日本大学文理学部社会学科・後藤範章ゼミナールの日誌☆

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6月3日 ゼミ前半

2015-06-03 16:00:00 | 2015年度
今回のゼミ前半は、今日の日経と4年佐藤君の卒業論文についての発表を行いました。

日経は司会が4年佐藤君、6月1日の日本経済新聞の23面のDateファインダーを用い議論を行いました。
テーマは、2014年から開始された少額投資非課税制度NISAについてでした。
しかし、ゼミ生の株式投資についての理解の浅さもあり、議論は思うように盛り上がりませんでした。
そのため議論の活性化を促すため、次回以降の「今日の日経」では、各人が興味を持った記事を紹介し、その記事についてでゼミ生で持論を行うこととなりました。
今後、「今日の日経」の時間がより有意義なものになるよう期待します。

次に、4年佐藤君による、自身の卒業論文のテーマについての発表が行われました。


自らの卒業論文テーマについて発表する4年佐藤君

テーマは「キョロ充とぼっちの社会学的分析」でした。
近年ネット等でマイナス的に用いられるキョロ充という用語に注目し、社会学的な思想により大学生の人間関係を読み解くことを目的とするテーマでした。
とても興味深いテーマでしたが、佐藤君本人としては、今後の調査の方法にについて迷っており、アドバイスを求めていました。

テーマについて後藤先生は、今のままでは概念の操作化が不十分である点。人間の類型化を行うためには、網羅性と相互排他性が不可欠であるということを指摘しました。
ある一面を見ての区分より、なぜそのような用語が発生したのかについて論じると面白いのではという意見もありました。
また、相互監視社会的な社会構造論を用いたほうがいいのではという意見や、スクールカーストのような教育社会学の視点を用いるべきといった意見もありました。
これらのアドバイスを受け、佐藤君の論文がより完成度の高いものになっていくことを期待します。


概念の操作化が不十分であると指摘する後藤先生

ゼミ前半は副ゼミ長である4年の佐藤君が大活躍でした。
後半に続きます。

文責:田中健太(2015年4年ゼミ生)
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