日本大学文理学部社会学科・後藤範章ゼミナールの日誌☆

社会学科後藤ゼミナールの実態とゼミ生の生態が一目で分かるゼミ日誌! しかと見れ!!!

5月30日 千葉大学工学部・大学院 「環境デザイン研究室」 特別講義

2007-05-30 21:00:00 | 2007年度
 本年度“「東京」を観る、「東京」を読む。”展にて
我々後藤ゼミがコラボレーションするのはデザインの領域。
そして、そのコラボ相手となって頂いたのが、
ここ千葉大学工学部・大学院にある「環境デザイン研究室」
清水忠男教授率いる清水ゼミの方々です。

 現段階では相互に1度づつの
互いのゼミへの訪問が予定されており、
今日は後藤ゼミが千葉大学へ、
我々のプロジェクトをプレゼンする為に訪問しました。
 当日のメンバーは
後藤先生・ゼミOBの甲斐荘さん・TAの稲田さん
4年生から関(勇)・吉田・若宮
3年生から児玉
の計7名でした。


↑会場となる千葉大学を向こう岸に信号待ちをする後藤ゼミの面々。

 今回のプレゼンには、我々後藤ゼミの研究手法である
「集合的写真観察法」について千葉大学環境デザイン研究室の皆様に
理解を深めて頂くと共に、互いに学術的・人間的な刺激を交換できれば、
という狙いがあります。

 会場に到着した我々。後藤先生は清水先生へ挨拶に伺って、
会場には我々ゼミ生とTAの稲田さんが残りました。


 ↑会場となった1号館視聴覚室

 準備が整い、いよいよ千葉大学での特別講義が始まりました。
まずは後藤ゼミのメインプロジェクトである、
“「東京」を観る、「東京」を読む。”展の紹介から入り、
昨年度のゼミが製作したリーフレットやパンフレットが紹介されました。

 昨年度第2回展の、建築ジャーナル作品の紹介が終り、
昨年度ゼミ生が製作した作品の、来場者アンケートBest5が
プロジェクターに写ります。


 ↑プレゼン中の後藤先生

 「マクドナルド化最前線」「東京のお墓事情」「見せかけの銀座開放」・・・
後藤ゼミが一枚の写真から、どうやって「社会学をする」事を
してきたかを、作品が出来上がる経過を踏まえて説明します。

 そして、今年のテーマであるデザインの分野とのコラボについて。
「アーバン&エコロジカルなデザインとソシオロジー」
と仮題された今回の展覧会。後藤先生が触れられたのは、
視覚社会学とデザインの方法論的な事柄でした。

 社会学は、事象に対して、結果よりも理論として視覚的に構成し、
デザインは形に残るものを製作する、
という両者の違いを語り、今回それぞれがコラボレーションする事で、
とても面白い事が出来るのではないか、という希望を述べておられました。


 ↑プレゼンに聴き入る千葉大学の方々。

 質問タイムでは、環境デザインを専攻されている方々ならではの
質問が投げかけられました。

 環境デザイン研究室の方々も、写真を撮って題材にされるそうなのですが、
我々が現地調査をする際に考慮している環境的なファクターが
目で見えるものまでに限られているのに対して、
環境デザインの場合は、空間そのものを考慮に入れた方法で
様々なデザインを考案されるそうです。

 後藤ゼミの調査にも空間を考慮した項目が増えれば、
また違った結果が見えてくるかもしれません。

 また、同じ「写真を撮る」という手法である事に関して、
撮影者が意図しない事象・物体も、カメラ(機械)の目は捉えるので、
それを更に人間の目で見つめなおす、
「写真を見る」「写真を(から)読む」という事に
興味を持たれた方もいらっしゃしました。


 ↑質問に答える後藤先生。

 千葉大学の方々が後藤ゼミのプロジェクトに
とても興味を持って頂けたようで、
今回のプレゼンは無事、成功したと思います。

 質問タイムで、「面白いと思うので、プレゼンで出てきた以外の
作品も見せてください。」という声まで頂き、
昨年必死に作品を制作したゼミ生の一人として、
僕はとても嬉しかったです。

 そして、プレゼンの後には、環境デザイン研究室の方々による
懇親会が開かれました。


 ↑懇親会の1コマ。

 おっかなびっくり話しかける我々後藤ゼミの学生達に、
とても気さくに応じてくださるみなさんに感激を覚えながら、
互いの活動に関して、展覧会に関して、そして学生らしい会話も、
色んな話をさせて頂きました。

 
 ↑↓「ブログに載りますんで!」の一言に快くキメて下さったみなさん。



 この日、清水先生はじめ環境デザイン研究室のみなさんと
とても刺激的な一日が過ごせた事を、本当に光栄に思います。
 今年の展覧会はきっと、今までの展覧会とは一味も二味も
違うものになるんじゃないかな?と、
楽しい期待をしながら千葉大学を後にしたのでした。

*オマケ*


 ↑環境デザイン研究室の修士1年、湯山さんが製作されたポスター。

 我々が会場へ向かう途中に目にしたポスターです。
原寸大で載せられないのが非常に残念です!
 素晴らしいポスターを製作して頂きました。
湯山さん、ありがとうございます!

文責:関勇気(2007年度4年ゼミ生)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする