日本大学文理学部社会学科・後藤範章ゼミナールの日誌☆

社会学科後藤ゼミナールの実態とゼミ生の生態が一目で分かるゼミ日誌! しかと見れ!!!

7月16日 ゼミ前半

2019-07-16 14:30:00 | 2019年度
こんにちは。後藤ゼミ4年の大浜です。

7月16日に行なわれた、ゼミ前半の模様をお届けします。


事前に提出された各チームの作品第4次案(Aチーム→Eチーム)

前回のゼミでは5チームとも作品の質が伴っていないことが指摘されましたが、
この時点で後藤教授がざっと見た感じでは、「一定の水準をクリアしている」という評価でした。
ふう。第一関門突破。


最初に5チームのキャプションに目を通すゼミ生

個人的には、どのチームも綺麗にまとまり良く、整った文章が書けているなあという印象を抱きました。

しかし百戦錬磨のキャプションの鬼・後藤範章の目は厳しい。
「どれも感想文の域を出ない」「“社会学をする”とは何だったのか?」


後藤教授(鬼)の言葉に空気が引き締まる

まずは、新宿小田急ハルク前で眠るホームレスの写真を担当しているAチームですが、写真の中で何が起こっているのか、そのことがキャプションにまるで反映されていないという指摘を受けました。

子曰く“社会学をする”とは「目に見えにくい社会の構造やプロセスを可視化し、可知化すること」
写真に写りこんでいる現象は、いったいどういうメカニズムで引き起こされているのか?

写真の中身を表面的に語るのではなく、想像力を働かせて、更に1歩も2歩も踏み込んで考える必要があると痛感しました。

さらにAチームへの投げかけは続きます。
「この写真の現場では、毎晩どんな現象が起こっているのか?」


観察したデータを発表するチームリーダー原田

Aチームは過去2回小田急ハルク前で定点観測をしホームレスの動きを追ったそうですが、「それだけでは甘い」と後藤氏。
ただ単に人の動きを観察するのではなく、ホームレスの顔や持ち物、時間、場所取りではどこから埋まっていったのかまで克明に記録すること。そして調査を繰り返し事実関係を重ね、観察した事実としてまとめることが要求されました。

前回の調査に引き続きインタビュー調査ができなかった点についても「もっと辛抱強くやってみること」とのメッセージ。
個人的にも、1度でもインタビューをすることができればそれが自信になりどんどん面白い話が引き出せると思うので、頑張ってほしいと思います。

行政が目に見えやすいところからホームレスを排除していることにより、ホームレスの姿が見えにくくなっているという構造。
ハルク前での調査で、何か興味深い現象やパターンが確認できることを期待しています!


続いて、我らがBチームのキャプションへと議論は移ります。


データの説明をするBチームリーダー堀

まずは、写真の元データ紛失のため撮り直しをした旨を説明。
「前の写真よりも悪くなっている」という厳しい一言をいただきました。
以前の写真は人々の行動特性が豊富に映し出されていたのに対し、撮り直しをした写真は行動特性に加え年齢層も狭まってしまいました。
おそらく「写真力がない」ってやつですね。
以前の写真のスキャニングと、再度撮り直しの両方の線で頑張ってみようと思います。

Bチームの東京性の考え方は、後藤教授と合致していたと思います。
しかし言葉の使用法を間違えていたり、うまく概念化できていなかったり、データの見せ方が悪かったりと、粗が目立ちました。

電車内で主体的に作業に取り組んでいる者を「行動派」とし、
その中からスマホやタブレットを操作するなどインターネットであらゆる情報に触れる可能性がある者を「外部接続タイプ」
読書や勉強など、手元の限られた資源で思考を深める者を「外部遮断タイプ」と分類しました。

電車内では人々に多様な選択肢が与えられる。
その中で「外部遮断タイプ」の人間は、何を目的に敢えて情報をシャットアウトし、限られた資源に集中するのか?

教授がゼミ生に「普段電車通学で読書をしている人はいるか」と問いかけたところ、2人が手を挙げました。


手を挙げた堀(奥)と張元(手前) ほんまかいな。

堀は家が遠いので「家と電車の行きと帰りで小説を読み終わってしまうから」と答えました。
なんとチームリーダーが「外部遮断タイプ」だったわけです。これは何とも心強い。

キャプションのたたき台を作った身としては、いまいち詰め切れなかった後悔があるので、
次回までにしっかり議論を重ねて深めていきたいと思いました。


3限終了のチャイムが鳴り、前半はここまで。
後半に続きます。



文責:大浜匠(2019年度4年ゼミ生)
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