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東京に暮らす中国人が見た、リアルタイムのこの国のすべて・・・

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梅雨の季節・・・

2007-06-09 16:03:25 | 東京写真日記
 様々な色のアジサイが咲き競う六月、日本列島は徐々に梅雨の季節に入っていく。カラフルな傘が街を彩り始め、この季節特有の景観を作り出している。

 日本人は好奇心から「中国人はどうしてあまり傘をささないのですか?」と不思議そうな表情で聞くが、日本の昨年の雨傘輸入量が1億3300万本と史上最高を記録したというニュースを華人たちが聞いたなら、一人が複数の雨傘を持つ意味について彼らは多くの疑問を感じることだろう。

 ある単純な事実によって、この謎はあっさりと解ける。 JR が発表する電車や駅構内の忘れ物の統計によれば、毎年必ず雨傘がトップを占めて、他を遥かに引き離しているそうだ。車窓の景色がすばらしくて見とれてしまうのか、それとも車内の混雑が人を忘れっぽくさせるのか。いずれにしても駅の遺失物預かり所にはいつも膨大な数の引き取り手のない傘が堆積し、係員を悩ませている。

 電車に傘を忘れた?駅を出て雨が降っていたらどうするのだろう?――心配する必要はない。また買えばいいのだ。90%が中国から輸入されている透明ビニール傘の値段は、ますます安くなっているのだから。――雨傘輸入量の激増の主な原因は、こんなところにあったのである。

 だがもう一つ理由がある。それは、傘の機能の多元化だ。雨や日光を遮るだけでなく、ファッションも追求するようになったのである。原宿や銀座を歩く人々の傘について統計分析した調査によれば、原宿でビニール傘をさす人は60%、中国製ナイロン傘が30%で、1000円以上の傘はわずか10%だったが、銀座では状況が一変する。ビニール傘はわずか10%、中国製ナイロン傘が20%、無名メーカーの傘が30%、ブランドの傘は約40%だった!「歩く街に合わせた傘をさす」のは、意識の中で当然の基準になっており、二、三本の傘を所有するのも不思議ではないのだ。

 私はいつも思う。いつか中国でも一人平均二、三本の雨傘を所有するようになったら、地球の資源はどのぐらい残ることだろう。これが杞憂であって、梅雨の季節の幻影に過ぎないことを祈るばかりだ。

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