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被災地に声援を送ろう

2011-04-01 16:21:19 | 美:ファッション・イベント

毎年ファッションウィークに合わせて、神戸・三宮のセンター街で行われる三宮コレクションだが、今月20日に開催されたこのイベントは、東日本大震災の被災地を支援するために内容を変更した。モデルたちは三宮の町に出て、道行く人々に義援金や応援メッセージの記入を呼びかけた。三宮コレクションは、阪神淡路大震災の後、三宮と周辺の商業施設を活性化するために、現地の人々が協力し合って実現したものである。これまで三宮コレクションが行われるたびに、テレビによく登場するたくさんの有名モデルたちがショッピングセンターやセンター街で、華麗なファッションを身につけて、ショッピングやファッションショー鑑賞に訪れた人々の間を歩き、モデルと距離が近いショーのやり方がたいへん好評だった。しかし、今回の三宮コレクションでは、数日前に発生した東日本大震災によって、かつて同じように被災した経験を持つ神戸の人々の心が動かされ、Message from KOBEに神戸人の心を込めることとし、イベントの主旨を変更することになった。

当日、モデルたちはファッションを脱ぎ捨て、スタッフ用に用意されたTシャツを着て、手には「想いを届けます」というボードを持って、本来はファッションショーの舞台であったセンター街に颯爽と登場した。ファッションショーの司会をするはずだったDJの「U.K.」さんが、「神戸だからできることがたくさんあるんです。金額じゃないんです。皆さんの1円、10円、100円が被災者の皆さんの毛布や食料、水になるんです」と呼びかけた。募金をした人は、自由に書き込むことが出来るメッセージカードをもらい、カードは会場に設置された大型パネルに貼り付けられた。

16年前に発生した阪神淡路大震災では、6000名以上の人々が貴い命を失い、全国各地で長期にわたって募金活動の努力が続けられた。また、震災後の3ヶ月で117万人のボランティアが被災地に赴いた。そして世界各国からの心温まる言葉が、被災後の神戸の人々にとって大きな励ましとなった。今回集まったメッセージカードは、適切な時期を選んで被災地に送られる。今回のイベントは午後1時から5時まで、センター街の各所で行われ、集まった義援金は神戸新聞厚生事業団に渡された。

東日本大震災の被災面積と人数は、阪神淡路大震災を遥かに超え、被災地区に対する支援活動も長期化すると考えられる。救済はただのスローガンでもなく、一時の熱狂でもない。一人ひとりが自分のできることで努力すれば、被災地の復興のきざしはより早く訪れるに違いない。

(C)SANNOMIYA Collection (C)Shin's Diary

三宮コレクション http://3colle.net/

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2 コメント

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Unknown (SHIN)
2011-04-03 11:06:24
写真の(C)SANNOMIYA Collectionではないと思いますが。。。(^^;

でも、問題なしです。
本当にありがとうございます! (yy)
2011-04-06 13:45:27
SHIN様:追加表示をさせていただきました。ご理解をいただきまして、本当にありがとうございます!また宜しくお願いいたします。