講談とおもちゃの意外な共通点!

117()に、年に2回のおもちゃ学芸員特別イベント「館長のグッド・トイ・カフェ」を開催しました!

今回館長と対談いただいたスペシャルゲストは、講談師 神田山緑さんです。

4月で開館10周年を迎える東京おもちゃ美術館。

四谷の地を改めて知りたいと思い、講談で「四谷怪談」をご披露いただくことにしました

講談師とは、歴史や昔の出来事を分かりやすく語る人のことです。

その歴史は落語よりも古く、しかし現在は日本に78名しかいません。

神田山緑さんは、自動車メーカーの営業マン、健康食品会社社長の経歴を持ち、 その頃出会った神田すみれさんに入門したまさに「講談界の異端児」!笑

寄席だけでなく、中野区観光大使や散歩ガイド、ラジオ・テレビ出演など幅広く活躍されています

 

神田さんから「話を聞き手に最後まで楽しく聞いてもらうテクニック」を伝授いただきました!

どんな場所で、どんな音がして、どんな言葉で、どんな照明で、どんな時間に…

語り手がその描写をしっかりと頭に浮かべ、登場人物になりきることで、聞き手が語りの世界に入ってきます

 

教えてもらったことをさっそく実践。「雪おんな」を全員で語ってみました。

 

…む、難しい!!実際に読んでみると、神田さんがいかに一句一句に思いを込めているかが分かります。

声の緩急、話す速度や声色の高低、目線を変えるタイミングなど、緻密に計算されているのです

 

張り扇(おうぎ)も体験。響きのあるピシッ!という音を出すのにもコツがいります。

釈台(しゃくだい)に打ちつけるあの音には、話にメリハリをつけ、調子をとる効果があるのだと分かりました。

 

いよいよ「四谷怪談」をご披露いただきます。

照明を落として…何だか急にお部屋の温度が下がったようです。

結末も様々あるということでしたが、私自身も初めて聞くラストに鳥肌が立ちました

 

神田さんによると、1つの話を語るのに30冊ほどの本を読むそうです。

同じ物語でも決まった語り方がないため、講談師の個性を感じられるのも講談の面白さのひとつ

また「いかに惹きつけ楽しませるか」ということをポイントに、聞き手に合わせて言い回しや話の長さを変えているということでした。

 

私たちも、おもちゃや遊びをご案内する際には相手に合わせて見せ方やルールを変えるので、思わぬ共通点を発見して嬉しかったです。

受け取る側が自由に想像し、自分だけの世界を作れるところも似ている気がします

 

「四谷怪談から知る四谷の歴史」というテーマでお話しいただきましたが、神田さんから「伝える」ことの面白さを改めて教えていただくことができました!

皆さんも「遊びの案内人」として、多世代の人と交流できるおもちゃ学芸員の仲間になりませんか?

 

リリー

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