだ「洛中洛外図屏風 舟木本」、ご存知国宝、岩佐又兵衛作。

他にも彼の作品が2点出ていて冒頭紹介のオールスターキャストの中でも異彩を放っていました。

こんなに近くでゆっくり拝見するに初めて、楽しい😻

時間ギリギリまでたっぷり楽しませて頂きました。

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佳辰 (京都駅八条口近く)

2018-04-26 | 2018春そうだ京都行こう

本記事が京都旅行編の時系列的には最終回。

最初の写真は最後の最後に山門前まで行った宿題寺?、泉涌寺さん。

本当に訪問場所を絞った、というか、流れで動いた訳ではないので記事数としては少ない。

このお店もホテルに預ける荷物をピックアップ方々新幹線に飛び乗るには吉、が理由。

まあ、その過程で幾つか要チェックのお店がこの辺りにも出来つつあることを知りました。

 

さて、家族経営というこちら、一軒家レストランで新しく内装も綺麗。

靴を脱いで上がるシステムなんですね、バリアフリーと聞いていましたが。

ほぼ口切り直後ということで生ビールから始め、突き出し美味しいね。

白味魚の煮こごりとか秀逸です。

そして刺身盛り合わせ…

テーブル席でしたが、カウンターには外人客中心に陣取り、背中からお嬢さんの流暢な英語での料理説明が聞こえて来ます。

 

このお店はねえ、良いと思うのですが幾つか気になる点がある。

最初は料理の説明その他、我々のような一見には優しくない。

更に、まあメニューを見れば、なんですが、刺身盛り合わせが全部白身、ほぼほぼ食感の違いがメインに。

鱧の刺身とか珍しいものもありましたが、女将さん一瞬オーダー受けるの躊躇ったのならそう言って欲しかったな。

 

そしてお酒のセレクションが凝っていてなかなかなんですが、そのメニューに価格が書いてないのでそれぞれの希少性が分からない、それ程日本酒に詳しくない人だとお勘定時にビックリする可能性がある。

しかもお勘定がトータルだけで、酒の明細とか教えてくれないまま支払う仕儀となる。

 

私は滋賀のお酒で辛口、美味しいけどこの中では一番低価格帯と思しきものを4合、1人当たり2合に生ビールも2杯、途中でもういいかな、とお願いする料理のペースをスローダウン、ちょぼちょぼといった感じで食べログの示す価格帯エリア。

この店の構えでメニューに示される日本酒の種類置くと消費量が口開け後の劣化に追い付かないに決まってますから酸化は大変気になる。

だから値段描かないで高額商品に出させようという作戦かもしれませんが、この日あった十四代なんて東京だと普通に1合3千円は取りますから、今後行かれる方はお気をつけになった方がよろしくてよ💣

 

とまあ、辛口でスタートしましたが、料理は全体的に大変宜しい。

ちょっとした、そして多分女将の、心配りで素晴らしいお店になるんじゃないかな、上から、しかも東京もん、目線で申し訳ありませんが。

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駒場野公園の関山(八重桜) 2018

2018-04-26 | 桜2018

京都から戻っての朝一番。

 

ジムに行くついで、だったのですが、こちらの関山、本当に綺麗。

まあ、京都に行く必要もない、は本音ですが、元より目的は違う…

 

 

 

 

 

どうです、比較的低木、は仁和寺でもこの種類の特徴と知ったのですが、

 

ここでは1本だけ「一葉」があって、長い期間綺麗です。

 

 

 

 

最後に…

付録で周辺、国際高校のハナミズキ、まだ走りです。

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