これは、ソニーマーケティングとソニー企業が、液晶テレビ「BRAVIA」のために三ヶ月間行う「Live Color Wall Project」である。6月27日から9月26日まで、ソニーの特設サイトで放映されているBRAVIAのCM映像から「スポイト」式のカーソルで好きな色を選んで、スクリーン上のソニービルの上に「滴下」すると、銀座の実際のソニービルの壁面のLEDがあっという間に選んだ色に変わるのだ。まさかと思われるなら、ネット上の、斜向かいの有楽町マリオンに設置されたカメラで実況中継されている映像で確認してみてほしい。
誰でも自由にソニービルの「壁面デザイナー」になれる時間帯は、この三ヶ月の毎日夜7時から11時までである。この時間以外はLEDが消えるため、利用することはできない。他の人が壁面の色を変えているときには、「NOW WAITING」という警告表示が現れるが、他には何の拘束もない。LED自体のRGBは約1670万色を表示できる。
ソニービルの壁面は2005年11月から、合計250個のLEDバックライトがイルミネーションとして採用されている。今回のアートイベントでは、このLEDバックライトを制御することで、壁面の色を変えることを可能にしている。ソニービルに採用されたLEDバックライトは、最大1670万色に対応し、一方特設サイトに採用されたスポイトツールも1670万色の識別が可能なので、この2点から、ユーザがソニービルの壁面で1670万色のアート表現を行うことが可能になっている。
「BRAVIA」は2005年秋に発売を開始して以来、今年で3年目を迎える。新しい「BRAVIA」は色の再現性を高めるために、「Live Color Creation」というソニーが独自に開発したバックライトシステムを採用している。今年も「色」をモチーフにプロモーションの展開を行っていくが、そのために今回の簡単でわかりやすい2.0アートイベントが企画されたというわけである。
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「Live Color Wall Project」公式サイト http://www.sony.jp/products/Consumer/bravia/ |