日本大学文理学部社会学科・後藤範章ゼミナールの日誌☆

社会学科後藤ゼミナールの実態とゼミ生の生態が一目で分かるゼミ日誌! しかと見れ!!!

第3回タイトル・キャプション案の発表・検討会(2)

2006-06-26 16:20:00 | 2006年度
●諸連絡など
・ゼミ合宿の日程の決定
 7月24日~27日の三泊四日
 二年生が四名参加する方向。予約人数は多めにしてあるので
 まだ余裕はあるそう です
 →これに関連して来年の入ゼミ生は人数を絞って15~10人
  程度にしたいという先生の話が出ました。
 お金は来週、7月3日に集めます。
 ゼミ合宿に出ないと、後期からの動きに乗り遅れてしまうので、
 予定が合わない人も一日でも二日でも参加を!とのこと。

・「みんなで行くTWもいいが、一人TWをぜひ!」多様な東京のいい写真
 を撮りためて、合宿にたくさんもってくる。
 ゼミとして三度目の「東京のW杯現象」も作品化すべくがんばってほしい
 とのことでした。

●各班作品への先生からのコメントの続き

<5班>
・WINS汐留は作品化されているので、兼ね合いを考慮する必要あり。
・どういう社会現象が起きているのか?
・写真から見て明らかに活気がない→どうしてか?西街区と東街区の違い
・なぜイタリアに着目した街づくりをするか?

<1斑>
・シンポジウムを睨んで、今回話を聞いた先生の論文、研究を調べてほしい。
・基本的に二次案と変わっていない。
・具体的な数字が出ているが、方針が定まっていない。
・作り手がおもしろがっているか。

<4班>
・「イビツな~」という表現はよかった。
・だが「なぜイビツか」「なにがイビツなのか」にもっと入り込む必要がある。

●以上で前期のキャプション作りはとりあえず一区切り。
問題は、前々から数本は落ちるかもという話だったので
「一体何本の作品が残るか?」でした。

が、先生からは、上記のようにどの班もまだまだであると前置きした上で
「可能性をみて8本、すべて残す」というお言葉が!

これには、ゼミ生一同からワッと歓声と拍手が起こり、まさに歓喜、歓喜でした!
…確かに手放しでは喜べない面もありますが、後半はどの班も
ヘトヘトになりながらも、「脱落させたくない」という思いで
やってきたので、結果として、すべての班が残ったのは嬉しいことでした。

●次に、例年にはなく、「この時期から」キャプション作りを試みた
ということで、三年生から、初めてキャプション作りの作業をやってきた
感想・コメントを一人一人発表しました。
↓以下要約

・FWは、最初は何をしていいかわからなかったが、何度も行くうちに
 取り組み方が変わった。
 行き詰ったとき…とりあえず現地に行ってみる→新しいことが見つかった、
 積極性の大切さを知った。
 こういう機会でなければいかなかったであろう所に行けた。
 普段とは違う世界を垣間見ることができた。

・初めてのアポをとってのインタビューだったが、学生でもちゃんと協力してもらえた。
 「聞きたいことを聞き出す」ことの大変さを知った。表面上のことだけでなく
 ウラを考えて聞かなければいけない。しっかり情報集めをやっていたからこそ
 簡単に引き下がらずに「粘って」聞くことができた。

・キャプションの文章を考えること、一字一句こだわることの大変さを知った。
  みんなで話し合うことによって自分が思わなかったことがでてきておもしろかった。
  改めてチームワークの大切さを知った。

・四年生に頼ってしまっていた部分があった。四年生がマズイところを気づかせてくれた

・「社会学する」、「社会学的考察」って何だ?と壁にぶち当たり、
 何度も悩んでしまった。

全体的に「~が大変だった」という意見が出がちでしたが、
それに終始せず、そこから後半がんばったとか、けどおもしろかった、
おもしろさを感じることができたというコメントが多かったのは、
よかったと思います。


→この一ヶ月の総括コメントをする姿

●そして四年生から、前期にこの作業をやったことに関して、コメント

・いきなりのキャプション投入は「ショック療法的」だったのではないか、
 いい面もあったが、去年に比べ、班以外の人とのコミュニケーション不足感が
 いなめないという点で、「一長一短」ではないかby長戸さん

・今回の試みは、一長一短ではあるが、後期につなげることが出来るという点で賛成。
 ただ参加できた人と予定との兼ね合いでうまく参加できなかった人との差が
 生まれてしまうのではないかby永山さん

・この時期に三年生が、「分野ごとに役割分担→その分野に責任、誇りを持って作 品作りに参加していく」
 という流れを体験できたのは有益だった。
 また四年生はキャプション作りの怖さを知っているから、うまくまとめようと
 してしまっていたように感じる。by高橋さん

最後に先生から
「次のために何をしなきゃいけないのか、大なり小なり見えてきたことは意味がある。
今回の経験は確実に生きるし、生かせる。」とのお話がありました。


とここまでで一ヶ月に渡るキャプションとの戦いは一旦幕を閉じましたが、
来週からはゼミ合宿の説明、各部会ごとの発表など、秋の展覧会に向けた
新たな、そしてさらに長く激しい戦いが始まりますが、今回のこの経験を
生かしてがんばりましょう!

文責:小出孝芳(2006年度3年ゼミ生)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第3回タイトル・キャプション案の発表・検討会(1)

2006-06-26 14:30:00 | 2006年度
今年初の試み、前期からのキャプション作成。
苦戦しながらも班での活動は今日まで!お疲れ様でした。
しかし本番はこれから!部会と両立しながら頑張っていこう☆

発表に入る前に桜麗祭を含め、数点の話があった。

●社会学3年懇親会開催のお知らせとお誘い(資料配布)
  松岡ゼミ 南雲君からの提案

 3年生はいい機会なのでぜひ参加してみよう!


●桜麗祭への参加について(前回のゼミで参加は中止となった)
 学科としての出し物に高橋君、石田さんがサインをした
 →教授会などで、各ゼミの何らかの作品を提出してみたらどうだろうということを検討していく、とのこと 

●7月17日(月)に行われる佃・銀座のTWについて
    →隣接する豊洲(7月22日 若宮案)・築地も回ってみてはどうだろうか



いよいよ最終キャプション発表・・・
 各班報告→一通り全班の作品を読む→議論 の流れで進めていった。


~2次案からの動き~

<1班> 魅せられて、歌舞伎座-銀座発、和の心-
・今までは歴史のみを並べていた。これを見つめ直した。
・現場に行き、開始時間までの人の動きを観察
・史学科 古川先生にインタビュー
・第二段落に見たことを盛り込んだ


<2班> Under The Bridge-東京の「裏」オアシス事情-
・FW(フォーラム側)をし、一店一店の写真を撮った


<3班> ホストクラブ-Smile 愛ランド-
・写真の差し替え提案
・店側が事故を起こし、休業したため、入店することができなかった
・2次案と方向性変えず


<4班> 表参道ヒルズ-イビツな都市の記憶-
・ステータスという方向性をやめた
・青山と比較するために歩いた
・班全体でのコミュニケーションをとった
・表参道の歴史を調べた


<5班> 汐留の箱庭-閑散としたイタリアンシティ-
・コムーネの再度インタビューを試みたが、アポが取れなかった
・今までのインタビューを洗った
・数値を再度見直した


<6班> 神楽坂花柳界のジレンマ-「見えない」価値の行方-
・神楽坂を「料亭」という視点から切り込んだ
・FWで料亭にインタビュー
・写真差し替えの提案


<7班> 副都心!?-錦糸町の未来は・・・-
・副都心関連で調べた
・区役所にインタビュー
・写真差し替えの提案


<8班> 代々木上原経由イスラム行き-メッカへの窓口-
・東京でなぜモスク礼拝が成り立つのかに焦点をあてた
・人口調査
・モスクの管理人にインタビュー


毎年のことながら、社会学できている・・・?
何かが欠けている。何が!?(ここで経験者である4年生に問いかけられた)

・結論部分において、概念化が弱い by永山君
 (書き方+根拠の裏づけ情報)

・事実が記載されているだけ by 佐藤さん

この意見の後、先生が次のように板書した

記述
説明

記述・・事実を書き示す
説明・・なぜそのようになるのかを書くこと→社会学にはこれが不可欠!!!
つまり因果関係(このような原因があってこのような結果になる)を明らかにする

Doing Sociologyをしよう!




↑皆がキャプションに読み入る姿


読み終えた後、各班の作品に対し先生からのコメント

<3班>
・いいとは言い切れないがこの中では一番社会学に近い

<6班>
・料亭の視点を掘り下げ、赤坂を見てみよう
 →料亭は利害関係者の密談の場

<2班>
・105店舗見て回った→とても大変な労力。もっとそれを表現しよう
・400字の言葉のマジックが必要である

<7班>
・なぜ副都心なのか
→六本木/表参道の再開発に対して、錦糸町/新宿南口/五反田などは新規開発
 1982がポイント

<8班>
・数字を出すことは良い
・イスラム教徒の国別時系列をだしてみる
・ドイツ、トルコ、フランス、ポルトガル(北アフリカのイスラム教徒がいる)では暴動が起きている。しかし、日本では起きていない。日本には異質なものがある。これを読み解いてみる。

前半戦はここまで。
休憩時間にアルバム用の写真を百周年記念館前にて撮った。





※配布資料 キャプション最終案(A3 2枚、A4 2枚)
       社会学3年懇親会開催のお知らせとお誘い(A4 1枚)


文責:西村美紀(2006年度4年ゼミ生)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする